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2008年5月18日(日)
井上陽一の活弁映画シリーズ2 「右門捕物帖 六番手柄(仁念寺奇談)」
今年1月に『祇園小唄絵日傘・第一話 舞の袖』と『血煙荒神山』でスタートした活弁映画シリーズの第2回。かつて無声映画は活弁を付して上映するのが常でしたが、現在ではその機会が極めて少なくなっています。活動弁士・井上陽一さんの熱弁をお楽しみに。
「右門捕物帖 六番手柄(仁念寺奇談)」
(東亜キネマ/1930/18コマ映写/80分)
監督:仁科熊彦
原作:佐々木味津三
脚色:山中貞雄
補筆:重政順
撮影:藤井春美
出演:嵐寛寿郎、頭山桂之助、尾上紋弥、原駒子、今成平九郎、鳴戸史郎、左衛門、橘右衛門、清川清、嵐寿之助、嵐寛枝、岡本正男
山中貞雄が脚本を書いたアラカン(嵐寛寿郎)の右門シリーズの名作。妖艶な原駒子の若き姿が懐かしい。字幕部分が削除されたプリントしか残っていないが、弁士の話術と和洋合奏の音楽が活動写真の魅力を存分に発揮するはずだ。

井上陽一(弁士)
1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。02年「OSAKA映像フェスティバル」で『雄呂血』、04年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』、最近では07年東京国際映画祭で『忠次旅日記』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。関西唯一の現役弁士である。

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