イベントEVENT
2009 1

井上陽一の活弁映画シリーズ3
2009年1月4日(日)
新春の映画はじめは、活弁映画シリーズの第3回。かつて無声映画は活弁を付して上映するのが常でしたが、現在ではその機会が極めて少なくなっています。活動弁士・井上陽一さんの熱弁をお楽しみに。
 

井上陽一(弁士)
いのうえよういち。1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。02年「OSAKA映像フェスティバル」で『雄呂血』、04年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』、08年には『実録忠臣蔵』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。関西唯一の現役弁士である。

御誂治郎吉格子おあつらえじろきちこうし
(1931/80分[18fps])
監督・脚本:伊藤大輔
撮影:唐澤弘光
出演:大河内傳次郎、伏見直江、伏見信子、山口佐喜雄、山本禮三郎、高勢實乗
伊藤大輔監督による大阪を舞台にした鼠小僧と女たちを描く恋愛時代劇の名作。大河内傳次郎、伏見直江、伏見信子といった大スターが競演し、撮影の名匠・唐澤弘光による見事なカメラワークなど、サイレント映画黄金時代の醍醐味が味わえる。あの有名な「忠次旅日記・三部曲」をはじめサイレント時代の伊藤大輔監督作品は全て失われていると思われていたので、このフィルムが発見された当時、伊藤大輔を師と仰ぐ加藤泰が大喜びしていたことが思い出される。
 

《料金》
一般1800円 学生・シニア1500円
会員1500円 学生会員・シニア会員1300円


震災体験を越えて パート2
『ダンシング・ウィズ・ライブズ』上映+トーク[震災が国境を越えた時]
2009年1月17日(土)アスタくにづか2番館106スペースにて
主催:新長田まちづくり株式会社(神戸映画資料館)
協力:大正筋商店街振興組合、コネクテッドアース
 ドキュメンタリー上映 
「ダンシング・ウィズ・ライブズ 命と舞いながら」
(2006リニューアル版/71分/カラー/ビデオプロジェクター上映)
監督・編集・プロデュース:横間恭子
オンライン編集:リック・ミラー
音声編集:ショーン・カープ
制作:コネクテッドアース
阪神淡路大震災で家族全員を失うという不幸を乗り越え、ニューヨークで強く生きる日本人ダンサーの10年を追ったドキュメンタリー。
ニューヨーク生活4年目を迎える神戸出身のダンサー陸代(むつよ)は、オフ・ブロードウェイ劇場でのモダン・ダンス公演のリハーサル中、阪神大震災の悲報を受け、家族の住む神戸へと急きょ帰国する。間もなく舞台に立つためにニューヨークに戻った陸代のために、仲間のアーティストたちがチャリティショーを催し、会場を埋めたニューヨーカーたちが陸代を元気づけようとエールを送る。そして、恋愛、結婚。その相手、ノーマンにはナチスの支配下を生き抜いてきたユダヤ人の両親がいた。芸術の大切さを教えてくれた母の言葉をかみしめながら、言葉を超えて分かり合える新しい家族に支えられ、陸代は強く朗らかに、人生の一コマ、一コマを生きていく。
 

 
 トーク [震災が国境を超えた時] 
ゲスト:横間恭子さん
 

横間恭子(ドキュメンタリー・メーカー、ライター、翻訳者)
よこまきょうこ。神戸生まれ。ニューヨークのビジネス誌の編集を経て、フリーランス・ライターとなる。雑誌の取材がきっかけで、映像に興味を持ち、ドキュメンタリー番組の制作を補助する傍ら、自主作品の制作にあたっている。結婚を機に移り住んだトルコで、1999年大地震を経験。現在はカナダ在住。

 会場のご案内 
アスタくにづか2番館106スペース
神戸市長田区腕塚町6丁目1番
※国道2号線(または高速高架)と大正筋商店街(たいしょうすじ しょうてんがい)の交差点から南へ徒歩1分
※2番館1階の角地。シューズショップ「アカシヤ」隣
 
 
 
 
 
[関連イベント] 震災体験を越えて パート1 『with・・・若き女性美術作家の生涯』上映
[関連サイト] 公式サイト http://dancingwithlives.com/


インディペンデント・ムーヴィーの作り方 ゲストトーク+合評会
2009年1月24日(土)
デジタル・ムービーカメラとパソコンさえあれば誰でも明日から映画監督になれるって?世の中そんなに甘かったろうか?気軽に製作を始めてしまえば意外にも形にはなってしまう。それをちょっとしたコンテストに出して、その上、友人などが誉めたりしてしまえば、大きな勘違いが始まる。しかし、そんな甘い話はない。さてここからが勝負だ。「本気で映画を撮る」ためには覚悟が必要なのだ。あなたにその覚悟はあるのだろうか?
主催:神戸プラネット
協力:PLANET+1月イチ金曜会
 トーク  無料 ※同特集上映の半券をご提示ください
ゲスト:富岡邦彦(プロデューサー/PLANET+1代表)・唐津正樹(「赤い束縛」監督・脚本)
 合評会  無料 出品料1500円(下の応募要領をご覧ください) 受付終了しました
あなたの作った映像作品を、ゲスト講師と観客が劇場スクリーンで共に観て、合評します。
制作仲間や友人からでは得られない言葉を聞くことができるでしょう。出品者同士の意見交換からも、大きな刺激を受けることができるはずです。
招待作品として、大阪のPLANET+1が運営する「月イチ金曜会」で制作中の14本の短編の中から、唐津正樹監督がセレクトする1作品と、唐津監督の最新短編を上映します。
 

合評会 応募要領
 募集作品 
10分以下のオリジナル作品。
10分以上の作品の場合、部分を上映します。
 
 応募方法 

合評会 出品申込書

こちらから出品申込書(PDFファイル)をダウンロード・プリントし、必要事項をご記入の上、作品と一緒に、神戸映画資料館に郵送、あるいはご持参(要事前の電話連絡)ください。
【1】ビデオの場合、DVD、miniDV、DVcamいずれかのフォーマットにコピーしたものをお送りください。
8ミリのフィルム作品は、上記のビデオフォーマットにコピーしたものをお送りください。
【2】返却は、合評会終了後に手渡しで行います。
【3】合評会に参加できない方は応募できません(やむをえない理由で欠席の場合、着払いで返送いたします)
【4】応募多数の場合、主催者が合評作品を選ぶことがあります。この公募の目的は、作品の優劣をつけるのではなく、合評することですので、選択に際しては作品の完成度よりも可能性を重視し、賛否が分かれるような作品を選ぶことがあります。あらかじめご了承ください。
合評対象から外れた場合は事前にお知らせしますが、申込時の送料をご負担いただくことをご了承ください。
 
 送付先 
神戸映画資料館
兵庫県神戸市長田区腕塚町5丁目5番1
アスタくにづか1番館北棟2階
(郵便番号653-0036)
(電話番号078-754-8039)
交通アクセスはこちらをご覧下さい
 
 出品料  1500円 ※当日徴収
 締め切り  2009年1月19日必着

富岡邦彦(映画プロデューサー/映画祭ディレクター/PLANET+1代表)
とみおか くにひこ。黒沢清監督の脚本を担当、その後関西にて山下敦弘監督の作品を数本プロデュースし、現在は上映室PLANET+1を運営。海外のインディペンデント系映画祭のプログラムも担当。アジア圏でのインディペンデント映画のネットワークを拡げつつある。
 

唐津正樹(「赤い束縛」監督・脚本)
からつ まさき。大阪電気通信大学 在学時に大森一樹監督の研究室で映画を学ぶ。飾りのない鋭敏な感覚を観る者に突きつけると同時に叙情的なドラマで魅せる作風は「最近の若手では他にはない才能」と関係者からの支持も厚く、注目の若手作家として急浮上した。海外の映画祭でも上映された『赤い束縛』で注目される関西映画界のホープ。

[関連特集上映] [インディペンデント・ムーヴィーの作り方](特集上映は1/24土・1/25日です)


コミットメンツ・オブ・『堀川中立売』 in 神戸
 〜柴田剛監督新作映画制作スタート集会〜

2009年1月31日(土) 18:30〜
『おそいひと』で世界に衝撃を与えたシマフィルム×柴田剛監督が、京都を舞台に新たな劇場公開用映画の制作を開始する。タイトルは『堀川中立売』。
現代の京都で生きる人々と”異形の者”とのバトルを映画化するこの企画が制作スタートする時点から参加できる機会です。
12月に京都で行われたこのイベントが、なんと神戸でも開催!
キャスト出演希望、スタッフ参加希望、何か気になるだけなんだけど…等々なんでもOK。
これからはじまる映画にコミットメント!
¥1,000(1drink込)
 『堀川中立売』企画プレゼン  
by
柴田剛(監督)
志摩俊樹(プロデューサー/シマフィルム代表)
ほかスタッフ予定。
…プロデューサーと監督が企画プレゼンをします。これから制作する映画は、いったいどんな物語?どんな世界設定?そして、何を目指すのか?
演出プランやキャスティング・イメージ、舞台となる場所について、まだ見ぬイメージについて…
「world’s end girlfriend」や「あらかじめ決められた恋人たちへ」「ジッタリン・ジン」を起用してきた柴田剛は、今回どんな音楽を召還するのか?
本企画の発端から制作→完成、そして国内だけでなく世界規模で広がりつつある上映展開など、『おそいひと』で世界14ヶ国を巡回したシマフィルム×柴田剛の戦略とはいかに!?
 公開オーディション  
…「とにかくいろんなモノを画面に出したい」と語る監督。
「安部●明のよりしろとして主人公たちが妖怪とたたかう」という企画設定を斬新なビジョンにするため、「役者」に限定せずバラエティ豊かなキャストを募集。特技のある人、見た目スゴい人など大募集。いざ、名乗りを上げろ!
 交流タイム  
…プロデューサー、監督、スタッフ・キャストと飲みながら交流。
「こんなアイデアはどうか?」など、あなたの意見が映画がさらに面白くするかもしれない!
 
[関連特集上映] [「おそいひと」ロードショー](1/24土〜2/1日)
[インディペンデント・ムーヴィーの作り方](特集上映は1/24土・1/25日です)


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※内容は予告無く変更する場合があります。