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2009 6

井上陽一の活弁映画シリーズ5
6月28日(日)
毎回盛況裡に御好評を戴いている弁士・井上陽一氏による活弁映画も回を重ねて今回は、お馴染み「水戸黄門」を大河内伝次郎が演じる時代劇の秀作が登場。
脚本は今年生誕100年にあたる山中貞雄、そのユーモア溢れる筋運びと若き日の荒井良平演出をご高覧のほど願います。
 

井上陽一(弁士)
いのうえよういち。1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。02年「OSAKA映像フェスティバル」で『雄呂血』、04年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』、08年には『実録忠臣蔵』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。関西唯一の現役弁士である。

「水戸黄門 来国次の巻」
(1934/61分[16fps]/ 16mm)
監督:荒井良平 脚本:山中貞雄 原作:大仏次郎 撮影:竹村康和 
出演:大河内伝次郎、沢村国太郎、市川百々之助、鳥羽陽之助、伊村利江子
この「水戸黄門」は第一編「来国次の巻」、第二編「密書の巻」、完結編「血刃の巻」の三作品として封切られたが、上映するプリントは「光圀と来国次」と改題されたもので、第一編「来国次の巻」を中心にまとめられている。物語はご存じ光圀公が助さん格さんを従え道中の途中、愛刀の来国次を盗まれたことから話は展開し、陰謀事件の密書をめぐる話に移行する。光圀役の大河内伝次郎の他、助さんを沢村国太郎が、格さんを市川百々之助が演じ、チャンバラ場面も豊富で和洋合奏と活弁が場面を盛り上げることは間違いない。 
 
 

《料金》
一般1800円 学生・シニア1500円
会員1500円 学生会員・シニア会員1300円


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※内容は予告無く変更する場合があります。