イベントEVENT
2014 3

[貸館]大学・地域・連携シンポジウム
映像、アマチュア、アーカイヴ[二日目]
映像というモノと、地域をアーカイヴする
2014年3月2日(日)11:00〜(終了予定19:00)

第一部 11:00~12:00
関連上映

「神戸映像アーカイブプロジェクト」(実施:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会)による調査で新たに見つかった貴重なフィルムを上映する。(フィルム上映)
 
第二部 13:00〜14:30
神戸映画資料館所蔵資料のアーカイヴィングの試みと成果

*板倉史明(神戸大学):本プロジェクトの成果報告と今後の課題
*大崎智史(神戸大学人文学研究科博士課程前期):神戸映画資料館所蔵資料の整理と活用の可能性
*近藤和都(東京大学大学院学際情報学府修士課程):
「映画館プログラム」のデジタルアーカイヴ化と研究活用の可能性(仮)
*松尾好洋・柴田幹太(株式会社IMAGICAウェスト):簡易フィルム検査装置「手テレ」の開発
*北浦寛之(国際日本文化研究センター):興行からみた日本映画の黄金期から斜陽期(仮)
 
第三部 14:45〜16:45
神戸、地域からみえるもの、そして映像がつなげるもの

コーディネーター:水島久光(東海大学)
上映予定作品:濱口竜介監督による神戸人インタビュー2、神戸映画資料館所蔵の9.5mm映像、ほか
登壇者:濱口竜介(映画作家)、松本篤(NPO法人記録と表現とメディアのための組織 [remo])
 
第四部 17:00〜18:30
上映:映像作家・森紅の9.5mm作品

神戸大学地域連携事業「映像を媒介とした大学とアーカイブの地域連携」と、「神戸映像アーカイブプロジェクト」は、神戸映画資料館が収蔵する9.5mmフィルムの調査を共同で行っている。今回新たに「再発見」されデジタル化された伝説の映像作家・森紅の作品を厳選して上映する。(DV上映)
 
 会 場 
神戸映画資料館

 
 共 催 
神戸大学地域連携事業「映像を媒介とした大学とアーカイブの地域連携」、
新潟大学人文学部、京都大学研究資源アーカイブ、神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会「平成26年度 まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業」
 

《参加費》 無料

[参考] 
3月1日(土) 13:00〜18:50
大学・地域・連携シンポジウム
映像、アマチュア、アーカイヴ[一日目]
映像が生み出すもの──アマチュアとアーカイヴ、そして……
 会場:神戸大学瀧川記念会館大会議室
→チラシ(表)をダウンロード →チラシ(裏)をダウンロード


クラシックコメディの素晴らしい世界をみんなで楽しむ会
第7講コメディ学入門 バスター・キートン入門
2014年3月8日(土)16:30〜(終了予定18:30)
クラシック喜劇マニアで作家のいいをじゅんこが、ひと組の喜劇王にテーマをしぼり、みどころ、歴史、笑いのツボなどを楽しく紹介します。レッツ温故知新!
今回のテーマは
「バスター・キートン入門」
チャップリン、ロイドとならぶ三大喜劇王のひとり、バスター・キートン。彼は1895年、映画誕生とおなじ年にうまれた。旅芸人の両親とともに、3歳で初舞台をふみ、たちまちスターになる。
 
成長したキートンは、ニューヨークの街角で、当時のスーパースターコメディアン、ロスコー・アーバックルと出会う。「ワンシーンだけ映画に出てくれよ」キートンは気負いもなく、キャメラの前に立つ。小麦粉のつまった袋がとんできて、顔面を直撃し、高く飛んで、すっころぶ。一発OK、NGなし。その瞬間、キートンは、映画のすべてと恋に落ちた。
 
けっして笑わない無表情。ひらべったい帽子。並外れた身体能力。キートンを特徴づけるすべては、もうそこにあった。キートンは、ほとんど本能的に「映画」を理解した。そして、めくるめくサイレント喜劇傑作群を監督し、主演してゆく。
 
時に実験的で、ペーソスを徹底的に否定するキートンの映画は、同時代にはしばしば批判された。キートンのせいではない。時代がキートンに追いついていなかっただけだ、「天才」にはよくあるように。
 
オーソン・ウェルズは、キートンの代表作『大列車追跡』(1926)をこう評した。「映画史上もっとも美しい作品だ。(同じ南北戦争を題材にした)『風と共に去りぬ』の100倍も美しい」。いま、キートンは、もっとも偉大な映画作家のひとりと言われている。フィジカルコメディを芸術の域にたかめた天才であると。だが、そう言われるたび、晩年のキートンは、こうつぶやいたものだ。
 
「だぶだぶズボンにおかしな帽子の男が、天才なんかであるわけがないさ・・・」
 
キートン人気は、日本でも非常に高いが、その生涯や作品についてきちんと語られることは、まだすくない。今回の講座では、キートンの基礎知識をおさえつつ、サイレント時代を中心に、時空をこえたキートンのおもしろさを徹底紹介したい。
 

 
 共 催 
「サイレント喜劇のすばらしき世界(The Wonderful World of Silent Comedy and more)」(運営:いいをじゅんこ)、神戸映画資料館
 
 

《参加費》 1000円
*予約受付中
eyanfire@gmail.com まで、参加者様のお名前・ご連絡先(メールアドレスまたはお電話番号)をお知らせください。


刊行記念イベント『なぜ哲学するのか?』
ジャン=フランソワ・リオタール著『なぜ哲学するのか?』(松葉祥一訳、法政大学出版局、叢書ウニベルシタス1001)
2014年3月15日(土)16:00〜(終了予定18:00)

フランス現代思想家の中でも特に、哲学、政治、経済、美学など多方面にわたる理論的・実践的活動で広く知られるリオタールが、大学教養課程の学生を対象に行った〈哲学入門〉講義が、50年の時を経て蘇る! その翻訳書の刊行を記念し、訳者である松葉祥一氏が丹生谷貴志氏とリオタールの仕事を中心に〈現代思想〉の真髄を語り合う。〈哲学する〉という実践から、映画を〈する〉ことまで、〈何かをすること〉に真摯に応答するトーク・セッション。
 

松葉祥一
神戸市看護大学教授。メルロ=ポンティをはじめとする哲学思想研究と同時に、身体論、社会共同体論、臨床医学といった領域での実践を通して様々な社会問題の現場とも積極的に関わる。著書に、『哲学的なものと政治的なもの:開かれた現象学のために』(青土社)、『ナースのための実践論文講座』(人文書院)など。翻訳書に、ジョナサン・コール『スティル・ライヴズ』(法政大学出版局、共監訳)、タハール・ベン・ジェルーン『娘に語る人種差別』(青土社)、ジャック・デリダ『友愛のポリティックス』(みすず書房、共訳)などがある。
 
丹生谷貴志
神戸市外国語大学教授。思想、映画、文学と幅広い分野で批評活動を行う。著書に『〈真理〉への勇気:現代作家たちの闘いの轟き』『ドゥルーズ・映画・フーコー』(青土社)、『死体は窓から投げ捨てよ』、『死者の挨拶で夜がはじまる』、『家事と城砦』、(河出書房新社)など。翻訳書に、ジャン・ルイ・シェフェール『映画を見に行く普通の男 映画の夜と戦争』(現代思潮新社)などがある。

共催:神戸映画資料館、法政大学出版局
 
[関連記事]
ウェブ・スペシャル:「なぜ哲学するのか?」松葉祥一インタビュー

《参加費》 500円


大西鉄雄 個展
私の自慢話 展

2014年2月18日(火)〜3月17日(月)[水・木 休み]
 会場:新長田ギャラリー(神戸映画資料館すぐ横)

  
 主催・問い合わせ  神戸プラネット(神戸映画資料館)info@kobe-eiga.net

 企 画  椿崎和生、神戸プラネット

 協 力  新長田まちづくり(株)


[貸館]
講演:フリードリヒ・エルムレルとソ連無声映画の黄金時代(1925-1930)
2014年3月22日(土)15:40〜
講師:マクシム・パヴロフ 国立中央映画博物館(Museum of Сinema, Moscow) 副館長
司会:楯岡求美(神戸大学・ロシア演劇) 通訳:西田容子
 
1920年代のレニングラード映画界の巨匠たち(フリードリヒ・エルムレル、グリゴーリー・コージンツェフ、レオニード・トラウベルク、セルゲイ・ユトケヴィッチ)の活動について。
彼らの創作活動の概観と当時の映画言語分野における彼らの美学の追及、ソ連・世界映画において彼らが果たした役割とその位置について。
 
主催:国際交流基金 
共催:神戸大学大学院国際文化学研究科 メディア文化研究センター
  

マキシム・パヴロフ Павлов Максим Игоревич
国立中央映画博物館(Museum of Сinema, Moscow) 副館長
1972年モスクワ生まれ。国際エイゼンシュテインセンター財団及びミハイル・プロホロフ文化財団のノリリスク・シネマライブラリー共同プロジェクトのキュレーターを経て、2006年より現職。

 

《参加費》 無料

[関連企画] [ロシア・ソヴィエト映画 連続上映 第8回 サイレント黄金時代とエルムレル]


これまでのイベント|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。