イベントEVENT
2014 10

 

 

kanai01「KOBEデザインの日」記念イベント2014
親密さから生まれるデザイン
──金井美恵子と金井久美子の本づくり

作家・金井美恵子と画家・金井久美子姉妹の共同の仕事から、「親密さから生まれるデザイン」ということを考える。「展示」「トーク」「映画上映」の三つで構成された贅沢な企画。

 

[展示]
2014年10月3日(金)〜14日(火)
[水・木休み]

金井久美子作のオブジェ3点に加え、作品の写真パネルを展示。
併せて久美子さんが装幀や装画でたずさわった美恵子さんの著作を揃えました。実際に手にとってご覧下さい。

 

[トーク]
2014年10月11日(土)
第一部 13:30〜14:30 「本」という「モノ」づくり
第二部 16:35〜17:35 本と映画の楽しみ

ゲスト 金井美恵子、金井久美子
聞き手 丹生谷貴志

金井美恵子
小説家。1947年、高崎市生まれ。小説に「岸辺のない海」、「プラトン的恋愛」(泉鏡花文学賞)、「タマや」(女流文学賞)、「恋愛太平記」、「噂の娘」、「快適生活研究」ほか、エッセイに「遊興一匹、迷い猫あずかってます」、「愉しみはTVの彼方に」、「待つこと、忘れること?」、「スクラップ・ギャラリー 切りぬき美術館」、「目白雑録」(1、2)ほか多数。今年、「金井美恵子エッセイ・コレクション[1964-2013]」(平凡社)全4巻が完結。9月下旬に最新小説「お勝手太平記」(文藝春秋)を発表予定。
金井久美子
画家。1945年、北京生まれ。著書に「ノミ、サーカスヘゆく」、「待つこと、忘れること?」、「ネコのしんのすけ」ほか。青山ブックセンター(02年)、アートスペース美蕾樹(03年)、中京大学アートギャラリーCスクェア/ギャラリー椿(グループ展「封印された星、瀧口修造と日本のアーティスト達」05-06年)、村越画廊(07、11、13年)にて個展開催。
丹生谷貴志
神戸市外国語大学教授。東京藝術大学大学院美術研究科西洋美術史修了。思想、映画、文学と幅広い分野で批評活動を行う。著書に「〈真理〉への勇気:現代作家たちの闘いの轟き」、「ドゥルーズ・映画・フーコー」、「死体は窓から投げ捨てよ」、「死者の挨拶で夜がはじまる」など。翻訳書に、ジャン・ルイ・シェフェール「映画を見に行く普通の男 映画の夜と戦争」などがある。

 

[上映]
2014年10月11日(土)〜13日(月・祝)
「牝犬」
La Chienne
(フランス/1931/95分/35mm)
フィルム提供:東京国立近代美術館フィルムセンター
監督・脚本:ジャン・ルノワール 原作:ジョルジュ・ド・ラ・フーシャルディエール 撮影:セオドア・スパークル
出演:ミシェル・シモン、ジャニー・マレーズ、ジョルジュ・フラマン
真面目な銀行員が娼婦を愛したことから運命を狂わせる。ルノワールのトーキー時代の到来を告げる代表作。

すくなくともルノワールの映画と出あうことはなかったら、『柔らかい土をふんで、』という小説を書くことはなかったと確信をもって言える。
──金井美恵子(「金井美恵子エッセイ・コレクション[1964-2013]4 映画、柔らかい肌。映画にさわる」より)

*12日(日)・13(月・祝)のみ参考上映(103分/35mm)あり

《参加費》
展示:無料 トーク:無料(要予約) 映画鑑賞:1000円(参考上映は無料)
*トークのご予約(受付は終了しました)

後援:神戸市
協力:株式会社カネマツ、村越画廊、株式会社平凡社、株式会社文藝春秋、東京国立近代美術館フィルムセンター


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※内容は予告無く変更する場合があります。