「神戸の映画」大探索

「神戸の映画・大探索」
神戸映画史・外伝
2017年2月26日(日)外伝1 3月5日(日)外伝2

神戸の映画史を開拓するプロジェクトの成果報告と関連映画上映会を2週連続で実施する。1日目は、2015年から2016年に渡って『神戸新聞』で連載された「キネマコウベ」の執筆者によるトークと、連載で取り上げられた団徳麿主演の珍しい映画を上映するほか、1980年代に関西における“特撮映画のメッカ”として君臨した伊丹グリーン劇場に関する調査報告が行われる。2日目は、サイレント映画からトーキー映画への過渡期に全国で発生した活動弁士と伴奏音楽学士たちによる労働争議に注目した神戸映画史の開拓と、神戸で1970年代に展開した自主映画上映の歴史を跡付ける研究報告と関連映画上映。

板倉史明(神戸大学准教授/神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会委員)

 

2月26日(日)
神戸映画史・外伝1
 [参加無料]
yajyo0113:30~ 「キネマコウベ こぼればなし」
田中真治(神戸新聞文化部記者)[予定]
日本映画史は1896年11月の神港倶楽部でのキネトスコープ公開に始まります。「キネマコウベ」は映画上陸120年にちなんだ地域映画史の試み。協力を仰いだ神戸映画資料館のフィルムや資料からは「本庄商会」「中島映画」「野田商会映画部」など先行書にはない新たな発見がありました。とはいえ、分かったことはごく一部。参加者からの情報や意見をいただくことで、今後の研究の足がかりになればと期待しています。

14:10~ 参考上映
『野情』
(1928年/31分[16fps]/サイレント/16mm)
監督:後藤秋声 出演:団徳麿、原駒子

15:00~ 「伊丹グリーン劇場と関西の特撮文化」
板倉史明(神戸大学准教授)
本発表では、1980年代の関西における“特撮のメッカ”として、特撮映画のオールナイト上映会やアマチュアによる特撮8ミリ映画コンテスト「グリーンリボン賞」が開催されていた伊丹グリーン劇場(兵庫県伊丹市)の歴史に注目し、そこに集った特撮ファンたちの文化について、残された資料や関係者への聞き取り調査にもとづきながら読み解いてゆきます。

15:30~ 参考上映
『おらあカッパだ』
(1968年/30分/16mm)
製作・特撮監督:大橋史典 監督・脚本:八束 基 制作:日米特撮映画
出演:保積ペペ、明石潮、仁礼功太郎

 

3月5日(日)
神戸映画史・外伝2
 [参加無料/特別上映を除く]
13:30~ 「1930年代前半における神戸および関西の弁士争議」
吉原大志(歴史資料ネットワーク事務局長)
1930年代、日本の映画がサイレントからトーキーへ移り変わるなかで、映画館で働く人たちが労働争議を起こしました。各地の映画館がこの争議の舞台となり、弁士や楽士だけでなく女性従業員も参加した幅広いたたかいでした。神戸の事例を中心に、トーキー反対争議を通じて、人々が働く場としての映画館について、歴史のなかから考えます。

14:10~ 参考上映
nonki01『ノンキなトウサン竜宮参り(夢の浦島)』
(1925年/10分/35mm)監督:木村白山 解説:牧野周一
なまけ者のノンキなトウサンが、夢で海中のカフェー竜宮館で遊び、みやげに貰った玉手箱から出てきた鬼におどろかされ働き者になるというアニメーション。本来はサイレントだが、1942年に牧野周一の解説を入れたトーキー版。

『海魔陸を行く』
(1950年/53分/35mm)監督:伊賀山正徳 解説:徳川無声
漁師に生け捕られた蛸が酢蛸にされる直前に蛸壺から脱出し、さまざまな天敵に遭遇しながらも故郷の海をめざすという荒唐無稽な実写映画。無声映画弁士として有名な徳川夢声が蛸の声を担当している。

15:30~ 「1970年代の神戸および関西の自主上映」
田中晋平(神戸映画保存ネットワーク客員研究員)
1970年代には、日本の映画産業が斜陽化するなか、全国で自主映画や自主上映の活動が隆盛します。神戸では70年代前半から、映画監督の大森一樹や漫画評論家の村上知彦なども参加した〈グループ無国籍〉が、主に新開地の福原国際東映で、多くのプログラムピクチュアのオールナイト上映を行いました。今回は、グループ無国籍による鈴木清順監督の特集でもとり上げられた『関東無宿』の上映に合わせ、当時の自主上映の文化についてお話します。

kantomusyuku01特別上映[参加費:500円]
16:15~ 追加上映 18:15~
『関東無宿』
(1963年/93分/35mm)日活
監督:鈴木清順 原作:平林たい子 脚本:八木保太郎
撮影:峰重義 美術:木村威夫
出演:小林旭、松原智恵子、平田大三郎、伊藤弘子、中原早苗、伊藤雄之助
後に『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』を監督する鈴木清順が日活で手がけた異色の任侠映画。

 
会場:神戸映画資料館
主催:神戸大学地域連携事業「映像を媒介とした大学とアーカイブの地域連携」(代表者:板倉史明)、神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会

神戸市 平成28年度まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業


seishyunnokaze01「神戸の映画・大探索」
35mmフィルム映画祭 参加プログラム
映画『青春の風』上映会
2017年2月18日(土)・19日(日)

「神戸の映画・大探索」プロジェクトでは、神戸に関連する映画の情報を収集、上映しています。今回は神戸の街を舞台にした吉永小百合主演作品『青春の風』。当時の神戸の若者のファッションについてのトークも行います。

 

[上映]2月18日(土)・19日(日)13:30〜
「青春の風」
(1968/83分/35mm)日活
監督:西村昭五郎 原作:京都伸夫 脚本:才賀明
撮影:姫田真佐久 音楽:林光 美術:横尾嘉良
出演:吉永小百合、浜田光夫、和泉雅子、杉良太郎、川地民夫、山本陽子

ⓒ日活

ⓒ日活

神戸の女子短期大学を卒業した光子(吉永小百合)は卒業後、小豆島で家族とのどかに暮らしていたが神戸で仕事の口が見つかったのをきっかけに戻ってくる。神戸を舞台にした恋と友情の青春物語。三宮地下街(さんちかタウン)などでロケーション撮影されており、1960年代後期の神戸の空気が伝わってくる作品。

 

 

 

 

 

[トーク]2月18日(土)15:15〜16:00
「映画に見る神戸のファッション」
浜田久仁雄
(神戸ファッション美術館学芸員)

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ⓒ日活

ⓒ日活

ⓒ日活

《参加費》500円(18日はトーク付き)
*開演1時間前の12:30より整理番号付きチケットを発売します。
《会場》神戸映画資料館

主催:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成」


「神戸の映画・大探索」
山本二三氏トークショー と 映画「火垂るの墓」上映会
2016年8月26日(金)13:30〜16:30
会場:ふたば学舎 三階 講堂

©野坂昭如/新潮社,1988

©野坂昭如/新潮社,1988

山本二三s山本二三(やまもとにぞう)
1953年6月27日生まれ。長崎県五島市出身。子どもの頃から絵が得意だった山本は、岐阜県県立大垣工業高校で建築を学び、美術系専門学校在学中にアニメーションの美術スタジオに勤務しました。その後、テレビアニメーション「未来少年コナン」(1978)で自身初の美術監督を務め、以降、「天空の城 ラピュタ」(1986)、「火垂るの墓」(1988)、「もののけ姫」(1997)など、美術監督として数々の名作に携わりました。

 

第1部 13:30〜14:15
山本二三氏トークショー

映画「火垂るの墓」で美術監督をつとめた山本二三氏をお招きして、制作秘話などをお話しいただきます。
聞き手:松下麻理(神戸フイルムオフィス代表)

 

第2部 14:30〜16:00
「火垂るの墓」上映会

(1988年/ 88分/16mmフィルム上映/アニメーション)
監督・脚本:高畑勲 原作:野坂昭如 美術監督:山本二三
制作:スタジオジブリ 製作:新潮社
太平洋戦争末期の神戸。14歳の清太と4歳の節子の兄妹は空襲で母親を亡くし、家を焼け出される。路頭に迷った兄妹は西宮の親戚の家へ身を寄せるが、そこでも居場所がなくなり二人は防空壕の中で暮らし始める…。

上映会終了後 書籍販売とサイン会
*「山本二三展」図録がサインの対象となります。

 

《参加費》無料
開催当日正午よりふたば学舎三階講堂前にて整理券を配布します。先着250名。

主催:ふたば学舎、神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成」

 
[関連情報]
日本のアニメーション美術の創造者
「山本二三展 リターンズ」
~天空の城ラピュタ、火垂るの墓、もののけ姫、時をかける少女~
会場:神戸ゆかりの美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)
会期:7月16日(土)~9月4日(日)
*月曜日休館[但し、7月18日(月)は開館、19日(火)は休館)]


「神戸の映画」大探索

ホームムービーに記録された神戸
神戸映画資料館所蔵フィルムより

舞子の浜

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昭和の初め1930年代初頭に撮影された舞子の浜。白砂青松の浜が続いていた阪神間の海岸を想起する風景で、沖合には帆掛け船が往き交い石積みの突堤では人々が魚釣りを楽しんでいる。浜辺では男児と女児が父母と戯れ、日本髪姿のお手伝いさんが見守っている。幸せそうな一家の心温まる記録である。撮影者不詳。

 

六甲登山

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場所は定かではないが阪急沿線の川岸に集合し、六甲登山をした様子を記録したフィルム。池の畔では楽しげに昼食宴会。フィルムの製造年(1934年)と川岸の標識から推測すると1936(昭和11)年10月29日の神戸沖で行われた特別大演習観艦式(艦艇100隻、飛行機100機)を見るための登山かもしれない。「舞子の浜」と同じロールに繋がれているので同じ撮影者と思われるが詳細不明。

 

須磨別荘、明石沖帆船

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須磨の別荘地開発は住友家第15代当主・住友友純が1893(明治26)年、海辺の約1300坪の土地に別荘を建てたのが草分けとなり、風光明媚で温暖な土地を愛した華族や財界人により次々に別荘が建てられ始めた。住友別邸の他にも大谷光瑞の月見山別邸、九鬼隆輝(旧三田藩主)、藤田伝三郎(実業家)、辰馬悦蔵(酒造業)、松方幸次郎(神戸新聞社)、滝井弁三(マッチ業)など多数の別荘があった。このフィルムの別荘は特定できないが、富裕層の暮らしぶりが描かれた記録となっている。彼方に淡路島を望む海浜からは沖合を通る帆掛け船が見える。撮影者不詳。

 

神戸中山手天主堂

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中山手カトリック教会は、明治3年に居留地に誕生した神戸最古の教会が1923(大正12)年に中山手に移転したもので、神戸最大の聖堂を誇っていた。聖堂は1945(昭和20)年に空襲で全焼、その後、再建されたが阪神淡路大地震で半壊となり取り壊された。現在その地はカトリック神戸中央教会となっている。1929年撮影とフィルム缶に書かれているので、その情報が正しければ聖堂新築後6年目の様子で、西洋文化あふれる教会だったことが分かる。テニスでトロフィーを手にする風景も写っている。撮影者不詳。

 

楠公六百年祭と旧坂倉商店業務状況

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1935(昭和10)年5月は大楠公が湊川合戦で戦死してから600年、5月24日から26日の3日間、湊川神社では楠公祭が盛大に行なわれた。武者行列は南北朝当時の衣裳や武具などが出来るだけ往時そのままに新調整備され、総勢三千余名の大行列、沿道の人出五十万人と云われている。満州国建国から3年目、天皇崇拝が次第に強まる中、楠公さんを代表する神社への崇敬の姿を読み取ることができる。その後に1924年磯辺通に創業の坂倉商店(現在は大阪のサカクラ株式会社)の業務状況が写し出されている。撮影者は不詳だがフィルムの箱には現像発注者として坂倉と記載されている。

 

六甲山生活

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1931年製のフィルムで撮影されKAZUO YUKAWA名で現像された六甲山生活の様子。写されている「六甲登山ロープウェイ」は阪急系列の六甲登山架空索道株式会社によって1931(昭和6)年に建設され、戦時体制による鉄材供出のため1944(昭和19)年に廃止された幻のロープウェイ。翌1932(昭和7)年に阪神電気鉄道系列の六甲越有馬鉄道によって六甲ケーブル線が建設され、阪急と阪神が六甲山で競っていた時代の貴重な記録である。子供が上る四角錐のシンボルは山頂のようにも見えるが確認できなかった。撮影者不詳。

 

神戸スケート会発会式 スケート大会

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冒頭のタイトルに「神戸スケート会発会式 スケート大会 於神戸アイススケート場 9.4.8.」と出る。新開地の聚楽館4階に神戸アイススケート場が開業したのは資料によると1934(昭和9)年12月20日なので、撮影日の4月8日は開業以前ということになる。新開地本通の松本座、菊水館、朝日館の向かい側奥にあったアイススケート場(故・三船清氏作成の「神戸・湊川新開地とその周辺復元図」参照)かもしれないが、1933年から改築に入った聚楽館での開業前の催しの可能性もある。撮影者不詳。

 

神戸みなとの祭

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第1回みなとの祭が開催されたのは昭和8年。アメリカ・ポートランドのローズフェスティバルにヒントを得て市民創造型の新しいタイプの祭りとして始まった。みなとの女王の戴冠式、国際大行進、市電の軌道上を運行した花電車、懐古行列、市内の電飾などが行われ市民に親しまれた。当時の神戸市役所(現在の中央区橘通1丁目弁護士会館のある場所)の前が写るなど珍しい風景を捉えている。イルミネーションにあるO.S.K.は大阪商船(O.S.K.LINE/現在の商船三井)の広告である。撮影者不詳。

 

神戸港 若御主人様御帰郷

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インドから神戸へランプラ号で帰国した若主人を出迎える情景を記録したもの。1936(昭和11)年2月、マッチ産業で成功した播磨隆三郎が撮影。最近、神戸映画資料館に遺族から寄贈された多数のフィルムの中の一本。寄贈フィルムの多くはマッチ工場のあったインドや、エジプト、ヨーロッパ、アメリカなど海外旅行の記録だが、須磨の滝川弁三邸庭園での宴会の様子も含まれている。

 

事業主体:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成」


「神戸の映画」大探索

〈「神戸の映画」大探索〉は、神戸の街が登場する映画を、古いものから最近のもの、劇映画から記録映画、個人映画、ホームムービーにいたるまで、時代とジャンルを超えて探索するプロジェクトです。

みなさんからお寄せいただいた情報により、新たな「神戸の映画」が見つかりました。
以下に、「神戸の映画」リスト(劇映画篇)として公開いたします。

プロジェクトでは引き続き情報を求めています。
映画のタイトルのほか、舞台の場所、撮影された場所、その映画にまつわる思い出などをメール(info@kobe-eiga.net)や、ツイッターのハッシュタグ( #神戸の映画 )でお知らせください。

 

「神戸の映画」リスト(劇映画篇)[2016年3月31日/暫定版]

題名赤字:特に神戸度が高い作品
:今回、新たにリストに加わった作品
*:「神戸とシネマの一世紀」(1998年/編者:神戸100年映画祭実行委員会、神戸映画サークル協議会/神戸新聞総合出版センター)所収資料「兵庫県ゆかりの映画」より

一部、検証が十分でない作品があります。お気づきの点などありましたら、情報をお寄せください。

題名 公開 監督 出演者 舞台設定 撮影場所
火華 1922 衣笠貞之助
佐渡の若竹 1923 マキノ省三
大活劇 爭鬪 1924 金森万象 高木新平 旧居留地
由利刑事 1924 松本英一 松本泰輔、高堂国典
奇蹟 1925 仁科熊彦 市川小文治
武士道 1925 H・K・ハイランド 姫路城
黄金の弾丸 1927 印南弘 宮島健一 旧居留地/神戸港
闇の手品 1927 鈴木重吉
怪傑岩見重太郎 1927 唐沢弘光 明石緑郎
正義の使者 1927 田坂具隆 神戸鉄鋼、播磨造船
神戸行進曲 1930 印南弘
七つの海 處女篇[前編] 1931 清水宏
港の日本娘 1933 清水宏
霧笛 1934 村田實
日本晴れ 1934? 村上潤
海の大将軍 1937 児井英男 羅門光三郎
蒼氓 1937 熊谷久虎 黒田記代 国立神戸移民収容所
大阪夏の陣 1937 衣笠貞之助
お母さん 1940 瑞穂春海
入江たか子の 妻の場合[前篇・后篇] 1940 佐藤武
新雪 1942 五所平之助 月丘夢路 高羽国民学校
Zの戦慄 1948 丸根賛太郎 トアロード西側家屋
蜂の巣の子供たち 1948 清水宏 島村修作 神戸
透明人間現わる 1949 安達伸生 月形龍之介 須磨浦公園/移情閣
忘れられた子等 1949 稲垣浩 トアロード西側家屋
難船崎の血闘 1950 松田定次 密輸団アジト 須磨観光ハウス
にっぽんGメン 難船崎の血闘 1950 松田定次 須磨観光ハウス
夜霧の決闘 1950 井上梅次 鶴田浩二 神戸港
細雪 1950 阿部豊 高峰秀子 芦屋
栄光への道 1950 中村登 阪神甲子園球場
神戸銀次郎 1951 マキノ雅弘
母恋草 1951 岩間鶴夫 神戸
朝の波紋 1952 五所平之助 海岸ビル/三井商船ビル/阪急神戸線アーチ橋/シュウエケ邸/諏訪山展望台
お茶漬の味 1952 小津安二郎
二つの花 1952 大庭秀雄
片目の魔王 1953 佐々木康 高取山
決闘五分前 1953 安達伸生 山陽電鉄姫路駅/特急兵庫行(850型)車内/有馬温泉・御所坊/逆瀬川橋畔・電器店
母子鳩 1953 伊賀山正徳 有馬温泉
女人の館 1954 春原政久 北原三枝 神戸(館はセット) 三宮駅前
女の園 1954 木下恵介 高峰秀子 姫路城
照る日くもる日 1954 志村敏夫 新在家の浜
王将一代 1955 伊藤大輔 坂田vs関根 神戸
かんかん虫は唄う 1955 三隅研次 川崎重工神戸工場 or 西出町造船ドック
ゴジラの逆襲 1955 小田基義 芦屋市
海の小扇太 1955 志村敏夫 甲山
亡命記 1955 野村芳太郎
疾風!鞍馬天狗 1956 並木鏡太郎 嵐寛寿郎 宝塚
ここは静かなり 1956 野村芳太郎 トアロード入口/大丸/三菱銀行神戸支店/日本毛織/神戸山手近辺?
午後8時13分 1956 佐伯幸三 北野の階段ほか
男の花道 1956 冬島泰三 中村扇雀 清荒神
猫と庄造と二人のをんな 1956 豊田四郎 香枦園浜
サヨナラ 1957 ジョシュア・ローガン
張込み 1957 野村芳太郎 高峰秀子 須磨駅
美貌の都 1957 松林宗恵 司葉子 神戸
青春航路 1957 瑞穂春海
肉体の反抗 1957 野口博志
忘れじの午後8時13分 1957 佐伯幸三
赤い波止場 1958 舛田利雄 石原裕次郎 神戸
隠し砦の三悪人 1958 黒澤明 三船敏郎 蓬莱峡
源氏九郎颯爽記・白狐二刀流 1958 加藤泰 六甲/兵庫沖
暖簾 1958 川島雄三 森繁久彌 尼崎
別れの波止場 1958 山崎裕理 春日八郎 神戸港
奴の拳銃は地獄だぜ 1958 松田定次
麻薬3号 1958 古川卓巳
ギターを持った渡り鳥 1959 斉藤武市
細雪 1959 島耕二 京マチ子 芦屋川駅
海から来た男 1959 山崎芳照 神戸一郎 神戸港
七つの弾丸 1959 村山新治
ゆがんだ月 1959 松尾昭典
蛇姫様 1959 衣笠貞之助
貸間あり 1959 川島雄三 川西市・能勢電鉄鶯の森
夜霧の決闘 1959 井上梅次
黄線地帯 1960 石井輝男
くたばれ愚連隊 1960 鈴木清順 和田浩治 淡路島
第三波止場の決闘 1960 佐伯幸三 宝田明 神戸税関
竜巻小僧 1960 西河克己 和田浩治
バナナ 1960 澁谷実
第六の容疑者 1960 井上梅次
密航0ライン 1960 鈴木清順
男の怒りをぶちまけろ 1960 松尾昭典
東から来た男 1961 井上梅次 加山雄三 神戸港
女の勲章 1961 吉村公三郎 福崎?
小早川家の秋 1961 小津安二郎 原節子
紅の拳銃 1961 牛原陽一 赤木圭一郎 三ノ宮駅
三つの竜の刺青 1961 野口博志 神戸港/神戸駅前?
断崖の決闘 1961 佐伯幸三
河内風土記 おいろけ説法 1961 久松静児 宝塚市小浜
男と男の生きる街 1962 舛田利雄 石原裕次郎 芦屋
太平洋のGメン 1962 石井輝男
天国と地獄 1963 黒澤明 三船敏郎 栄町通
五十万人の遺産 1963 三船敏郎 三船敏郎 神戸港
悪太郎 1963 鈴木清順
夜霧のブルース 1963 野村孝
悪名太鼓 1964 森一生 兵庫第一突堤
河内ぞろ 喧嘩軍鶏 1964 舛田利雄 神戸市
黒い海峡 1964 江崎実生 神戸港
車夫遊侠伝 喧嘩辰 1964 加藤泰 内田良平 有馬(セット)
団地・七つの大罪 1964 千葉泰樹 小林桂樹 芦屋
現代紳士野郎 1964 丸山誠治 有島一郎 御影/芦屋/西宮
血とダイヤモンド 1964 福田純 宝田明 芦屋尼崎/宝塚
クレージーの大冒険 1965 古沢憲吾 SF化する舞台が神戸だが実際は横浜ロケ
座頭市二段斬り 1965 井上昭 裏六甲/蓬莱峡
城取り 1965 舛田利雄 石原裕次郎 宝塚
涙をありがとう 1965 森永健次郎
フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン 1965 本多猪四郎 姫路城
明治侠客伝・三代目襲名 1965 加藤泰 神戸港(建築中)
海の若大将 1965 古澤憲吾 関西学院大学/芦屋大学/六甲山ホテル/西宮港
黒い賭博師 ダイスで殺せ 1965 江崎実生
姿三四郎 1965 内川清一郎 妙玄寺/白水峡
風来忍法帖 1965 川崎徹広 中山寺/蓬莱峡
東京流れ者 1966 鈴木清順 渡哲也 神戸
大菩薩峠 1966 岡本喜八 仲代達矢 宝塚
「エロ事師たち」より人類学入門 1966 今村昌平 小沢昭一 有馬
てなもんや東海道 1966 松林宗恵 宝塚市・長尾山自衛隊演習場
てなもんや幽霊道中 1966 松林宗恵 多田神社
白昼の通り魔 1966 大島渚 佐藤慶 有馬
大怪獣決闘・ガメラ対バルゴン 1966 田中重雄 本郷功次郎 神戸港
陸軍中野学校 雲一号指令 1966 森一生 六甲牧場/諏訪山公園/神戸港
陸軍中野学校 1966 増村保造 諏訪山公園
欲情の河 1967 木俣堯喬 水城リカ 神戸大丸/三宮神社/花時計/六甲山/夜景/さんちかタウン
紅の流れ星 1967 舛田利雄 渡哲也 神戸
007は二度死ぬ 1967 ルイス・ギルバート ショーン・コネリー 神戸港/姫路城
ある殺し屋 1967 森一生 呉服屋(元町・大丸東口前)?/阪急三宮駅
ある殺し屋の鍵 1967 森一生
ゴー!ゴー!若大将 1967 岩内克己 宝塚市・大阪砕石工業所砕石場
爆弾男といわれるあいつ 1967 長谷部安春
青春の風 1968 西村昭五郎 吉永小百合 さんちかタウン
吹けば飛ぶよな男だが 1968 山田洋次 なべおさみ メリケン波止場/福原/六甲山牧場
河内フーテン族 1968 千葉泰樹 宝塚市小浜
日本暴力団 組長 1969 深作欣二
革命狂時代 1969 大森一樹 神戸
影の車 1970 野村芳太郎 加藤剛 蓬莱峡
ボクは五才 1970 湯浅憲明 さんちかタウン
舶来仁義カポネの舎弟 1970 原田隆司 伊丹空港
まむしの兄弟(全9作) 1971‐75 中島貞夫ほか 菅原文太 湊川神社/福原/新開地
追いつめる 1972 舛田利雄 田宮二郎 神戸
娘たちは風にむかって 1972 若杉光夫 小林千鶴子 六甲山
日本侠花伝 1973 加藤泰 渡哲也 神戸(米騒動) 神戸港
やくざ対Gメン囮 1973 工藤栄一
山口組三代目 1973 山下耕作 高倉健 湊川神社
赤線最後の日 昭和33年3月31日 1974 白鳥信一 福原?
華麗なる一族 1974 山本薩夫 仲代達矢 六麓荘
資金源強奪 1975 深作欣二 北大路欣也 尼崎駅
トラック野郎・爆走一番星 1975 鈴木則文 菅原文太 姫路
神戸国際ギャング 1975 田中登 高倉健 神戸
暗くなるまで待てない! 1975 大森一樹 稲田夏子 神戸
男はつらいよ・寅次郎夕焼け小焼け 1976 山田洋次 渥美清 龍野
瀬戸はよいとこ 花嫁観光船 1976 瀬川昌治 三宮・ストリップ劇場
爆走パニック・大激突 1976 深作欣二 渡瀬恒彦 栄町通
犬笛 1978 中島貞夫 菅原文太 ニューポートホテル
お吟さま 1978 熊井啓 中野良子 明石
赤穂城断絶 1978 深作欣二 萬屋錦之介 姫路城
兎の眼 1979 中山節夫 檀ふみ 大観小学校
太陽の子・てだのふぁ 1980 浦山桐郎 原田晴美 神戸港/兵庫港
影武者 1980 黒澤明 仲代達矢 姫路城
風の歌を聴け 1981 大森一樹 小林薫 北野町/三宮/元町/神戸港
吼えろ鉄拳 1981 鈴木則文
誘拐報道 1982 伊藤俊也 萩原健一 宝塚/神戸
花園の迷宮 1982 伊藤俊也 島田陽子 神戸税関
恋の浮島 1982 パウロ・ローシャ ルイス・ミゲル・シントラ 須磨海岸
細雪 1983 市川崑 吉永小百合 芦屋
セピアタウン 1984 白羽弥仁 取坂由紀子 神戸
愛情物語 1984 角川春樹 原田知世 北野町/ビーナスブリッジ
メイン・テーマ 1984 森田芳光 薬師丸ひろ子 ポートピアホテル/須磨浦
ユー★ガッタ★チャンス 1984 大森一樹 吉川晃司 摩耶観光ホテル
瀬戸内少年野球団 1984 篠田正浩 夏目雅子 阿那賀小学校
危険な女たち 1985 野村芳太郎 大竹しのぶ 三宮
夢千代日記 1985 浦山桐郎 吉永小百合 湯村温泉
花いちもんめ 1985 伊藤俊也
二代目はクリスチャン 1985 井筒和幸 志穂美悦子 奥池
芦屋令嬢 いけにえ 1986 池田賢一
鑓の権三 1986 篠田正浩 郷ひろみ 佐用町
漂流教室 1987 大林宣彦 三田佳子 北野町
「さよなら」の女たち 1987 大森一樹 斉藤由貴 宝塚/神戸
ゆきゆきて、神軍 1987 原一男 奥崎謙三 神戸
火垂るの墓 1988 高畑勲 辰巳努 神戸
女優時代 1988 大森一樹
悲しきヒットマン 1989 一倉治雄 三浦友和 新開地
べっぴんの町 1989 原隆仁 柴田恭兵 トアロード
花の降る午後 1989 大森一樹 古手川祐子 北野町
ブラック・レイン 1989 リドリー・スコット マイケル・ダグラス 元町
黒い雨 1989 今村昌平 田中好子 佐用町
千羽づる 1989 神山征二郎 倍賞千恵子 新舞子/網干川
ジェームス山の李蘭 1992 猪崎宣昭 名取裕子 塩屋
She’s Rain 1993 白羽弥仁 小松千春 神戸/芦屋/西宮
夏の庭 The Friends 1993 相米慎二 三國連太郎 須磨
真夏のビタミン 1993 三原光尋 水谷純子 伊丹駅
男はつらいよ 寅次郎の縁談 1993 山田洋次
ゴジラvs.スペースゴジラ 1994 山下賢章 神戸港
大失恋。 1995 大森一樹 鈴木京香 六甲ランドAOIA
Love Letter 1995 岩井俊二 中山美穂 神戸
天守物語 1995 坂東玉三郎 坂東玉三郎 姫路城
男はつらいよ・寅次郎紅の花 1995 山田洋次 渥美清 菅原商店街
幻の光 1995 是枝裕和 江角マキコ 尼崎
瀬戸内ムーンライト・セレナーデ 1996 篠田正浩 長塚京三 神戸駅/神戸港
わが心の銀河鉄道・宮沢賢治物語 1996 大森一樹 緒形直人 篠山小学校
美味しんぼ 1996 森崎東 三國連太郎 篠山
シャブ極道 1996 細野辰興 役所広司 伊丹駅
サラリーマン専科・単身赴任 1996 朝原雄三 三宅裕司 播但線
マグニチュード 1997 菅原浩志 緒形直人 洲本/由良港

2000年以降の映画については神戸フィルムオフィスのサイトに詳しい情報があります。

主催:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成」
協力:神戸フィルムオフィス、神戸100年映画祭実行委員会、神戸映画サークル協議会


「神戸の映画・大探索」上映会 神戸1921・1952・1984
2016年3月5日(土)・6日(日)

「神戸の映画・大探索」プロジェクトではこの一年間、神戸に関連する映画の情報を収集してきました。その調査報告とともに、映画に描かれた三つの時代の神戸をご覧いただきます。
 
→上映時間

 

[上映]
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大正十年・川崎・三菱大争議の記録」

(1958年再編集版/22分/16mm)
製作:兵庫県労働運動史編纂委員会
日本で最も古い1921年(大正10年)の川崎・三菱大争議の労農記録映画を素材に、1910年代の第一次世界大戦、ロシア革命、米騒動、川崎造船ストへと続く日本の労働運動史を描く貴重な作品。鈴木文治、賀川豊彦ら「友愛会」の活動のほか、神戸駅、阪神電車滝道終点、栄町朝日新聞社前、大開通、新開地本通、川崎造船本社前、三菱造船所前などを労働者が行進する様子が描かれる。

 

ⓒ国際放映

ⓒ国際放映

「朝の波紋」
(1952年/103分/DVD上映)
製作:スタヂオ・エイト・プロ
監督:五所平之助 脚本:館岡謙之助 原作:高見順 撮影:三浦光雄
出演:高峰秀子、池部良、岡田英次、岡本克政、三宅邦子、瀧花久子、斎藤達雄、沢村契恵子、浦辺粂子、清水将夫、高田稔、田中春男、上原謙、沼田曜一、吉川満子、香川京子
仕事に燃える貿易会社の社長秘書(高峰)、彼女の同僚(岡田)、ライバル会社の社員(池部)の三人が織りなす恋愛模様。半年間のパリ遊学から帰国した高峰秀子の銀幕復帰に、池部良が天真爛漫な魅力を添える。名匠・五所平之助の演出の下、戦後の空気感を捉えた東京ロケや異国情緒を活かした神戸ロケが見事。上原謙・香川京子らスターから浦辺粂子・田中春男ら名脇役まで、豪華な出演陣にも注目。

ⓒ国際放映

ⓒ国際放映

 

sepia10「セピアタウン」
(1984年/90分 70分/16mm)
製作:KOBE映画フェスティバル、映画集団エレファントアイズ
プロデューサー:三村照雄 監督・脚本:白羽弥仁 撮影:原ひろし 照明:木下敏 録音:村上誠、岩井寿光
出演:取坂由起子、大橋秀清、浜田隼人、辻本敬仁、三浦摂郎、岡本明子
昨年『神戸在住』を監督した白羽弥仁監督がまだ日本大学藝術学部の学生のころ、弱冠二十歳で初監督した青春映画。神戸から芦屋、西宮を中心にロケーション撮影されており、80年代の阪神間の時代の空気が懐かしい風景とともにスクリーンに甦ります。
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《参加費》1000円(一日通し)
《会場》神戸映画資料館

主催:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成」


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ⓒ日活

「神戸の映画・大探索」上映会 『紅の流れ星』
2015年12月19日(土)・20日(日)

 

「神戸の映画・大探索」プロジェクトでは、神戸に関連する映画の情報を収集中です。今回は、現在までに集まった情報の中間報告を兼ね、国際港神戸の魅力をふんだんに盛り込んだ『紅の流れ星』をご覧いただきます。
元神戸新聞論説委員で神戸100年映画祭総合プロデューサーを長年つとめられた伊良子序さんと、神戸フィルムオフィス代表の田中まこさんという、神戸の映画を語るにふさわしいお二人によるトークもお楽しみください。

 

 

 

『紅の流れ星』讃

山根貞男(映画評論家)   

 ジャン・ギャバン、石原裕次郎、ジャン=ポール・ベルモンド、そして渡哲也──映画『紅の流れ星』には、これら日仏の人気スター4人の連鎖が内包されている。
 題名でいえば、『望郷』、『赤い波止場』、『勝手にしやがれ』、そして『紅の流れ星』。監督はジュリアン・デュヴィヴィエ、舛田利雄、ジャン=リュック・ゴダール、そして再び舛田利雄。1930年代から60年代まで、4本の映画の連関が見られるのである。
 どこがどんなふうに繋がっているのかは、この短文では説明しきれない。ちょっとした映画ファンなら、一夜飲み明かして語ることになろうと思われるほどだから。
 『紅の流れ星』は要するにムチャクチャな映画で、だから素晴らしい。
 一点だけ具体的に強調しておこう。かんかん帽を目深にかぶって酒場で踊る渡哲也の魅力を、である。そこにはギャバンとも、裕次郎とも、ベルモンドとも、決定的に違う何かが感じられる。それは何なのか。思うに、渡哲也の姿には含羞が輝いている。

 

[上映]12月19日(土)・20日(日)13:30〜
「紅の流れ星」
(1967/97分/35mm)日活
監督:舛田利雄 脚本:池上金男、舛田利雄 撮影:高村倉太郎 美術:木村威夫 照明:熊谷秀夫 音楽:鏑木創
出演:渡哲也、浅丘ルリ子、杉良太郎、松尾嘉代、奥村チヨ、藤竜也、宍戸錠

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ⓒ日活

無国籍アクションが似合った港町 ────伊良子序
神戸でロケが行われた多くの作品群でもっとも強い印象を残しているのは、往年の日活のアクション映画だろう。「無国籍アクション」といささか揶揄的に表現された一連のプログラム・ピクチャーの最盛期は昭和の30年代であった。石原裕次郎、赤木圭一郎、渡哲也らが演じたアンチヒーローが暗黒街のシンジケートと戦い、恋人とせつない別れを告げる場が国際港都・神戸だった。もっとも有名なのは、神戸出身の舛田利雄監督が人気絶頂期の裕次郎を主演に、フランスのジャン・ギャバン主演の名作「望郷」をイメージして作った「赤い波止場」(昭和33年)。五千人の見物客が殺到し、ロケがしばしば中断した騒ぎはいまも語り草になっている。さらに9年後、やはり舛田監督が「赤い波止場」を渡哲也主演でリメークした「紅の流れ星」(昭和42年)は、日活アクションが消えゆく寸前に作られた。メリケン波止場のハシケだまりなど、現在ではすっかり姿を消した懐かしい港町風景を銀幕にとどめた日活アクションは、古き良き「神戸」の面影をもっとも鮮明にとどめている。

 

[トーク]12月19日(土)15:15〜
伊良子序(作家)+ 田中まこ(神戸フィルムオフィス 代表)

 

《参加費》500円
《会場》神戸映画資料館

主催:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成」

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ⓒ日活


〈ホームムービーの日 in 神戸〉プレ企画──8ミリ映画のゴールデン・デイズ
2015年9月26日(土)13:30〜(終了予定15:30)

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本当に「ついこの間」と思っていたのに、随分昔のことだと気付く――8ミリ映画もその一つでしょう。1965年のマガジン式の登場により一般にも広く普及し、1974年のある統計では、8ミリカメラの家庭への普及率は約7パーセント(東京都では約12パーセント)という数字が出ていました。でも今は……。絶滅したわけではありませんが、その危機に瀕しています。私が現在もこのメディアに注目するのは、単なる懐古趣味からではありません。一寸前の、しかし今日では失われた光景、風俗が8ミリフィルムによって甦るという、最近の流行語を使えば「アーカイヴ」的なこともあります。それだけではなく、8ミリ映画を使った映像表現がやり尽くされてしまったとは到底思えないからなのです。私たちは8ミリ映画の可能性をあの頃に置き去りにしたままなのではないでしょうか? 時の流れはとても速く、次々とビデオやデジタル機器が登場して眼がくらみ、8ミリ映画に寄り添う暇などなかったかのようです。ですから今、あえてその黄金時代に遡ってみたいのです――現在こそ、8ミリ映画を正視出来るのではないかと。神戸市に在住されたアマチュア映画作家の松本一郎さん(1927~2014年)の諸作品や遺された機材などを手掛かりに、かつて何があったのかを辿ろうと思います。何かとても豊かなものが見えてくるかもしれません。

森下明彦(メディア・アーティスト/美術・音楽・パノラマ愛好家)

 
[上映]松本一郎さんの8mm作品

[講座]森下明彦(メディア・アーティスト/美術・音楽・パノラマ愛好家)
    安井喜雄(神戸映画資料館館長)
 

《参加費》無料 《会場》神戸映画資料館

今年も開催!〈ホームムービーの日 in 神戸〉
2015年10月17日(土) 会場:神戸市立地域人材支援センター

上映フィルム募集中
フィルムをお持ちのかたは、事前に神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会事務局(神戸映画資料館内)までご連絡ください。
お寄せいただいたフィルムは、傷みや内容を確認後、持ち主の方と上映のご相談をします。上映させていただいたフィルムは、その後も内容を簡単に確認できるようDVD化してお渡しいたします。

 
主催:神戸ドキュメンタリー映画祭実行委員会
助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成」


※内容は予告無く変更する場合があります。