平成30年度美術館・歴史博物館重点分野推進支援事業
事業主体:一般社団法人 神戸映画保存ネットワーク
「幼き握手」一部抜粋
神戸映画資料館所蔵ID:50010
撮影年:1940年
【フィルム状態】
フォーマット:35mm
長さ: 6分[24fps.]
音声:サイレント
色:白黒
完全度:部分(ラッシュフィルム)
【内容について】
製作国:日本
種別:記録
製作会社:ヤシマ文映
監督:杉本九一郎
解説:大阪市にある社会福祉事業団・四天王寺悲田院(してんのうじひでんいん)は、隣邦児童愛育所を設け、日中戦争で両親を失った中国の子どもを日本に引き取って、日本の児童と一緒に教育した。所長は四天王寺の僧侶・森田潮応。この映画は、大毎社会事業団の補導によってその様子を紹介するために作られた。ヤシマ文映は1939年に京都市に設立された文化映画の製作会社。全2巻、約14分のうち、後半の画の部分のみが残っている。冒頭の監督のタイトルは別作品のものと思われるが、マキノ正博の弟のマキノ真三も1941年に『朋友(ぽんゆう)』という隣邦児童愛育所の記録映画を監督しているので、何か関連がある可能性もあり、『幼き握手』の監督・杉本九一郎もマキノプロ出身者である。
調査者:佐崎順昭(映画史家)
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