[2013年12月6日更新]
おとなのみなさんに、こんな質問をしました。
──「こどもたちに見てほしい、あなたのお気に入りの映画」を教えてください。
お寄せいただいたアンケートを紹介していきます。
ビッグビジネス(1929/アメリカ/監督:ジェイムズ・ホーン)
ローレル&ハーディの仲の良さにほっこり。ハチャメチャなドタバタに爆笑。ともだちを大切にしたくなる映画。(40代・大阪府)
すて猫トラちゃん(1947/日本/監督/監督:政岡憲三)
宮崎・高畑アニメにさかのぼるフル・アニメの先達・政岡憲三が戦後の貧しい時代の子供たちに夢を与えた。(60代・神戸市)
こども議会(1947/日本/監督:丸山章治)
街中に焼け跡の残る東京で、傘を持っていない小学生たちが、雨の日にどうやって学校に通うか議論する。真新しい「民主主義」の精神とルールを、子どもたち自身が演じながら学んでいく映画。(40代・関東)
砂漠は生きている(1953/アメリカ/監督:ジェームズ・アルガー)
自然の美しさと厳しさ。(60代・神戸市)
雪の女王(1957/ソ連/監督:レフ・アタマーノフ)
宮崎駿監督も影響を受けた作品ですが、とにかく女の子が雪の女王にさらわれた男の子をひたすら追いかける姿がとても感動的。(20代・神戸市)
瞼の母(1962/日本/監督:加藤泰)
楽しいので。(40代・大阪府)
モスラ(1961/日本/監督:本多猪四郎)
小美人(妖精)を助けるために、南の島から大怪獣がやってくる! 夢がいっぱいで、大迫力の特撮映画です。昔はCGがなかったから全部手作りだけど、日本の技術は世界一だった。とにかくすごいぞ!(40代・神戸市)
ハタリ!(1962/アメリカ/監督:ハワード・ホークス)
野生の動物たちとのせめぎあいにワクワク、ドキドキ、仔象たちのかわいらしさにニッコリ。ついでにチームワークの素晴らしさも学んじゃいましょう。(50代・大阪府)
メリー・ポピンズ(1964/アメリカ/監督:ロバート・スティーヴンソン)
夢がある。愛がある。大人も子供も、わくわくドキドキ。ダンスシーンの迫力は圧巻。歌も名曲揃い。観れば、誰でも少年の頃に帰れる名作。(60代・大阪府)
人とアニメーションが音楽に合わせて踊ってる! CGのない時代にどうやって作ったのでしょう?! こどもの頃のわたしは音楽が美しすぎて泣きながら見てました! そんな経験ある?(40代・神戸市)
サウンド・オブ・ミュージック(1965/アメリカ/監督:ロバート・ワイズ)
子供の頃に観て大好きに。周りが時代に翻弄される中、流されずに信念を持って進む父親(大佐)の偉大さ等、家族で一緒にいることの心強さ、楽しさ、色んなことを感じていたんだと思う。(40代・関東)
子どもが出演する家族の物語で、「ドレミの歌」など、聴き馴染んでいる歌がたくさん出てくる。(40代・神戸市)
音楽の素晴らしさが伝わる。何回見たかわかりません。不朽の名作です!!(40代・神戸市)
太陽の王子 ホルスの大冒険(1968/日本/監督:高畑勲)
宮崎駿、高畑勲、若かりし頃の両氏の参加されている作品です。個人的には、日本のアニメ映画の中で一番好きな作品かも知れません。(40代・関東)
抵抗の詩(1969/ユーゴスラビア/監督:トーリ・ヤンコヴィッチ)
観てから40年くらい経つが出演していた子供達の目が忘れられない…。(60代・京都府)
アドベンチャー・ファミリー(1976/アメリカ/監督:スチュアート・ラフィル)
家族の絆が素晴らしい! ロッキー山脈とかの大自然の中での生活にワクワクします♪(関東)
チャンプ(1979/アメリカ/監督:フランコ・ゼフィレッリ)
子どもの頃見て、『ロッキー』よりも感動しました。主役の子が同世代だったからかなあ?(30代・兵庫県)
話の話(1979/ソ連/監督:ユーリー・ノルシュテイン)
ノルシュティンの傑作。頭が固まりきる前に見ておくと更によいと思います。わたしはこれ、小学生のときに存在を知ってあこがれてあこがれて、でも田舎の子供にはどうにもしがたく、大人になってからやっと見られたのですが。(30代・北海道)
「大魔神」シリーズ(1966/日本/監督:安田公義ほか)
大映のSF(?)怪奇幻想時代劇。日本の古代民話伝承とヨーロッパの巨人を主役とする物語を融合した傑作。(50代・神戸市)
スーパーマン(1978/アメリカ/監督:リチャード・ドナー)
違う世界(外国、宇宙)が有り、正義は強いことを知る。(60代・神戸市)
ネバーエンディング・ストーリー(1984/西ドイツ・イギリス/監督:ウォルフガング・ペーターゼン)
私が子供のころ初めて見た外国映画。字幕を読み切れず隣の席の母がこっそりアフレコしてくれました。つまりこれが初めての活弁付上映体験だったかも? 夢あふれる3部作です。(30代・関東)
さびしんぼう(1985/日本/監督:大林宣彦)
尾道の風景とお寺の息子の淡い初恋を描いた切ない物語。自分が中学生だった頃に見た映画で一番心に残っています。(40代・神戸市)
霊幻道士(1985/香港/監督:リッキー・ラウ)
覚えやすい主題歌、キャラクターの立ったおばけ、ごっこ遊びに応用しやすいアクション、捨て身のギャグ、こども受けする要素が満載のシリーズ、ことに第1作目は名作です。(30代・関東)
スタンド・バイ・ミー(1986/アメリカ/監督:ロブ・ライナー)
冒険が子どもたちを成長させる、素晴らしい映画。わたしは大人になってから見ましたが、ぜひ成長期まっただ中の子どもたちに見てほしいです。(40代・神戸市)
100人の子供たちが列車を待っている(1989/チリ/監督:イグナシオ・アグエロ)
映画の持つ〈ワクワク感〉が素朴な形で伝わる傑作。次の授業を楽しみに待つ子供たちの表情に子供は共感し、大人は自身の中の子供を発見する気がします。(30代・神戸市)
おもひでぽろぽろ(1991/日本/監督:高畑勲)
子供の時に見ると小学5年生のタエ子ちゃんに感情移入。大人になってまた見たら今度は27歳のタエ子さんに共感。だから、まずは子供のうちに見ておいてね。(30代・関東)
フォレスト・ガンプ/一期一会(1994/アメリカ/監督:ロバート・ゼメキス)
阪神淡路大震災後、何回も観た映画です。目の前の事をただひたすらやり抜いていけば大きく道は開ける時が来ることを教えてくれた。幸せはどこか遠くにあるのではなく、自分の中にあるんだと教えられました。(40代・神戸市)
運動靴と赤い金魚(1997/イラン/監督:マジッド・マジディ)
貧しい兄弟が交代で1足の靴を履く。今の日本では考えられない生活だけど、温かい。子ども目線のイラン映画を日本の子どもたちにも見てもらいたいです。(40代・神戸市)
原野の子ら(1999/日本/監督:中山節夫)
阿蘇の大自然をバックに、子どもたちの一年間を描く作品。都会の子供たちにみてほしい一本です。(40代・関東)
遠い空の向こうに(1999/アメリカ/監督:ジョー・ジョンストン)
ロケットを飛ばしたいという夢を持つ少年が、友情、恩師の理解と励まし、父親の反対と愛情を感じて、人として成長していく姿に心を打たれた。初めて見た時からいつか自分に子供が出来たら見せたいと思った映画。(40代・神戸市)
パコと魔法の絵本(2008/日本/監督:中島哲也)
とびだす絵本よりもっと飛び出したお話。高校生のときに見たけれど、わくわくしました。子供ならもっとわくわくしそう!(10代・神戸市)
おにいちゃんのハナビ(2010/日本/監督:国本雅広)
主人公が人々との触れ合いの中で、自分で変わらなければ何も変わらない事に気づき、前に一歩踏み出す。(30代・関東)
ソウル・サーファー(2011/アメリカ/監督:ショーン・マクナマラ)
自分に起こったことを受け止めて受け入れて成長しているから。(40代・神戸市)
人生、いろどり(2012/日本/監督:御法川修)
山積みの問題をかかえた農山村が日本全国にたくさんある。問題に負けず、挑戦する人たちの姿、何歳になっても変わらない友情、親から子へと受け継がれる物の大切さなどを知ってもらえたら。(20代・兵庫県)
※内容は予告無く変更する場合があります。
※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。