プログラムPROGRAM

2008年7月18日(金)~21日(月・祝)
小川紳介監督全作品上映その8
ドキュメンタリー映画作家として世界的に著名な小川紳介監督の全作品を順次上映するこのシリーズ。
7月20日(日)は、撮影監督たむらまさき(田村正毅)さんをゲストにお迎えします。
たむらさんは、『日本解放戦線・三里塚』以後の「三里塚」シリーズで撮影を担当し、今回上映する『1000年刻みの日時計』も手がけました。近年は若手監督作品に積極的に参加し、『Helpless』(青山真治監督)、『SELF AND OTHERS』(佐藤真監督)、『蛇の道』(黒沢清監督)などの撮影を担当しています。
「三里塚・五月の空 里のかよい路」
(1977/81分/16mm)
製作:小川プロダクション
撮影・編集スタッフ:小川紳介、田村正毅、福田克彦、原正、林鉄次、瓜生敏彦、河田弓子、白石洋子、渡辺孝明
4年間山形県上山で農作業をしていたスタッフが久しぶりに三里塚に戻って撮影した作品で、五月の突然の鉄塔破壊で緊急にまとめられた。山形で「百姓学」を学んだ小川が三里塚の土と農民を熱い視線で描く。
「1000年刻みの日時計 牧野村物語」
(1986/222分/16mm)
製作:小川プロダクション
監督:小川紳介
撮影:田村正毅
音楽:富樫雅彦
録音:久保田幸雄、菊池信之
小川は牧野に十数年住んで稲作りをしながら映画を撮影した。小川プロの集大成とも言われ、土方巽、宮下順子、田村高廣、河原崎長一郎らが出演する再現劇を挿入するなど、映画的な工夫に満ちた作品である。この作品完成を応援する目的で「映画新聞」が大阪で創刊され、完成後は「千年シアター」が京都に建設され長期上映が実現した。
[上映特別料金]   2本目は200円引き
会員1200円 学生会員・シニア会員1100円 一般(非 会 員)1500円

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※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。