プログラムPROGRAM

日本映画の再発見
2010年10月29日(金)〜31日(日)
これまで上映の機会に恵まれなかった時代ものをまとめて上映しようという試みである。懐かしのスターも多数出演。お楽しみに。
  
「襤褸(らんる)の旗」
(1974/115分/白黒/35mm)
製作:映画「襤褸の旗」製作委員会 
監督:吉村公三郎 脚本:宮本研 撮影:宮島義勇、関根重行
出演:三国連太郎、荒木道子、田村亮、志村喬
明治時代の栃木・群馬の渡良瀬川周辺で起きた足尾銅山の公害事件「足尾鉱毒事件」に材をとった作品。農民の苦しみを体感し公害と環境破壊に対して闘った田中正造代議士の半生を描いた本格的な劇映画で、実際に臭い土を食べるなど三国連太郎の熱演が語り草となっている。三里塚の農民と支援の労働者・学生が大挙出演協力したことでも知られる。公開は劇場でなくホールで行われたため、見た人も少ないだろう。今回、公開から三十有余年を経て、三里塚芝山連合空港反対同盟の協力で35ミリ版の上映が実現した。
 
  
「忍術千一夜」
(1939/50分/白黒/16mm)
製作:大都映画
監督:大伴竜三 脚本:三品文雄
出演:近衛十四郎、水川八重子、クモイ・サブロー、大岡怪童、高原富士子
解説:加藤柳美
 
珍しい大都映画で、若き近衛十四郎が活躍する時代劇コメディー。美男子侍・近衛十四郎とその友達の小太り侍が「忍術虎の巻」を手に入れ忍術遊びをしながら旅をする内、美人の姫・水川八重子がいる藩に流れつく。姫の縁談話がこじれ姫は誘拐されるが、二人の活躍で救出される。加藤柳美の解説が入ったプリントでの上映。
 
 
60年代・70年代テレビ時代劇2本立て
(16mm)
1960年代から70年代にかけて、フィルムで製作されたテレビ用時代劇を日替わりで上映。29(金)・30日(土)は60年代の作品、31日(日)は70年代のものを上映します。(番組の詳細は当日のお楽しみ。
*3日間とも別の作品を上映します。
  

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円

《割引》
2本目は200円引き

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。