プログラムPROGRAM
2011 2

日本映画名画鑑賞会
2011年2月6日(日)
上映作品は、当日のお楽しみとさせていただきますが、選りすぐりの傑作・名作を揃えて上映しますので、どうぞご期待ください。
 
(会員の皆様からの上映作品タイトルの問い合わせを、上映1週間前より電話・e-mailで受け付けます。会員番号をご確認の上、お問い合せください)

《料金》
一律500円


アンコール上映「442 日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」
第23回東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門 正式出品作品
2011年2月11日(金・祝)〜15日(火)
名誉のために命を賭け、栄光と偏見に挑んだ65年目の真実。
兵士たちの最後の証言で綴るドキュメンタリー
知られざる歴史のヴェールが開かれる!

 
「442 日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍」
442 Live with Honor, Die with Dignity
(2010/日米合作/97分/HD[ブルーレイ上映])
製作:442フィルムパートナーズ(UTB フイルムヴォイス NTTラーニングシステム、かねふくアメリカ、米国日本ハム、トレンド社)
制作:UTB+フイルムヴォイス
企画・脚本・監督:すずきじゅんいち 
撮影監督:小渕将史 
編集:水原徹 音楽:喜多郎
 アメリカ陸軍442連隊は、第二次大戦時に日系二世で編成された部隊で、アメリカ軍史上最も多くの勲章を受けた。
 本作は父母の祖国・日本と戦う苦悩を抱えながら、アメリカの中で人種差別と戦い、ヨーロッパ戦線ではファシズムと戦った伝説の兵士たちのドキュメンタリー。終戦後、トルーマン合衆国大統領は「諸君は敵だけでなく偏見とも戦い、勝ったのだ」と賛辞を送り、自ら生還者を激励した。
 アメリカ国内における日系人の地位向上に寄与しただけでなく、フランスをはじめとしたヨーロッパ諸国では、長期間ナチスドイツに占領されていた自分たちの町を解放に導いたヒーローとして、現在も語り継がれている。
 しかし、日系人強制収容所から出征した兵士たちが、ユダヤ人強制収容所を解放したという真実は、ほとんど知られていない。
 日系アメリカ人として、星条旗を背負って戦う自尊心と愛国心、その一方で敵性国民に指定された人種差別への怒りと哀しみ、葛藤を描いた問題作。現在、元兵士たちは80代半ばから90代と高齢になり、当事者たちによる貴重な証言はこれが最後になるかも知れない。
 
「東洋宮武が覗いた時代 Toyo’s Camera – Japanese American History during WW2-」 に続く米国日系人史映画の第二作目。前作同様、監督はベテランのすずきじゅんいち、音楽はゴールデングローブ賞やグラミー賞受賞者の喜多郎、その他メインスタッフも、同じメンバーである。 ハリウッドの日米バイリンガル放送局UTBと、日本からはフイルムヴォイスが共同で製作に当る。
 
[公式サイト]
 

《料金》
【当日券】
一般1800円 学生・シニア1000円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円


走れ!喜劇王キートン
2011年2月19日(土)・20日(日)
無表情をトレードマークにしたサイレント時代の大喜劇俳優バスター・キートンの、長編2作品と、傑作『キートンの警官騒動』を含む短編集を上映。
  
Aプログラム
「キートンのセブン・チャンス(キートンの栃麺棒)」SEVEN CHANCES
(アメリカ/1925/56分/サイレント/16mm)
監督:バスター・キートン
原作:ロイ・クーパー・メグルー
脚本:ジーン・ハーベッツ、クライド・ブラックマン、ジョゼフ・ミッチェル
出演:バスター・キートン、ロイ・バーンズ、ルス・ドワイヤー、ジーン・アーサー
祖父の遺産を受け取る条件は、27歳の誕生日の午後7時までに結婚すること。誕生日当日にそのことに気づいた主人公ジミーは、女性にプロポーズをしまくるも次々に断られる。ところが、疲れ切って教会で眠ってしまった彼のもとに、新聞広告の花嫁募集を見た無数の花嫁候補が続々と集結し…。
 
 
Bプログラム3本立て
「キートンの警官騒動」COPS
(アメリカ/1922/24分/サイレント/16mm)
監督:バスター・キートン
出演:バスター・キートン、ヴァージニア・フォックス、ジョー・ロバーツ
高慢な女性から、実業界で成功することを結婚の条件に出された善良で貧しい青年。そんな彼が、芋づる式に悪運を引き込み、何百という警官に追われるはめに陥る。
「キートンの鍛冶屋」THE BLACKSMITH
(アメリカ/1922/29分/サイレント/16mm)
監督:バスター・キートン
出演:バスター・キートン、ヴァージニア・フォックス
鍛冶屋の丁稚キートンは失敗続きで親方に怒られっぱなし。そんな彼が一人留守番をすることになり、馬や車を相手に騒動を巻き起こす。
「キートンの囮(おとり)」JAIL BAIT
(アメリカ/1937/19分/16mm)
監督:チャールズ・ラモン
脚本:ポール・ジェラルド・スミス
出演:バスター・キートン、ハロルド・グッドウィン、バッド・ジェーミソン
誘拐殺人事件が発生。新聞社の雑用係のキートンは、警察を出し抜いて犯人を捕まえようと考えるルームメートに頼まれ、犯人のふりをするが、事態はあらぬ方向に…。
Cプログラム
「キートンの大学生」COLLEGE
(アメリカ/1927/66分/サウンド版/16mm)
監督:ジェームズ・W・ホートン 脚本:カール・ハルボー
撮影:デイヴ・ジェニングス
出演:バスター・キートン、アン・コーンウォール、ハロルド・グッドウィン
勉強はできるものの運動神経はゼロの大学生キートンが、憧れの女の子メアリーを振り向かそうと、様々なスポーツに挑戦する。実際には運動神経抜群のキートンが、運動音痴を演じるのが見物の学園コメディ。
  
  

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般1000円 学生・シニア900円
会員900円 学生会員・シニア会員700円

《割引》
2プロ目は200円引き


[貸館]ケーディーユーデジタルシネマ
2011年2月26日(土)13:00〜

神戸芸術工科大学映画専攻の在学生、OB、研究生による合同映画作品上映会。
普段見てもらう機会のない外部の人の目に触れて、たくさんの意見を取り入れたい! もっと自分の作品を見てほしい!
「たくさんの人に見てほしい!」をテーマとし、神戸芸術工科大学生たちが様々なジャンルの映画作品を上映します。
乞うご期待。
 
Aプログラム〈若い主人公の成長を描いた作品〉
「金魚之噴火」
(2010年/HD/12分)監督:向田優(四回生)
素男は自分をパシリにし続けていた古井に襲撃する、だが、目の前に倒れていたのは替え玉にされた渡部の姿であった。自分をバカにしてきた古井に素男はブチ切れる。
 
「清怨にくちづけを」
(2010年/DV/15分)監督:津田翔志朗(二回生)
生きたい男と死にたい女が出会い、ふれあいの中でお互いの中に自分を見出し、見つめた時、歯車が動きだす。
「大人の事情」
(2010年/HD/40分)監督:前田実香(卒業生)
失踪した父を探すため、叔父である小早川探偵のもとに訪れた中学生の奈津子。捜査を開始した小早川探偵一行の前に、父の恋人を名乗る女性が現れる。彼女もまた、父の行方を探しているというのだが……。ヤクザや警察を巻き込んで、大人の世界に飛び出した、中学生のディテクティブストーリー。
  
  
Bプログラム〈土地を映した作品〉
「神戸と私とお侍さん」
(2011/HD/7分)企画:保村未来(三回生)
「武士のような彼氏が欲しい」と願う和歌子の前に突然一人の武士がタイムスリップしてきた。突然の事に驚く武士を元気づけようと和歌子は神戸のまちを案内し、一方武士からは神戸で起こった壮絶な戦いについて聞き、和歌子は生まれ育ったまち・神戸の歴史の重みを感じます。「今の神戸」に対する武士の驚きを通じて、神戸の魅力を感じることができる作品です。
※毎週土曜10時から10時15分にサンテレビジョンで放送中の神戸市広報番組「好き!神戸」において保村未来が企画した映像作品!
 
「シルクロード・ストライダー」
(2011年/HD/55分)監督:佐野太紀(四回生)
このクソと愛にまみれた世界へようこそ!一人の大学生の厳しくも人間味あふれる国々を歩いた出会いと別れの物語。海外一人旅ドキュメンタリー
  
Cプログラム〈カメラマンが監督した作品〉
「水槽」
(2011年/HD/37分)監督:西野侑希(四回生)
水泳選手を志す主人公 あゆみは恋人と別れてしまったことにより泳ぐことが出来なくなってしまう。後悔と焦燥が入り混じる中、あゆみはある日プールの館長と一匹の熱帯魚に出会い…。
「透明な引力」
(2010年/HD/30分)監督:岡山佳弘(卒業生)
母親に育てられた宏は父の故郷を訪ねる道中で見知らぬ兄弟に拉致監禁されてしまう。兄弟は蝋燭の火を絶やすなと言い残しその場を立ち去るが、宏はそこで偶然か運命か生き別れた妹や父親と出会い人と人の間に存在する目では見えない絆を知る。
「蝙蝠」
(2010年/DV/6分)監督:市坪正史(三回生)
男の前に現れた蝙蝠「こうもり」と名乗る者、果たして“その者”は男に何を語るのか…。
  
Dプログラム〈男女のいろいろを描いた作品〉
「変」
(2010年/DV/8分)監督:中村琢也(三回生)
彼女が気になってしょうがない男は恋愛の表裏に気づくのだろうか。短編恋愛奇劇。
「Nocturne Memory」
(2009年/DV/15分)監督:保村未来(三回生)
監督である保村未来が初めて制作した短編映像作品。夢を追いかける男女が現実にぶつかり、向き合うことを描いた作品。
「わすれな草」
(2009年/DV/17分)監督;大岸智博(卒業生)
高校生活最後の瞬間。ラブレターを巡る三人の届くことのない片思い。
「無理」
(2011年/HD/5分)監督:森明沙織(二回生)
友達以上恋人未満、そんな二人が深夜に酒を飲む。深夜の酒盛り、危険なかおり、複雑なオトコの心理を描くラブストーリー
「空蝉の恩返し」
(2010年/HD/37分)監督:青山和史(卒業生)
翼は毎日を平凡に過ごす大学生。周りが就職活動など動き出す中で翼はなかなか動き出せずにいた。ある日翼は蝉の抜け殻を見つけ、蝉の短い人生を知った翼は手を合わせる。しかしこの行動をきっかけに翼の不思議な夏休みが始まる。
  
Eプログラム〈監督が新しいことに挑戦した作品〉
「LaLaLa Swing Valentine(仮)」
(2011年/DV/15分)監督:津田翔志朗(二回生)
2010.2.11に行われたチャリティーコンサート「LaLaLa Swing Valentine」のドキュメント
「ゴースト・ライター」
(2011年/HD/27分)監督:今村洋輝(二回生)
スランプ状態の小説家・慎二の所に、祖母の幽霊と名乗る・女トネがやってくる。
「ミッドナイト、サンシャイン」
(2011年/HD/46分)監督:チョ・ナヨン(四回生)
偶然、二人は出会った。日本の刑事と韓国の麻薬密売人。誰にも知られず二人の心は揺れ動いていく。国境を超えた日韓合作映画作品。
主催:神戸芸術工科大学 映画専攻有志
お問い合せ:ケーディーユーデジタルシネマ担当 kdu_digital_cinema@yahoo.co.jp

《料金》無料


これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。