プログラムPROGRAM

映画の旅 ___現代日本映画を代表する3監督
2011年6月24日(金)〜28日(火)
 
2001年に群馬県で開催された「第16回国民文化祭・ぐんま2001 in たかさき」で行われたシンポジウム「21世紀と映画表現の可能性」のために製作された短編『2001年 映画と旅』(黒沢清監督)、『新世界』(阪本順治監督)と、同じ文化祭での企画「青山真治スペシャル」用に撮られた中編『すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために』の3作品を一挙上映。
 
[関連企画] 神戸映画資料館レクチャー:映画の内/外
第2回 帝国の映画_青山真治 × 丹生谷貴志対談

 
「2001年 映画と旅」
(2001/15分/DV)
監督・撮影:黒沢清 出演:市沢真吾、高橋洋、古澤健、藤森朋果
国際映画祭参加時に撮られたなにげない風景のモンタージュに暴力的なショットなどが挿入され、不気味な空気を放つ。
 
「新世界」
(2001/18分/DV)
監督:阪本順治 出演:原田芳雄
大阪・新世界界隈を彷徨う「流し」の男(原田芳雄)。酒を飲んで難民問題をつぶやく彼の目的とは……。
 
「すでに老いた彼女のすべてについては語らぬために」
(2001/51分/DV)
監督:青山真治 出演:万田邦敏、西山洋一、大九明子
現在の風景やニュースフィルム、昭和天皇や大逆事件で絞首刑にされた幸徳秋水と菅野スガ子の写真などの映像に、中野重治(小説「五勺の酒」・詩「雨の降る品川駅」)と夏目漱石(随筆「思い出すことなど」)のテキストの朗読が重ねられる青山真治による「映画史」であり、日本現代史。
   

《料金》3本立て
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 会員学生・シニア900円

《割引》
[レクチャー:第2回 帝国の映画_青山真治 × 丹生谷貴志対談]参加者は200円引き

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。