プログラムPROGRAM

辛基秀映画の足跡
2013年8月31日(土)・9月1日(日)
この夏の光復節・解放記念日、韓国映像資料院で『解放の日まで 在日朝鮮人の足跡』が初上映される。この上映を受け、辛基秀映画の足跡をたどる。
Aプログラム
「江戸時代の朝鮮通信使」
(1979/48分/16mm)
プロデューサー:辛基秀
シナリオ:滝沢林三、辛基秀
監督:滝沢林三 撮影:髙岩仁
撮影助手:清水良雄 音楽:高橋悠治
演奏:ヴァン・ドリアン 語り手:西村晃
タイトル:富永浩一
現像:東映化学工業 録音:大平スタジオ
ネガ編集:創映社 製作協力:東京シネアート
企画・製作:映像文化協会
江戸時代の絢爛豪華な朝鮮通信使の歴史的意義と、その華やかな文化交流の事実に、映画史上初めてスポットを当てた記念碑的作品。辛基秀が私費を投じて収集した朝鮮通信使資料の他、全国に点在する絵巻や屏風絵などを総動員して日朝の平和友好の歴史を描く。毎日映画コンクール2位、キネマ旬報文化映画ベストテン4位、日本映画ペンクラブ推薦、文部省選定。監督は『メーデー裁判』『イルム・なまえ 朴秋子さんの本名宣言』の滝沢林三。
 
「タチソ(高槻地下倉庫)作戦 成合地下トンネル」
(1984/34分/16mm)
製作:映像文化協会 監督:辛基秀 撮影:髙岩仁
戦時中、高槻市成合の山間部に掘削された高槻地下倉庫(軍の暗号でタチソ)の建設にあたって多くの朝鮮人労働者が危険な仕事に従事した。その実態を資料に基づき描いた作品。上映の機会が少なく必見。
 
Bプログラム  
「解放の日まで  在日朝鮮人の足跡」
1980 1986/ 210 195分/16mm)
原案・構成:辛基秀
撮影:髙岩仁 編集:辛島一
録音:佐々木昌彦 音楽:関口孝
ナレータ−:伊藤惣一 指導:朴慶植
企画・制作:青丘文化ホール(代表・辛基秀)
製作会社:労働映画社
新潟県中津川水力発電所工事場における朝鮮人労働者虐殺事件、岸和田紡績工場における朝鮮人・日本人紡績女工の共同闘争、愛知県三信鉄道工事場争議、九州筑豊麻生炭坑の労働争議など、日本の植民地から解放に至る解放運動の一翼を担った多くの人々を捜し出し、その貴重な証言を集めた。辛基秀が生涯をかけて集めた映像資料を駆使して戦前の在日朝鮮人の足跡を描いた大作。
 
 

辛基秀(シン・ギス)
1931年、京都市生まれ。神戸大学経営学部卒業。同大学院中退。1974年、映像文化協会代表。1984年、青丘文化ホール主宰。2002年10月5日没。

協力:辛理華
 

《料金》入れ替え制
1プログラムあたり
一般1300円 シニア1000円 学生700円
会員1200円 会員シニア900円 会員学生600円

《割引》
10名以上団体割引あり
当日、2プログラム目は200円引き

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。