プログラムPROGRAM

続・新東宝ピンク映画 ラスト・フィルム・ショー in 神戸 vol.1
“A History of Pink~昭和から平成へ~”

2018年6月16日(土)・17日(日)

前回は21世紀にはいってピンク映画デビューした「新人監督」の作品にスポットを当てたが、今回は“A History of Pink~昭和から平成へ~”と題し、昭和40年代から平成にかけて製作された作品群、とくに今年のベルリン映画祭で特集が組まれた国映の朝倉大介プロデュース作品を軸にシリーズでお届けする。

その1回目に選んだのは1984年に製作された滝田洋二郎、周防正行、広木隆一監督の極め付きの3作品。
 

「真昼の切り裂き魔」
(1984/60分/35mm)国映
監督:滝田洋二郎 企画:朝倉大介
脚本:夢野史郎 撮影:志賀葉一
照明:金沢正夫 助監督:片岡修二
出演:織本かおる、中根徹、麻生うさぎ、青木祐子、池島ゆたか、下元史朗
 
女性の下腹部を切りとって殺す残虐な切り裂き魔。雑誌編集者の亜矢はたまたま被害者の死体を発見する。ところがあるカメラ雑誌の投稿ページに掲載された写真には男が女に切りかかる様が写っていて……。異常犯罪の世界を描いた傑作ミステリー篇。若き滝田洋二郎監督の手腕が冴える。

 

「変態家族 兄貴の嫁さん」
(1984/62分/35mm)国映
監督・脚本:周防正行 企画:朝倉大介
撮影:長田勇市 美術:種田陽平
音楽:周防義和 編集:菊池純一
出演:風かおる、下元史朗、大杉漣、山地美貴、麻生うさぎ、首藤啓
 
周防正行監督の名を世に知らしめたピンク映画による小津スタイルの忠実な模倣。単なるキワモノではない充実した内容と完成度がその後の周防監督の活躍ぶりを予言するかのようだ。2月に急逝した俳優の大杉漣氏が30年前に70代の老け役に挑戦した貴重な作品でもある。
 

「白昼女子高生を犯す」(プリントタイトル『欲望の海 義母を犯す』)
(1984/60分/35mm)新東宝映画
監督:広木隆一 脚本:今成宗和
撮影:遠藤政史 照明:森久保雪一
助監督:富岡忠文
出演:首藤啓、甲斐よしみ、沖ようこ、野上正義、ひびき恭子、下元史朗
 
達夫は高校生の久美と典子を海岸でみかける。二人は家出中で久美のボーイフレンドはその海でサーフィン中に波にさらわれ行方不明になったという……。いまや日本を代表する映画監督の一人、広木(廣木)隆一監督の若き日の作品。冬の海の情景を効果的に使ったほろ苦い青春物語だ。

 

協力:ぴんくりんく

《料金》入れ替え制1本あたり
一般1200円 学生1000円 会員900円
《割引》当日2本目は200円引き

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。