プログラムPROGRAM

JISYU〈自主映画アーカイヴ上映〉 vol.6
越境する自主映画 -高岡茂特集−

2018年7月28日(土)神戸映画資料館 29日(日)大阪・プラネット・プラス・ワン

→CO2 シネアスト・オーガニゼーション大阪 JISYU vol.6

淀川長治と宮川一夫の対談をおさめた『映画の天使』などの自主映画を監督する一方、劇団維新派のプロデュースにたずさわってきた高岡茂。1980年代の大阪を舞台にした初期作品から35mmの代表作『ベイビークリシュナ』、松本雄吉のドキュメンタリー作品まで、28日(土)は神戸映画資料館で、29日(日)は大阪プラネット・プラス・ワンで上映し、その軌跡を検証する。

7月28日(土)神戸プログラム

13:30 Aプログラム
「映画の天使」(2000/42分/16mm)
監督:高岡茂 撮影:広内捷彦 音楽:佐原一哉
監修:太田米男 プロデューサー:景山理
出演:宮川一夫、淀川長治、岡本健一

1989年に京都朝日シネマで行われた宮川一夫と淀川長治の対談の記録中心に、溝口作品などの宮川の仕事が回顧される。
宮川一夫(1908-1999)は、溝口健二の『雨月物語』や小津安二郎の『浮草』、黒澤明『羅生門』など、名監督の現場で撮影監督をつとめた、日本を代表する映画カメラマン。今年4月には、ニューヨークのジャパン・ソサエティ、MoMA、フィルムフォーラムで、その業績を回顧するイベントが開催され、代表作が上映された。

上映後 高岡茂監督ミニトーク

 

 

15:00 Bプログラム
「ベイビークリシュナ」(1998/87分/35mm)
監督:高岡茂 製作:カトウタイジ 原案:飛来はゆく
撮影:浅井竜雄、朝倉義人 美術:磯見俊裕
出演:加藤賢崇、サンジャイ・ディヤコ、藤田はな子、利重剛

遺跡の発掘調査をしている考古学者が、ネパールから来た青年と出会い、ひと夏の間彼に振り回されるなかで人間性を取り戻していく。
主人公の佐々木を、黒沢清らの映画でも異様な存在感を放った加藤賢崇が演じる。美術は、是枝裕和や瀬々敬久らの映画を手がけてきた磯見俊裕。20日間の撮影期間に加え、ネパール・ロケも敢行された。

 

《料金》入れ替え制1プログラムあたり
一般1500円 学生1000円 会員1300円

主催:CO2 共催:プラネット・プラス・ワン、神戸映画資料館

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。