プログラムPROGRAM
2020 10

第49回 くにづか月イチ上映会 映像で見る昭和の生活文化
2020年10月11日(日) 13:30〜
神戸映画資料館が所蔵するフィルムの中から、昭和の暮らしを写し出す映像を、毎回3〜4本(計約60分)上映してゆく新企画。

《料金》 無料
アスタくにづか3番館1階の「コミュニティハウス」で整理券を進呈

主催:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会


アクティブ・アーカイブ・プロジェクト 誰でもアーキビスト
みんなで発掘・宝探し試写会 2020
2020年10月11日(日) 15:00〜
神戸映画資料館には、1万8千本を超える収蔵フィルムがありますが、内容が未調査のものも多数あります。劇映画のほか、教育目的で作られたものやホームムービーなどなど。それらを実際に映写機にかけて上映し見ていきます。一口に映画フィルムといっても多様であることを知っていただく機会です。どんな映像が写っているでしょうか。宝探しの気分でご参加ください。

《料金》 無料
予約受付
入場制限(座席数の3分の1の12席)を行いますので、メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

主催:神戸映像アーカイブ実行委員会


フレデリック・ワイズマンのすべて vol.5
2020年10月17日(土)・18日(日)

2019年秋、神戸映画資料館では「フレデリック・ワイズマンのすべて in 関西」の一環として3作品を上映しました。この続きとして、今回から月1回のペースでシリーズで上映していきます。

1967年の『チチカット・フォーリーズ』以来、“現代社会の観察者”として独自の映像表現を展開し続けているドキュメンタリー作家フレデリック・ワイズマン。
50年以上にわたり、学校、病院、警察、軍隊、裁判所、図書館、議会など、アメリカの様々な施設・組織を撮り続けてきました。ワイズマン自身が “〈われわれの生活様式の博物誌〉を紹介するドキュメンタリー・シリーズ” という作品群には、悲劇的であると同時に喜劇的、深刻でありながら滑稽でもあり、複雑であると同時に素朴(ナイーブ)、絶望の中にもユーモアが光る、矛盾に満ちた魅力的なアメリカの姿が映し出されています。

 

「法と秩序」 Law and Order

(1969/81分/16mm)撮影:ウィリアム・ブレイン
ミズーリ州カンザス・シティの、最も犯罪率の高いアドミラル・プールヴァール管轄区にある警察の様々な活動を追っている。売春の摘発、犯罪を繰り返す未成年犯罪者や拳銃を所持する窃盗犯の逮捕など緊迫した状況を追う一方で、老女のバッグ探しや迷子の保護、養育権をめぐる夫婦のいさかいの仲裁など、市民生活のあらゆる側面に関わる警察の活動を捉えている。

 

「パブリック・ハウジング」 Public Housing

(1997/195分/16mm)撮影:ジョン・デイヴィー
シカゴ郊外の公共住宅供給事業の記録。貧しい居住者のほとんどが黒人である公共住宅の日常を撮している。管理組合の運営、警察の役割、住宅内で行われる職業訓練、青少年のための放課後の活動や託児所の運営といったプログラムや、10代の母親たち、崩壊した家庭、老人問題など、公共住宅が抱える問題を描く。

 

《料金》
一般:1500円 シニア(65歳以上):1200円 ユース(25歳以下)・会員:1000円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

→公式サイト(コミュニティシネマセンター)

共催:コミュニティシネマセンター
協力:アテネ・フランセ文化センター、山形国際ドキュメンタリー映画祭


前田憲二監督の長編記録映画 連続上映 第3回
2020年10月24日(土)・25日(日) 10:30〜 13:30〜

NPO法人ハヌルハウス代表の前田憲二監督から、自作の映画フィルムを寄贈していただいた。それを記念し隔月を目安に全てのフィルムを上映してゆきます。
今回は韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭招待作品、神戸初公開の『東学農民革命 唐辛子とライフル銃』をご覧いただきます。

今後の上映予定作品は『土佐の泥繪師・繪金」『神々の履歴書』『土俗の乱声』『恨・芸能曼荼羅』『百萬人の身世打鈴』『原色に白を求める画家—呉炳学の宇宙』『月下の侵略者』など。

 

「東学農民革命 唐辛子とライフル銃」
(2016/111分/ブルーレイ上映)
製作:NPO法人ハヌルハウス、映像ハヌルビデオプロジェクト
プロデューサー・監督:前田憲二 作曲:甲田潤 撮影:北村徳男 編集:曺南鉉

韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭招待作品
神戸初公開

『赤いマフラー』『ブルガサリ』など日本でも名高い映画監督、申相玉(シンサンオク、 1926~2006)が劇映画づくりを目指すが実現しなかった「東学農民革命」を、申監督とともに調査した前田憲二監督が長編ドキュメンタリー映画として完成した。東学農民革命とは、1860年に崔済愚(チェジェウ)によって創始され、人々の平等を強調した宗教思想「東学」を背景に、貧困と差別にあえぐ民衆が1894年に立ち上がった蜂起で、それが日本の派兵に繋がり日清戦争へと転がって行く。韓国の美しい風景や踊りや音楽などを交えながら、東学に関する史跡や人物を取材したこの作品は2016年の韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭に招待され絶賛されたものの、日本の映画館では公開されず幻の映画となっている。関西では京都と大阪でホール上映されたが、神戸では今回が初公開となる。前田監督の最新作をぜひご覧ください。

前田憲二
1935年大阪府出身。1960年代後半より日本各地や中国・朝鮮半島に祭りや芸能を追い続け、祭事を記録したテレビ・映画作品は250本以上におよぶ。 代表作に、『おきなわ戦の図 命どぅ宝』(1984)、『神々の履歴書』(1988)、『土俗の乱声 』(1991)、『恨・芸能曼陀羅』(1995)、『百萬人の身世打鈴』(2000)、『月下の侵略者』(2009)、『東学農民革命』(2016)などがある。2001年、韓国政府より王冠文化勲章を授与された。 NPO法人ハヌルハウス代表理事を務める。

《料金》
一般:1800円 シニア(65歳以上):1500円 ユース(25歳以下)・会員:1300円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


連続講座:20世紀傑作映画 再(発)見
第10回 最も物議をかもしたアメリカ映画──グリフィス『国民の創生』を再考する

2020年10月31日(土)

このシリーズ講座では、映画史の節目を刻んできた傑作を毎回一本ずつ上映し、検証してゆく。時代の中から生まれながら、時代を超えて生き残る。古典とはそういうものだ。それは、つねに〈来るべき〉作品であり、映画館のような場所でそのつど〈発見〉される。このような観点から、作品を映画史の中にきっちりと位置づけ、それがいかにして生まれ、どのように受容され、それ以後の映画にどんな影響を与えたのかを検証する一方で、あたかも新作を見るように、その映画を純粋に味わい、どこにその〈映画的〉魅力があるのかを探ってゆく。

13:30〜 上映
「国民の創生」
The Birth of a Nation
(アメリカ/1915/156分[16コマ]/16mm)
監督:デヴィッド・ウォーク・グリフィス
原作:トーマス・ディクスン
脚本:フランク・ウッズ、デヴィッド・ウォーク・グリフィス
撮影:ビリー・ビッツァー
出演:リリアン・ギッシュ、メエ・マーシュ、エルマー・クリフトン、ロバート・ハロン、ヘンリー・B・ウォルソール、ミリアム・クーパー

伴奏:鳥飼りょう

 

16:20〜(終了予定17:50) 講座
講師:井上正昭(翻訳・映画研究)
映画のアルカイックな時代に終わりを告げ、映画芸術の真の誕生を世に知らしめた、アメリカ映画最初の偉大な作品──グリフィスの『国民の創生』。世界の映画を見渡しても稀なことであるが、アメリカ映画において、国民の誕生は、映画の誕生とぴたり一つに重なり合う。それを象徴しているのがこの作品である。だが、この映画は他方で、最も嫌悪すべき人種差別主義的映画のシンボルとして、当時から今に至るまでタブーのように扱われてきたのだった。仮にグリフィスの映画に人種差別主義が存在するとして、それはいかなるものだったのか。『国民の創生』以前と以後のグリフィス作品における黒人やインディアンの描写も参照しつつ、この問題をもう少しニュアンス豊かに掘り下げてみたい。とはいえ、この映画はこの問題だけに収まりきるものではない。バイオグラフ時代からの集大成として作られたこの作品を通して、グリフィス映画の魅力のありかを探り、その映画史的意義についても再検討する。

 

井上正昭
1964年生まれ。Planet Studyo + 1 で映画の自主上映にたずさわる。訳書に『映画監督に著作権はない』(フリッツ・ラング、ピーター・ボグダノヴィッチ/筑摩書房 リュミエール叢書)、『恐怖の詩学 ジョン・カーペンター』(ジル・ブーランジェ/フィルムアート社)、共著に『映画を撮った35の言葉たち』(フィルムアート社)がある。
ブログ「明るい部屋:映画についての覚書」

《映画鑑賞料》 生演奏付き 一般1700円 ユース(25歳以下)1200円 会員1500円
《講座参加費》  一般1000円 ユース(25歳以下)500円 会員700円
予約受付
[先行予約]映画鑑賞と講座のセット予約
[開催一週間前より受付]映画鑑賞、または講座の単独予約
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。