プログラムPROGRAM

新作

『LOCO DD日本全国どこでもアイドル』
2017年12月8日(金)〜12日(火)

花咲く乙女たちのウソとホント!
Dorama & Documentaryで描く地方アイドルたちの現在と未来!

オトメ☆コーポレーション/3776/FantaRhyme 主演!

3人の監督が3組のロコドル(地方アイドル)を自ら選び、虚実皮膜のアイドルにふさわしく、ドラマとドキュメンタリーをないまぜにして描いたオムニバス映画、いよいよ公開決定!

 

 

第一話『Last DAYS~君といた場所~』

監督:田中要次 撮影:大橋次郎、ウォン オンリン
出演:オトメ☆コーポレーション

「あるよ」を流行させた役者として知られるBoBAこと田中要次が選んだのは、同郷の長野のオトメ☆コーポレーション。作品完成前に全員脱退というアクシデントに見舞われながらドラマを超える現実に誠実に向き合い、苦難を克服して作品化。先の見えないアイドルたちを愛でるファンには、特に興味深い作品となっている。

 

第二話『ファンタスティック ライムズ!』

監督:大工原正樹 音楽:H(eichi) 撮影:中瀬慧 照明:玉川直人 音響:川口陽一 編集:和泉陽光
出演:FantaRhyme

映画、TVドラマ、Vシネマ、音楽ビデオなど数百本にわたる作品を演出している大工原正樹は、福岡をベースに活躍するFantaRhyme(ファンタライム)。確かな技量と熱意で都内のフェスに出るたびに「FanataRhymeすごい!」と反応がある伸び盛りの彼女らの「今」を、ドラマ部分に大胆に即興を盛り込みながらイキイキと切り出している。

 

第三話『富士消失』

監督:島田元 撮影:松本岳大 記録・制作:島田充子
出演:井出ちよの(3776)

80年代の自主映画シーンで名を馳せ、脚本家としても知られる島田元は、静岡は富士山のアイドル3776(みななろ)。各界で絶賛されたアルバム「3776を聴かない理由があるとすれば」をヒントに、現実から夢の世界へと越境する。

 

(2017/113分/ブルーレイ上映)©LOCO DD 製作委員会

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→予告編

→JISYU〈自主映画アーカイヴ上映〉 vol.4 映画王と早大シネ研特集(1980年代東京)

《料金》
一般:1700円 学生:1300円 シニア:1100円 会員:1100円
*初日サービスDAY 一律1100円


新作ドキュメンタリー
記憶の中のシベリア
『祖父の日記帳と私のビデオノート』『海へ 朴さんの手紙』

2017年11月3日(金・祝)〜7日(火)

孫の世代が見つめた シベリア抑留にまつわる2つの記憶
珠玉のドキュメンタリー映画2作品を一挙上映

「祖父の日記帳と私のビデオノート」
(2013/40分/ブルーレイ上映)
監督・撮影・編集:久保田桂子
出演:久保田直人
 
祖父について思い出すこと、それはいつも畑を耕す姿。その祖父には中国での戦争やシベリア抑留の体験があった。祖父は遠い大地で人を殺めたことがあるのか。最後まで百姓として生きた祖父とその戦争の記憶を、孫である私の眼を通して描く。
2014年 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル コンペティション部門大賞受賞

 

「海へ 朴さんの手紙」
(2016/70分/ブルーレイ上映)
監督・撮影・編集:久保田桂子
出演:朴道興(パク・ドフン)、山根みすえ、山根秋夫(写真)
 
ソウルに暮らす朴さんはかつて日本兵だった。朴さんはシベリア抑留を経験していた。彼は日本軍で一緒だった日本人の親友、山根さんに宛てて何度も手紙を送ったがそれが届くことはなかった。私は二人が別れてから60年後、その手紙を届ける旅に出た。
2016年 あいち国際女性映画祭 フィルム・コンペティション部門 出品

 

計り知れない戦争の記憶——

祖父たちの世代が体験したその記憶を、何気ない日々の生活と、四季の移ろいが映し出す風景からささやかに描き出した、珠玉のドキュメンタリー映画2作品が誕生した。

監督はこの2作が劇場初公開となる新鋭、久保田桂子。美術大学で劇映画の製作を学んだ後、ドキュメンタリーの制作をスタート。日常を繊細に捉える視点と、エッセイを読んでいるような独特の描写が評価され、第1作『祖父の日記帳と私のビデオノート』は映画監督の諏訪敦彦(『H story』)、ヤン・ヨンヒ(『かぞくのくに』)らが審査員を務めた、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル コンペティション部門で大賞を獲得している。
第2作の『海へ 朴さんの手紙』は、1作目の制作をきっかけに出会った、シベリア抑留を経験した一人の韓国人男性の人生とその想いを描き、1作目と同様にシベリア抑留が背景にある作品でありながら、より深みのある作品に仕上がっている。

久保田桂子(監督)
長野県生まれ。武蔵野美術大学で劇映画を学んだ後、2004年よりドキュメンタリー制作を開始。2005~2013年、武蔵野美術大学イメージライブラリー勤務。現在は長野県に戻り、病院事務で働きながら映像制作を続けている。2004年から自身の祖父をはじめとする日本、韓国のシベリア抑留者のインタビュー撮影を始める。これらの映像をもとに、2013年に祖父についての作品『祖父の日記帳と私のビデオノート』、韓国の元日本兵・朴さんが日本人の友人へ宛てた手紙についてのドキュメンタリー『海へ 朴さんの手紙』を制作。
 

11月3日(金・祝) 初日ミニトーク 久保田桂子(監督)*当日の映画鑑賞者対象

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《料金》
一般:1800円 大学・専門学校生:1500円 シニア:1100円
会員:1100円
*初日サービスDAY 一律1100円


イラスト:やまだないと

堀禎一監督最新作
『夏の娘たち~ひめごと~』
2017年9月29日(金)〜10月10日(火)[水・木休映]

「夏の娘たち~ひめごと~」
(2017/75分/HD[ブルーレイ上映])R-15
監督:堀禎一
製作:高津戸顕、森田一人、朝倉大介
脚本:堀禎一、尾上史高
撮影・照明・録音:渡邉寿岳
音楽・音響・整音:虹釜太郎
編集:堀禎一
助監督:永井卓爾
撮影協力:上田市フィルムコミッション、伊那谷市フィルムコミッション
宣伝:細谷隆広
配給:インターフィルム

出演:西山真来、鎌田英幸、松浦祐也、志水季里子、下元史朗、速水今日子、ビノシュ、和田みさ、櫻井拓也、小林節彦、川瀬陽太、外波山文明

長く止まっていた時間が動き出し、
人間関係が変わりはじめる。
それは自ら運命を選択する女たちのひと夏の物語。

[STORY]
山あいの小さな町に直美(西山真来)は養父の最期を看取りに戻って来た。義理の弟・裕之(鎌田英幸)との再会はふたりのあいだに秘密の過去をよみがえらせる。彼らは姉と弟の関係を越えて男女の仲に至っていた。裕之への愛を再燃させた直美だったが、やはりこの町に戻って来た幼なじみの義雄(松浦祐也)を前に思いは乱れる……。

 

知られざる最後の天才監督:堀禎一が、
原風景に横たわる普遍の土着的人間世界を、官能と禁忌の物語として表露する。

[INTRODUCTION]
ピンク映画でデビュー、ライトノベルやコミック原作の青春映画で高く評価されたのち、ドキュメンタリー作品を連作するなど、ジャンルを横断した活動を展開する映画監督・堀禎一6年ぶりの劇映画は、原点に回帰した官能と禁忌の物語。
地方都市を舞台にして冴えをみせる堀が今回ロケ場所に選んだのは、信州は長野県上田市。静岡県の斜面集落の四季を追ったドキュメンタリー『天竜区』シリーズの方法論をフィクションに取り込み、ひんやりと清冽な夏の風の吹くなか、それぞれの手で運命を選ぼうとする女性たちの姿が描かれる。
家族、血縁、地域に根差したきわめて土着的な人間関係に着目した作劇は、それらが決してなくなったわけではなく、今も現代の日本で孤独を抱え、愛を求め、惑い、迷い、揺れ動く人びとに普遍の出来事であることを浮かび上がらせる。
藤田敏八の『妹』のようにひとりの女の帰還から血をめぐるタブーの物語が動きはじめ、エドワード・ヤンの『ヤンヤン 夏の想い出』を裏返したように進み、いや、葬式で始まり結婚式で終わる物語とはずばり小津安二郎の『秋日和』そのもの――。映画史への鋭敏な自覚にもとづく豊饒な映画的記憶を下敷きにしながら、それらといずれも似て非なる堀禎一独自の世界が高地の涼しい空気のなかに展開する。
ヒロインの直美役に舞台、映像で活躍する西山真来。『乃梨子の場合』(’15)につづく映画主演作で、リアルな女性の息吹を表現している。共演は舞台で活躍する鎌田英幸、『怒り』(’16)『まんが島』(’17)の個性派・松浦祐也が演技を披露している。ほかに『ブルーレイン大阪』(’83)の志水季里子、『つぐない ゴールデン街の女』(’14)の速水今日子、『貌斬り』(’16)の和田みさ、『ローリング』(’15)の川瀬陽太、『濡れた欲情 特出し21人』(’74)の外波山文明、ビノシュ、櫻井拓也、小林節彦、下元史朗ら個性派俳優が脇を固めている。

 

 

堀禎一
1969年、兵庫県生まれ。東京大学仏文科を卒業後、佐藤真構成・編集のドキュメンタリー『おてんとうさまがほしい』(’94)の制作に参加。小林悟、北沢幸雄、サトウトシキ監督らの助監督を務めたのち、ピンク映画『宙ぶらりん』(’03 公開題:SEX配達人 おんな届けます/別題:弁当屋の人妻)で監督デビュー。3本のピンク映画を発表後、『妄想少女オタク系』(’07)で一般映画を監督。『憐 Ren』(’08)『魔法少女を忘れない』(’11)などのライトノベルやコミック原作映画、ピンク映画『東京のバスガール』(’08 公開題:したがるかあさん 若い肌の火照り/別題:恍惚)などを発表するかたわら、映画論、映画評の執筆も行う。2013年からは静岡県の集落に通いつめて定点観測ドキュメンタリー『天竜区』シリーズの製作をつづけている。
*東京での『夏の娘たち~ひめごと~』公開、および特集上映が大盛況の最中の2017年7月18日くも膜下出血により逝去。享年47歳。

STORY・INTRODUCTION・プロフィール文制作:磯田勉

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《料金》
一般:1500円 学生・シニア:1100円 会員一般:1100円 会員学生・シニア:1000円
*初日サービスDAY 一律1100円

9月29日(金)初日上映前挨拶 西山真来(『夏の娘たち~ひめごと~』主演)

9月30日(土)堀禎一監督追悼特別上映
「宙ぶらりん」

(成人公開題「SEX配達人 おんな届けます」)R-18
(2003/64分/35mm)
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
監督:堀禎一 脚本:奥津正人 撮影:橋本彩子
照明:安部力 音楽:綱元順也 編集:矢船洋介
制作:国映、新東宝映画
出演:恩田括、ゆき、加藤靖久、佐々木日記、涼樹れん、マメ山田、星野瑠海、伊藤猛
美香は同棲中のオサムとの結婚を望んでいるが彼はなかなかその気になれない。デリヘル嬢の運転手をしているオサムは新人に心惹かれ、弁当屋で働く美香は常連客にプロポーズされて困惑する……。 大人になりきれない男女の恋愛模様を繊細に綴った堀禎一のデビュー作。最新作『夏の娘たち~ひめごと~』と同じく青春の終わりが最後に訪れる。
《料金》
一般:1200円 学生・シニア:1100円 会員一般:1100円 会員学生・シニア:1000円
協力:東京国立近代美術館フィルムセンター


関西初上映
『ちかくてとおい』
2017年6月30日(金)〜7月11日(火)[水・木休映]

7月1日(土)各回上映終了後 トーク 大久保愉伊(監督)+ 高橋知由(構成)

「ちかくてとおい」
(2015/53分/ブルーレイ上映)
監督・撮影・テキスト・編集・ナレーション:大久保愉伊
構成:高橋知由 音楽:大久保正人 撮影補:西川尚志、高橋知由、小森はるか MA・音楽収録:吉田俊光
助成:GBFund 製作・宣伝・配給:Revolving-Lantern

大津波から30年後
2041年28才になる姪へ

津波で大きな被害を受けた岩手県大槌町。
かつて町があった場所はかさ上げ工事のために土に埋もれてしまう。
この町で生まれ育った映画作家は、震災後に生まれた姪に向けて、
彼女が大人になる頃には見れなくなる風景について映画で伝えようとする。

風景の記録映像で構成された53分の町の記憶
監督は2011年に『槌音』を発表した大久保愉伊。
彼が生まれ育ったふるさとの記憶と風景を、未来の姪に向けたメッセージで語る、ビデオレターのようなドキュメンタリーが本作『ちかくてとおい』である。本作の主役となるのは様々な時期の大槌の風景。震災前の町並み、震災直後の変わり果てた町の光景、草花が住宅の基礎を覆う夏の景色、町の跡を練り歩く祭り。
現れては消えていった風景の映像に、震災後に生まれ、大人になる姪に向け、町の記憶やメッセージが監督自身の声で語られる。

「2041年あなたの目の前には、どのような町並みが広がっているのだろう? そこではどんな景色が見え、どのような音が聞こえるのだろう?」

インタビューもなければ、登場人物もいない。
ある日突然消えていった風景から、これから生まれる風景を想像させる映像詩。

昨日と今日、今日と明日は似ているようでまるで違う

大久保愉伊(監督)
岩手県大槌町出身。映像作家。成城大学芸術学科に入学後、映画研究部に所属し映画を作り始める。東日本大震災の被災地である故郷を記録した『槌音』(2011)は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2011やキューバ新人監督映画祭などで上映され、日本映画復興会議奨励賞を受賞。同じく故郷を記録した『ちかくてとおい』(2015) は山形国際ドキュメンタリー映画祭2015、ニッポンコネクション2016(フランクフルト)で上映された。以後も故郷を記録し続けている。

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《料金》
一般:1200円 学生・シニア:1000円 会員:1000円


ドキュメンタリー映画
『あるアトリエの100年』
2017年6月16日(金)〜20日(火)

現在のアトリエ内部

女子洋画研究所の生徒たち(16ミリフィルムより)

「あるアトリエの100年」
(2016/110分/HD[ブルーレイ上映])
企画:辻澄子、藤原智子 脚本:千原卓司、山崎欽毅
演出:山崎欽毅、千原礼子
撮影:松田重箕 撮影協力:人見健一、楡金厚行
語り:小原雅一 音楽:松島美毅子
制作:千原卓司
製作:イメージブレーン

2016年キネマ旬報 文化映画ベストテン 第2位

 

 

100年前のアトリエから発見された16ミリフィルム
そこには、日本近代美術史の一頁が刻まれていた

現在のアトリエ外観

東京都渋谷区恵比寿の住宅街に、建てられて100年以上のアトリエが残っています。
1908年に建てられたこのアトリエは、洋画家 岡田三郎助、その妻岡田八千代(小説家・劇作家。小山内薰の妹)、洋画家 辻永(ひさし)が住み嗣いできた歴史あるアトリエです。
最近、このアトリエの調査で、16ミリフィルムが発見され、それをデジタル化してみると、岡田三郎助や辻永関連の貴重な映像が浮かび上がってきました。
岡田の文化勲章の受賞式、洋画界上げての祝賀会の様子、銅像の贈呈式などに加え、当時のアトリエに通っていた、女子洋画研究所の女学生たちがカラーフィルムで登場していました。いずれも昭和初期の映像です。
岡田三郎助をはじめ、岡田八千代、辻永、岩田藤七、有馬さとえ、森田元子、三岸節子、古沢岩美、いわさきちひろ・…明治、大正、昭和にかけて、このアトリエに関わり、一流の芸術家に育っていった人たちの足跡を、残された16 ミリフィルムの映像、アルバムの写真、関係者のインタビューや美術館などの取材を通して、明らかにしていきます。

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アトリエの主人たち
左から岡田八千代、岡田三郎助、辻永

《料金》
一般:1500円 大学・専門学校生:1200円 中高生:1000円 シニア:1100円
会員:1000円
*初日サービスDAY 一律1100円


B5x20万田邦敏監督最新作
『SYNCHRONIZER』
2017年5月19日(金)〜23日(火)

「SYNCHRONIZER」
(2015/83分/HD[ブルーレイ上映])
監督:万田邦敏 脚本:小出豊、竹内里紗、万田邦敏
撮影:山田達也 照明:玉川直人 美術:栗田志穂
録音:河南逵 編集:万田邦敏、小出豊 音楽:長嶌寛幸
製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ

出演:万田祐介、宮本なつ、古川博巳、中原翔子、大塚怜央奈、美谷和枝

人間の脳波実験をめぐるこの映画は、
サスペンスか、SFか、
それとも究極のラブストーリーか?

『UNLOVED』(2002年)『接吻』(2008年)の鬼才・万田邦敏の、『イヌミチ』(2014年)につづく最新作となる本作は、自身が教鞭をとる立教大学現代心理学部の映像生態学プロジェクトの一環として製作された。万田監督と共に脚本を手がけるのは、『こんなに暗い夜』(2009年)の監督・小出豊と、2015年に、初監督作『みちていく』が話題を呼んだ新鋭・竹内里紗。緊張感あふれた映像は、『イヌミチ』や篠崎誠監督『あれから』(2012年)を手がけた山田達也が撮影。その緊張感をさらに増長させるのは、サウンドデザイナー/映画音楽家として数々の作品を手がけてきた長嶌寛幸の音楽だ。研究室での奇妙な実験や脳波データなど、どこかSFチックな要素を散りばめながら、サスペンスとラブストーリーが混ざり合った斬新なストーリー展開が見る者を魅了する。

ヒトと動物、いやヒトとヒトの脳波を同期させたら、
いったいどんなことが起こるのだろうか。

男と女の愛と狂気がもたらす、予測不能なサイコスリラー。
人間と動物の脳波を同期させるという無認可の研究を孤独に続ける、研究者の長谷川高志(万田祐介)。研究所で立場の弱い彼を見守る同僚の木下萌(宮本なつ)は、この実験が、脳機能障害をも改善させる素晴らしい成果をもたらすことに気づく。共に研究を続けるふたりは、やがて私生活でも愛し合うようになる。一方高志は、動物だけでなく人間と人間の脳をつなげることで、母・春子(美谷和枝)の認知症を治せるかもしれない、と希望を抱いていた。だが萌はその研究成果が思わぬ結果をもたらすことに気づき、高志を止めようとするが……。
大切な人のために倫理を超えた実験に没頭する男。そんな男を盲目的に愛する女。そして息子の愛を一身に受ける母。3つの愛は、やがて人々を狂気へと誘い、暴走する。果たして彼らの愛が行き着く先には、何が待ち受けているのか?

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→公式サイト
→予告編

《料金》
一般:1800円 大学・専門学校生:1500円 中高生:1000円 シニア:1100円
会員:1100円
*初日サービスDAY 一律1100円


篠崎誠監督最新作
『SHARING』
2017年5月12日(金)〜16日(火)

14日(日)上映終了後 篠崎誠監督 Q&A

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(2014/111分/HD[ブルーレイ上映])
監督:篠崎誠 脚本:篠崎誠、酒井善三
撮影:秋山由樹 録音:百々保之 美術:宮崎圭祐
編集:和泉陽光 特技監督・視覚効果:田口清隆
製作:コムテッグ

出演:山田キヌヲ、樋井明日香、木村知貴、河村竜也、高橋隆大、兵藤公美、鈴木卓爾、木口健太、清水葉月、小林優斗、吉岡紗良、三坂知絵子、鈴木一希

2011年3月11日。
地震と津波による大災害は、原子力発電所の爆発をも引き起こし、日本人の心に大きな爪痕を残した。あれから5年。放射性物質の漏れは依然として終息の兆しを見せておらず、私たちの生活は、あの時の不安を拭えないまま続いている。本作『SHARING』(共有の意)は、そうした震災後の日本人の心の問題に、映画的な想像力を駆使して、真正面から向き合おうとしたフィクションである。

社会心理学者の瑛子(山田キヌヲ)は、東日本大震災の予知夢を見た人を調査している。誰にも打ち明けていなかったが、彼女は震災で死んだ恋人の夢をずっと見続けていた。一方、同じ大学の演劇学科に通う薫(樋井明日香)は、卒業公演の稽古に追われている。ある時、311をテーマにしたその公演を巡って、仲間たちと決定的に衝突してしまう。薫もまた、この芝居を初めてから同じ夢にうなされていたのだが…。

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→予告編

《料金》
一般:1800円 大学・専門学校生:1500円 中高生:1000円 シニア:1100円
会員:1100円
*初日サービスDAY 一律1100円


あったまら銭湯?¤?­ B5表AT1108ATオール淡路島ロケ映画
『あったまら銭湯』
2017年5月12日(金)〜16日(火)

「あったまら銭湯」
(2016/70分/ブルーレイ上映)
監督:大継康高
脚本:酒井麻衣、大継康高、谷垣里都希
撮影:山内隆弘、山本晃大、山内泰
照明:笠井拓児 録音:中村崇志 美術:大野賀世
主題歌:ガガガSP「時代はまわる」
製作:海の映画館をつくろうプロジェクト実行委員会
制作:株式会社海空

出演:笹野高史、松原智恵子、ささの堅太、中尾萌那
コザック前田、山本聡、桑原康伸、田嶋悟士、春田純一

 

淡路島にある小さな銭湯「扇湯」。
銭湯の番台・前田は4世代にも渡り、島の人々の様々な人間関係を見守ってきた。
常連客のひとり、佐々木正信(笹野高史)は、高校生の時、
ある女の子がきっかけで銭湯に行くようになり、
50年たった今も通い続けている・・・
2代目番台の前田は、佐々木正信の高校時代を見つめ、
4代目番台の前田は、67歳になった佐々木正信を見つめる。
これは、銭湯で繰り広げられる不器用な男の恋物語である。

オール淡路島ロケ映画
本作品は、オール淡路島ロケで行われた映画です。
主演の佐々木正信役を演じたのは、淡路島出身の俳優・笹野高史。
その50年前の役を演じたのは、笹野高史の息子で俳優のささの堅太。
佐々木正信の初恋の女性・慶子役には、日本を代表する女優・松原智恵子。
その50年前の役を演じたのは、淡路島全域オーディションでヒロインに選ばれた現役高校生の中尾萌那。
そして、本作品のキーマンである番台役として、神戸を代表するロックバンド・ガガガSPのコザック前田が務めます。
劇中に流れる曲もガガガSPが担当。主題歌「時代はまわる」は、本作品とリンクしている部分も多いので、エンディングでしっかり歌詞を聞いていただけるとよりこの映画を楽しんでもらえると思います。

大継康高(監督)
淡路島出身の映像ディレクター。2012年に映像制作会社・海空を設立。TV番組を中心にCM・MVなどを手掛ける。2016年、自身が脚本・監督を務める映画「あったまら銭湯」を制作。また同時に、「海の映画館をつくろうプロジェクト」を企画し、同年、地元・淡路島に海の映画館をつくり「うみぞら映画祭」を開催する。

→公式サイト
→予告編

[連携企画]
【映画「あったまら銭湯」上映スペシャルツアー
 ~神戸ディープゾーン・新長田の下町食べ歩きと名物銭湯・扇港湯~】
5月14日(日) 主催:ふろいこか~プロジェクト

《料金》 一律 1000円


特別先行試写会『自由なファンシィ』
2017年5月14日(日)16:30〜

公開準備中の筒井武文監督最新作『自由なファンシィ』を特別上映。今回が関西初上映となります。

上映終了後 筒井武文監督 Q&A

「自由なファンシィ」
(2015/115分/HD[ブルーレイ上映])

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監督・脚本:筒井武文 脚本:久保寺晃一、松平英子 プロデューサー:桝井省志、土本貴生、山川雅彦
撮影:谷口和寛 撮影監修:柳島克己 照明:森紀博、浦田寛幸 録音・整音:鈴木昭彦 録音:光地拓郎
音楽:中野弘基 音楽監修:長嶌寛幸 美術:柴田正太郎、玉林亜理 美術監修:磯見俊裕 編集:大川景子
制作プロダクション:アルタミラピクチャーズ

出演:岩瀬亮、松平英子、浜崎茜、新井晴み(友情出演)、金橋良樹、奥瀬繁、藤沢大悟、渡邊りょう、 田中里奈、花柳琢兵衛、佐々木一平、羽田野直子、島崎奈央、張丹妮、李嫚倫、馬雅欣、久保寺晃一、菊地結丹佳、篠崎誠、万田邦敏、佐藤歩、諏訪敦彦、鈴野美子、鈴野麻衣、中村研一、趙心智

ぼくの目に映るきみは誰ですか。 きみの目に映るひとは誰ですか。
fancy03〈運命〉であろうとした女と〈運命の女〉だけを求めた男。まだ始まっていない恋。あり得たかもしれないもうひとつの宇宙で、孤独な惑星同士が引きあい、夢を見る。 「擬似=フィクション」であることのあやうさが、2人の隠れた欲望と遊び心にほんの一瞬火をともす。それは素敵な映画の魔法。

もう始まってしまった恋。無限にあり得た可能性のなかから選びとられ、この地上にありふれた関係。移転、恋愛、死別、誕生。過ぎゆくものばかりの世のなかで、2人は日々、自由を得るためになにかを失って生きてきたことを知る。「擬似=フィクション」でしかなかったとしても、いやだからこそ、そのかけがえのない大切な瞬間を「記録=ドキュメント」すること。それもまた、まぎれもない映画の魔法。

ひとまず、『自由なファンシィ』は青年を狂気の愛へと駆り立てるファムファタール(=運命の女)についての映画であるといえる。だがまた同時にこの映画は、そのファムファタール自身の内面に引かれた、現実と夢想の曖昧な境界線をめぐる映画でもあるのだ。そこに映るのは、自らを探求し、内なる空白のキャンバスと対峙しなければならない女/優という不可思議な存在の真実。

fancy02そんな「演じること」と「リアルであること」の間で葛藤しながら、自らと向き合い真摯に歩み続ける主人公のゆかり役に本作が映画初主演となる松平英子。ゆかりに一途な思いを抱きながら、それゆえに翻弄されてゆく千尋をコミカルかつシリアスに演じるのは、『イエローキッド』(10)や「深夜食堂」(09)など舞台・テレビ・映画等で活躍する岩瀬亮。

『孤独な惑星』に続いて、筒井武文監督が贈る「愛の3部作」第2作『自由なファンシィ』。チャーミングでファンタスティックな映画の魔法を愛するすべての人へ。

 

《料金》
一般:1500円 会員:1100円


日本映画史上初! ロシアで撮られたSF映画
『レミニセンティア』
2017年4月14日(金)〜18日(火)

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「レミニセンティア」
(2016/89分/ロシア語/HD[ブルーレイ上映])
監督・脚本・撮影・編集:井上雅貴
プロデューサー:井上イリーナ
配給:INOUE VISUAL DESIGN

出演:アレクサンダー・ツィルコフ、井上美麗奈、ユリア・アサードバ

アレクサンドル・ソクーロフ監督『太陽』の
日本人スタッフが描くロシアSF感動作

忘れたい記憶がありますか? 取り戻したい記憶はありますか? あなたの記憶は真実ですか?
記憶をテーマに日本人監督がロシアに渡り、ロシアSF感動作を作り上げた。
記憶を消すことのできる父と絵が大好きな娘、父は悩める人々の記憶を消し、その記憶で小説を書いていた。しかし、ある日、愛する娘との思い出が消えている事に気づく。
忘れたい記憶と取り戻したい記憶、果たして記憶に翻弄される人間の存在とは何なのか?

哲学的なテーマを持つ、エンターテイメント作品
監督の井上雅貴は、アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画『太陽』のメイキング監督を務め、その時ロシアの映画制作を学んだ。本作が初監督であるが、映画を作るならスケール感のある作品を作りたいという監督の熱意と、今まで培った映画製作のノウハウにより、商業映画に匹敵するクオリティの作品が出来上がった。自主映画ながらロシアロケを敢行、監督自ら脚本、撮影、編集を兼ね、日本の自主制作映画の限界に挑んだ。ちなみにこの作品は出資が日本の為、日本映画に分類される。

撮影場所はモスクワから300km離れた古都ヤロスラブリ。黄金の輪と呼ばれる歴史的な建造物が立ち並ぶ街でありながら、旧ソ連時代は工業地帯だった街。
主人公の娘を演じるのは監督とプロデューサーの娘、井上美麗奈。それ以外の出演者は実際にこの街に住むヤロスラブリ劇場に所属する本格的な役者達で、この映画のテーマを感じ取り出演してくれた。

ロサンゼルスシネマフェスティバル・オブ・ハリウッドで主演男優賞、監督賞、長編作品賞など主要部門を受賞、ハリウッドで評価されたことが全世界の人々に伝わる作品であることを証明している。

レミニセンティア=記憶の万華鏡
映画は現実ではなく虚構の世界、現実とは記憶による曖昧なもの。美しい映像と様々な仕掛けの物語があなたの脳を刺激する。

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4月15日(土)各回上映後 ミニトーク:井上雅貴(監督)、井上美麗奈(出演)
4月16日(日)15:30の回上映後 監督挨拶+トーク:扇千恵(ロシア語講師/ロシア映画研究)

井上雅貴(監督)
1977年、兵庫県生まれ。日本工学院専門学校映画科にて16mmの短編映画を製作し始める。卒業後、MVビデオ、CM、TV番組などのディレクターをつとめ、2005年に有限会社INOUE VISUAL DESIGNを設立。映画編集として石井岳龍監督の『DEAD END RUN』『鏡心』に参加。メイキング監督として、『スカイハイ』『最終兵器彼女』『ラフ』『ディアフレンズ』『犯人につぐ』『腑抜けども、悲しみに愛を見せろ』『シャカリキ!』『しあわせのかおり』『きみの友だち』『毎日かあさん』『深夜食堂』など数々の映画作品に参加。映画制作のノウハウを多方面から学ぶ。アレクサンドル・ソクーロフ監督のロシア映画『太陽』にメイキング監督として参加。3ヶ月ロシアに滞在し、ロシアの映画製作を学ぶ。ロシアでの撮影を決意し、映画企画を進める中、内容、撮影、共に商業映画の企画として難しい為、自主制作を決意。いままで参加した映画の知識をすべて使い初長編映画『レミニセンティア』を完成させる。

→公式サイト
→予告編

《料金》 特別鑑賞券(前売り):1400円
一般:1700円 大学・専門学校生:1500円 中高生:1200円 シニア:1100円
会員:1100円
*初日サービスDAY 一律1100円


木村卓司・井手豊 新作上映会
2017年3月11日(土)・12日(日) 18:00〜
木村卓司監督は両日来館、井手豊監督は12日来館。

ミクロとマクロが交錯する木村卓司と井手豊の映像宇宙。

「宙」

「宙」

「懐中散策」

「懐中散策」

 

木村卓司 監督作品
「宙」

(2016/59分/DVD上映)
常に映画とは何かを追求していたが、最近映画は存在しないと思えてきた。無時間だけが存在していると思えてきた。映画の消滅と再生を石を使って撮りました。なんじゃそれ、と気になる方は是非見に来てください。

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木村卓司
1964年京都生まれ。スピルバーグや宮崎駿に憧れ高校時代から自主映画を撮り始める。主な作品は『さらばズゴック』 (1986)、『眼の光』『非在/風景』(2004)、『阿呆論』(2008)、『シネマトグラフオブエンパイア』(2009)、『街に映画館を造る』(2011)、『時』(2012)『庭』(2015)

 

井手 豊 監督作品
「懐中散策」

(2016/18分/サイレント/ブルーレイ上映)
虫と風景に自分の心の世界を思い浮かべます。

「静寂の光」
(2016/11分/サイレント/ブルーレイ上映)
桜で有名な地元津山の鶴山公園で心惹かれた光景。

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「懐中散策」

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「静寂の光」

井手 豊
1965年生まれ。出身の岡山県津山で、1988年頃から映像づくりをはじめる。最初は劇映画をめざすが、個人的なイメージ映像の存在を知りその時々に出会い、心惹かれた人や風景や生き物などを心象映像として作り続けている。 映像展として、2014年「アートの今・岡山2014『時のカタチ』巡回展」(岡山県天神山文化プラザ)、2015年「井手豊映像の世界~仄かに灯る宇宙~」(奈義町現代美術館)がある。
 

魅了するものに留まる眼差し、ひたすら現在であり続ける時間、主体と客体の距離化や弁証法は井手さんの作品からは消え失せているように感じられる。でもその対象物ははっきりと世界の法則の中にある。風を光を受け、具象的な場にとどまりながら生を格闘している。井手さんの映画は世界への感嘆であり、そしていつもどこか残酷だ。その対象物の生命や美が映画作家の技巧や語りで生まれるのではないことを知っているからなのだろう。そう、世界は残酷なまでに奇跡に満ちていることを、その映像は教えてくれる。
──渋谷哲也(ドイツ映画研究)

 

《料金》入替なし
一般:1400円 学生・シニア:1300円
会員一般:1300円 会員学生・シニア:1200円


鈴木卓爾監督最新作「ジョギング渡り鳥」
2016年7月15日(金)〜26日(火) *20日(水)・21日(木)は休映

トーク:鈴木卓爾(監督)+細馬宏通(滋賀県立大学人間文化学部教授)
7月16日(土) 参加無料(要当日の映画チケット半券)


JW_flyer_face_151031_ol_ti「ジョギング渡り鳥」

(2015/157分/HD[ブルーレイ上映])
監督・場面構成:鈴木卓爾
撮影監督:中瀬慧 音響:川口陽一 編集:鈴木歓
人物造形・台詞・撮影芝居・録音芝居・音響効果・宣伝:映画美学校アクターズ・コース第1期高等科
製作:映画美学校 Migrant Birds Association
宣伝・配給:Migrant Birds Association カプリコンフィルム
© 2015 Migrant Birds Association / THE FILM SCHOOL OF TOKYO

出演:中川ゆかり、古屋利雄、永山由里恵、古川博巳、坂口真由美
茶円茜、矢野昌幸、小田篤、古内啓子、柏原隆介、小田原直也
吉田庸、佐藤駿、山内健司、兵藤公美、古澤健

地球初!
宇宙人が撮影した「モコモコ系メタSF映画」ここに誕生!

遠い星からやってきたモコモコ星人は、神を探す長い旅を経て地球にたどり着いた。母船が壊れ帰れなくなった彼らは、とある町の人々をカメラとマイクで観察しはじめた。人間のように「わたし」と「あなた」という概念がない彼らは、いつしか町の人々が直面している「わたしはあなたではない」という近代人間的事実に直面する―。果たしてモコモコ星人は「神」と出会うことができるのか。
『私は猫ストーカー』、『ゲゲゲの女房』、『楽隊のうさぎ』といった話題の長編映画を監督する一方、先鋭的なインディペンデント映画を精力的に発表し続ける鈴木卓爾。待望の最新作は、3年がかりの初のオリジナル長編。カメラやマイクを握る俳優たちと監督が一丸となって挑んだリアルで自由な活劇フィクション。地球人と宇宙人が入り乱れて織りなすドタバタ青春群像は、不思議なポリフォニーとなって、やがて魂を震わすコーラスを奏で始める。
映画の現在を更新する前代未聞の革新的メタSF大作がここに誕生した! いまこそ映画を問い直す。ここではないどこかではなく、自分たちが生きるこの世界を信じるために。

[公式サイト]

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7月16日(土)・17日(日)
ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞を受賞した鈴木監督の自主制作時代の代表作『にじ』と、「1シーン1カット1話完結、カメラの移動/アフレコ/編集なし」というルールで撮られた「ワンピース」シリーズの新作を上映。
「にじ」(1987/70分/8mm)
新作ワンピース 「亀夫婦」(2014/2分)、「待つこと眩し」(2014/7分)、「チラシ配りは楽し」(2016/3分)、「犬の村、移民の瞳」(2016/6分)
《料金》 一般:1200円 学生・シニア:1000円 会員一般:1000円 会員学生・シニア:900円

gaitoukisouみんなのフェスティバル連携企画
特別プログラム2 妖怪・地獄セレクション
7月23日(土)・24日(日)
*23日(土)は鈴木卓爾監督のミニトーク付き
鈴木監督の作品にはこの世のものとは思われないものの気配がする。それはユーモラスでチャーミング! でも、ほんとうはとっても恐ろしい?!
「街灯奇想の夜」(1984/7分/8mm/アニメーション)
「ヒドラと踊ろう」(1994/5分/16mm/アニメーション)
「おっけっ毛ビビロボス」(1996/19分/16mm)
ワンピースセレクション 「傘男」(1994/2分)、「地獄のおじいさん」(1994/4分)、「種をまいたのはばあば?」(2006/9分)、「失恋沼」(2010/6分)、『骨肉トライアングル」(2012/9分)
《料金》 一般:1000円 中学生以下:500円

 

《料金》 特別鑑賞券(前売り):1500円(神戸映画資料館で発売中/先着20名様に缶バッジ進呈)
一般:1800円 学生:1500円 シニア:1100円 会員:1000円

協力:ぴあフィルムフェスティバル事務局、みんなのフェスティバル(NPO法人DANCE BOX)


新作ドキュメンタリー
『子どもは風をえがく』
2016年2月12日(金)〜16日(火)13:30〜
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子どもたちは、都会の一角に佇むその園で
センス・オブ・ワンダーの感性を育む

kaze02「子どもは風をえがく」
(2015/113分/HD[ブルーレイ上映])
監督:筒井勝彦
撮影:石崎俊一、秋葉清功
企画・製作:中瀬幼稚園 オフィスハル
監修:井口佳子

出演:中瀬幼稚園の子どもたち、中瀬幼稚園の皆さん、井口佳子、上遠恵子(特別出演)、石川眞佐江、川島昭恵、金指修平、森本ミホ、ベイビー・ブー、村上康子

都会にひっそりと佇む園の一年間の奇跡の記録
kaze03東京杉並の閑静な住宅地にいまも武蔵野の面影を 色濃く残す一角がある。そんな都会の一角にひっ そりと佇む屋敷林の幼稚園が中瀬幼稚園である。
幼稚園不足の1966年に開園し今年で50年目を迎 える。
園長の井口佳子先生はこの園を地球の縮図と考え、 親たちの協力のもと子どももおとなも“ここにいる のが楽しい”という空間創りを進めてきた。
地道で丹念な手作業によって創られたその園庭は、 さながら園長の分身のようでもあり、生命力に満ち あふれ、いつものように子どもたちが雑草の小道 を元気に駆け抜けていく!
子どもたちはこの庭でさまざまな体験を通して たくましく成長していく。
そう、まさにここは子どもの“サンクチュアリ(聖地)”なのだ。
本来、子どもを見つめるということはいつも未完で 終わりのないことである。
この映画は、過去から現在、そして未来に向かって 歩み続ける中瀬幼稚園を長期にわたって見つめた 感動の長編ドキュメンタリー映画だ。
いまこそ子どもに関わるすべての方、必見の映画 といえる。

国の経済の発展が優先されている世の中で、次の世代に生きる子ども達のことが置き去りにされているようで なりません。
子ども達を取り巻く環境の問題、自ら感じ考える余裕を与えず、流れ作業のように詰め込んでいく昨今の教育 の傾向、これに疑問を感じ、次に来る世の中のことを案じているのは私ばかりではないと思います。
先祖から受け継いできたこの武蔵野の地をいかし、子どもの姿を見つめながら積み上げてきました保育。これ はひとつのあり方です。
子どもの世界はまだ未知の世界です。大人達が勇気をもって、様々な問題を孕んでいるこの応用問題とも言え る世界に、少しでも足を踏み入れて欲しいと願っています。

中瀬幼稚園 園長 井口佳子

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公式サイト

《料金》
一般:1300円 学生・シニア:1000円 会員一般:1000円 会員学生・シニア:900円
小学生:500円 未就学児:無料


陸前高田から届いた記録
『息の跡』
2016年1月23日(土)・24日(日)

1月23日(土)小森はるか・瀬尾夏美 来館
「息の跡」「波のした、土のうえ」上映後、質疑応答/17:00〜カフェコーナーでアフタートーク

「息の跡」
(2015/112分/HD[ブルーレイ上映])
監督・撮影・編集:小森はるか
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2012年より、瀬尾夏美と共に岩手県陸前高田市を拠点に制作している小森はるかの単独監督作。山形国際ドキュメンタリー映画祭2015の「ともにある Cinema with Us」で初上映され注目を集めた。
主な作品に、映画美学校修了制作『oldmaid』、『彼女と彼女たちの部屋』(2009)、桃まつり presents『the place named』(2012)がある。

この町には、津波によって失ったものと残されたものとを結ぶ痕跡を、
自身の方法でどうにか伝え残そうとする人達がたくさんいる。
私は彼らの日常を撮りためた記録を用いて、この町の記憶をとどめておくための映画をつくりたいと思う。
その第一弾として、種苗店を営みながら英語で震災の手記を綴る佐藤貞一さんの日々を追ったドキュメンタリーを制作した。(小森はるか)

 

笑いごとではないのである。
だが、いまだ復興の途上にある陸前高田で種屋を再開した活力あふれる中年男性が、独学で身につけた英語で被災体験を綴って世界に向けて発信するという無鉄砲さには誰だって頬がゆるむのを抑えられないだろう。
自分で書いた手記の一部を朗々たる節までつけて読みあげるこのドン・キホーテ的人物には、あるいは「あなたにわかる?」と男性から何度も問われ試されるキャメラの背後の若き女性監督が、寡黙なサンチョ・パンサとして寄り添っているということなのだろうか。
ところがこの笑いごとではない可笑しみを見守りつづけるうち、迂闊なわれわれにも見えるもの、撮られているものだけがすべてではないということがしだいに了解されてくる。
そのとき、英語に続いて中国語までも修めつつある現代のドン・キホーテの日々の営みは、死者の霊を鎮めるための終わりのない写経、読経のように見えはじめるのだ。
一人の人間の生が無数の死者によって支えられているように、この映画を形づくるすべての画面は見えぬものと聞こえぬもの、不在のものとともにある。
あれほどの出来事を早くも忘却しつつあるこの国に今、そっと差し出される小森はるかの『息の跡』は、その慎ましさとは裏腹に、やはり笑いごとではない。

──藤井仁子(映画評論家)

 

「波のした、土のうえ」
(2014/69分/HD[ブルーレイ上映])
制作:小森はるか+瀬尾夏美 撮影・編集:小森はるか テキスト:瀬尾夏美
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2015年11月に第7回神戸ドキュメンタリー映画祭で上映された作品を再上映。映像作家・小森はるかと画家で作家の瀬尾夏美によるアーティストデュオが、岩手県陸前高田で三年かけて制作した作品で、「置き忘れた声を聞きにいく」「まぶしさに目の慣れるまで」「花を手渡し明日も集う」の3篇から構成される。各篇、一人の被災者に焦点をあて、変化し続ける暮らしや風景へのそれぞれの思いを丁寧に写し出す。

予告編「波のした、土のうえ」神戸ドキュメンタリー映画祭ver.

小森はるか+瀬尾夏美 巡回展 波のした、土のうえ in 神戸
1月9日(土)〜31日(日)デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)

《料金》
一般:1200円 学生:1000円
会員一般:1000円 会員学生:900円

《割引》当日2本目は100円引き


特別限定上映
「茜色クラリネット」+トーク
2015年10月18日(日)13:30〜

トーク「札幌発!地域映画の可能性」 中島洋シアターキノ代表)

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(2014/81分/HD[ブルーレイ上映])
監督:坂本優乃 指導監督:早川渉
プロデューサー:久住邦晴、麻生榮一、中島洋
配給:シアターキノ
 
出演:佐藤楓子、佐藤莉奈、森田有紀、永井洸伎、大橋千絵

 
10代の今だからこそ描ける
「信じるチカラ」「夢見るチカラ」

琴似中学3年の茜は夢の世界で、事故で寝たきりになった同級生藍ちゃんの「助けて!」の声を聞く。その頃、琴似の町の異変を聞かされる。それは子どもの姿のまま、大人になってしまう「大人病」。調べるうちに琴似のゆるキャラ「トニ子」が関わっているらしい・・。
藍ちゃんを助けることができるのか、トニ子の正体とは?大人でも子供でもない中間の「いま」だからこそ伝えれるものはなにか。坂本監督率いる中高生達がプロの大人達のバックアップで誕生させた等身大の成長物語。

 
監督は高校一年生!
中高生×映画・演劇のプロ×琴似の地域コミュニティが、
夢の共同制作!

toniko01札幌で6年間続く中学生の映画制作ワークショップは、近年の作品が高く評価され、映画祭や海外でも上映されるほどになった。その集大成として制作された劇場公開長編が本作「茜色クラリネット」だ。札幌の映画・演劇のプロが共同制作、舞台となった屯田兵開拓の歴史がある琴似地区の人々、企業、市民サポーターが全面的にバックアップ、世界でも例のない夢のプロジェクトが実現した。
監督および演出チームを導く指導監督は、カンヌ国際映画祭正式出品「7/25」や、堺雅人主演「壁男」などで知られる札幌在住の映画監督早川渉。大人キャストには、演出家であり、数多くの映画やTVで俳優として活躍する斎藤歩、また躍進目覚ましい劇団yhsの南参や小林エレキが脇を固め、撮影、照明、録音、衣装等スタッフも札幌のCM界のプロが集まり、本格的な劇場公開映画として結実した。

 

[公式サイト]

《料金》
一般:1200円 学生・シニア:1100円
会員一般:1100円 会員学生・シニア:1000円

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。