プログラムPROGRAM

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B5x20万田邦敏監督最新作
『SYNCHRONIZER』
2017年5月19日(金)〜23日(火)

「SYNCHRONIZER」
(2015/83分/HD[ブルーレイ上映])
監督:万田邦敏 脚本:小出豊、竹内里紗、万田邦敏
撮影:山田達也 照明:玉川直人 美術:栗田志穂
録音:河南逵 編集:万田邦敏、小出豊 音楽:長嶌寛幸
製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ

出演:万田祐介、宮本なつ、古川博巳、中原翔子、大塚怜央奈、美谷和枝

人間の脳波実験をめぐるこの映画は、
サスペンスか、SFか、
それとも究極のラブストーリーか?

『UNLOVED』(2002年)『接吻』(2008年)の鬼才・万田邦敏の、『イヌミチ』(2014年)につづく最新作となる本作は、自身が教鞭をとる立教大学現代心理学部の映像生態学プロジェクトの一環として製作された。万田監督と共に脚本を手がけるのは、『こんなに暗い夜』(2009年)の監督・小出豊と、2015年に、初監督作『みちていく』が話題を呼んだ新鋭・竹内里紗。緊張感あふれた映像は、『イヌミチ』や篠崎誠監督『あれから』(2012年)を手がけた山田達也が撮影。その緊張感をさらに増長させるのは、サウンドデザイナー/映画音楽家として数々の作品を手がけてきた長嶌寛幸の音楽だ。研究室での奇妙な実験や脳波データなど、どこかSFチックな要素を散りばめながら、サスペンスとラブストーリーが混ざり合った斬新なストーリー展開が見る者を魅了する。

ヒトと動物、いやヒトとヒトの脳波を同期させたら、
いったいどんなことが起こるのだろうか。

男と女の愛と狂気がもたらす、予測不能なサイコスリラー。
人間と動物の脳波を同期させるという無認可の研究を孤独に続ける、研究者の長谷川高志(万田祐介)。研究所で立場の弱い彼を見守る同僚の木下萌(宮本なつ)は、この実験が、脳機能障害をも改善させる素晴らしい成果をもたらすことに気づく。共に研究を続けるふたりは、やがて私生活でも愛し合うようになる。一方高志は、動物だけでなく人間と人間の脳をつなげることで、母・春子(美谷和枝)の認知症を治せるかもしれない、と希望を抱いていた。だが萌はその研究成果が思わぬ結果をもたらすことに気づき、高志を止めようとするが……。
大切な人のために倫理を超えた実験に没頭する男。そんな男を盲目的に愛する女。そして息子の愛を一身に受ける母。3つの愛は、やがて人々を狂気へと誘い、暴走する。果たして彼らの愛が行き着く先には、何が待ち受けているのか?

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→公式サイト
→予告編

《料金》
一般:1800円 大学・専門学校生:1500円 中高生:1000円 シニア:1100円
会員:1100円
*初日サービスDAY 一律1100円


あったまら銭湯?¤?­ B5表AT1108ATオール淡路島ロケ映画
『あったまら銭湯』
2017年5月12日(金)〜16日(火)

「あったまら銭湯」
(2016/70分/ブルーレイ上映)
監督:大継康高
脚本:酒井麻衣、大継康高、谷垣里都希
撮影:山内隆弘、山本晃大、山内泰
照明:笠井拓児 録音:中村崇志 美術:大野賀世
主題歌:ガガガSP「時代はまわる」
製作:海の映画館をつくろうプロジェクト実行委員会
制作:株式会社海空

出演:笹野高史、松原智恵子、ささの堅太、中尾萌那
コザック前田、山本聡、桑原康伸、田嶋悟士、春田純一

 

淡路島にある小さな銭湯「扇湯」。
銭湯の番台・前田は4世代にも渡り、島の人々の様々な人間関係を見守ってきた。
常連客のひとり、佐々木正信(笹野高史)は、高校生の時、
ある女の子がきっかけで銭湯に行くようになり、
50年たった今も通い続けている・・・
2代目番台の前田は、佐々木正信の高校時代を見つめ、
4代目番台の前田は、67歳になった佐々木正信を見つめる。
これは、銭湯で繰り広げられる不器用な男の恋物語である。

オール淡路島ロケ映画
本作品は、オール淡路島ロケで行われた映画です。
主演の佐々木正信役を演じたのは、淡路島出身の俳優・笹野高史。
その50年前の役を演じたのは、笹野高史の息子で俳優のささの堅太。
佐々木正信の初恋の女性・慶子役には、日本を代表する女優・松原智恵子。
その50年前の役を演じたのは、淡路島全域オーディションでヒロインに選ばれた現役高校生の中尾萌那。
そして、本作品のキーマンである番台役として、神戸を代表するロックバンド・ガガガSPのコザック前田が務めます。
劇中に流れる曲もガガガSPが担当。主題歌「時代はまわる」は、本作品とリンクしている部分も多いので、エンディングでしっかり歌詞を聞いていただけるとよりこの映画を楽しんでもらえると思います。

大継康高(監督)
淡路島出身の映像ディレクター。2012年に映像制作会社・海空を設立。TV番組を中心にCM・MVなどを手掛ける。2016年、自身が脚本・監督を務める映画「あったまら銭湯」を制作。また同時に、「海の映画館をつくろうプロジェクト」を企画し、同年、地元・淡路島に海の映画館をつくり「うみぞら映画祭」を開催する。

→公式サイト
→予告編

《料金》 一律 1000円


堀禎一監督特集 part2
2017年4月22日(土)〜24日(月)

昨年末のpart1に続く今回は、堀禎一が自主製作するドキュメンタリー映画「天竜区」シリーズを一挙上映します。

4月22日(土)16:15〜
トーク 堀禎一 + 細馬宏通
(人間行動学/コミュニケーション論/滋賀県立大学教授)
*参加無料(要当日の映画チケット半券)

「天竜区」シリーズについて
cha02堀禎一が初めて手掛けるドキュメンタリー作品。堀が以前から興味を持っていた山の暮らしや風景をテーマとしている。具体的な始まりは、静岡県在住の内山丈史と知り合い、2013年の6月より大井川流域、天竜川流域を月2回程度の頻度でロケハンを始めたことである。この準備期間に山の中腹に位置する斜面集落のひとつである天竜区奥領家大沢集落に偶然辿り着く。そこで集落の眼前にそびえる麻布山の姿、道を歩く竹腰さん(『夏』の終盤でカヤを背負って歩いている女性)の姿を目にし深く心うたれたという。山々の形、端々に長い歴史をうかがわせる山の生活風景を撮影するには、4:3のスタンダードサイズ、またHDよりSDでの撮影がふさわしいと判断し、2014年の4月末までロケハンとテスト撮影を続ける。また、この準備期間にジャン=クロード・ルソー監督の作品など小規模予算、小規模スタッフ編成による“説明というより余白の多い映画”を数多く見たことが制作を始めるきっかけにもなった。 撮影は2014年の5月から1年間続けられる。大沢集落だけが持つ時間、空間、人々をあるがままに捉えている。

Aプログラム
cha01「天竜区奥領家大沢 別所製茶工場」
(2014/64分/DVD上映)
制作:内山丈史 監督:堀禎一
5月後半の、大沢での茶摘み、そして工場での製茶の様子を淡々と捉える。雨に打たれ霧に包まれた大沢の茶畑と緑に輝く茶の新芽の美しさに触発され、撮影された。

 

 

Bプログラム
gion01「天竜区旧水窪町 祇園の日、大沢釜下ノ滝」
(2014/27分/DVD上映)
制作:内山丈史 監督:堀禎一
6月、祗園祭の日に合わせ年に一度だけ花火を楽しむ「ぎおん」という風習や、町の中心部を流れる水窪川の様子を捉える。『別所製茶工場』より後に撮影されたが、「天竜区」シリーズで最初に完成した作品。

 

 

natsu02「天竜区奥領家大沢 夏」
(2014/67分/DVD上映)
話:別所賞吉 制作:内山丈史 監督:堀禎一
「別所製茶工場」の持ち主である別所賞吉さんの大沢についての話や思い出をナレーションに、大沢の夏の様子を捉える。ナレーションは夏の風景と重なって心地良いリズムを刻む。

 

 

Cプログラム
fuyu02「天竜区奥領家大沢 冬」
(2015/94分/DVD上映)
話:別所賞吉 制作:内山丈史 機材協力:葛生賢
監督:堀禎一
別所賞吉さんのナレーションとともに、山の長い冬を捉える。度々登場する写真は村人たちが自身の生活を写したもの。それはこの映画に写る大沢での営みと同様に、今まで過ごしてきた膨大な時間が刻み込まれていることを感じさせる。映画は、大沢集落の春の訪れと共に終わる。

「天竜区旧水窪町 山道商店前」
(2017/2分/DVD上映)
制作:内山丈史 監督:堀禎一
「天竜区」シリーズの最新短編。水窪町にある山道商店の駐車場にカメラを据え山々を見上げる。

 

堀禎一
1969年兵庫県たつの市生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。1994年に佐藤真監督が構成・編集を担当した『おてんとうさまがほしい』の制作に参加。1996年から小林悟、北沢幸雄、サトウトシキ監督らの助監督を務める。1998年『樹海熟女狩り』(小林悟監督)の脚本を手がけ、2003年『宙ぶらりん(SEX配達人 おんな届けます)』で監督デビュー。2005年『草叢』、2006年『笑い虫(色情団地妻 ダブル失神)』とピンク映画、2007年『妄想少女オタク系』で一般映画を監督する。その後も『憐 Ren』や『魔法少女を忘れない』などのライトノベルや漫画が原作の映画や、『東京のバスガール』などのピンク映画を監督。一方、「映画芸術」、「月刊シナリオ」、「ユリイカ」、「中央評論」では映画論、映画評の執筆も行う。最新作「天竜区」シリーズは自身初となるドキュメンタリー映画である。

 
協力:アテネ・フランセ文化センター

《料金》入れ替え制1プログラムあたり
Aプログラム一般1000円 学生・シニア900円 会員900円 学生・シニア会員800円
BプログラムCプログラム一般1200円 学生・シニア1100円 会員1100円 学生・シニア会員1000円
《割引》当日に限り2本目は200円割引


日本映画史上初! ロシアで撮られたSF映画
『レミニセンティア』
2017年4月14日(金)〜18日(火)

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「レミニセンティア」
(2016/89分/ロシア語/HD[ブルーレイ上映])
監督・脚本・撮影・編集:井上雅貴
プロデューサー:井上イリーナ
配給:INOUE VISUAL DESIGN

出演:アレクサンダー・ツィルコフ、井上美麗奈、ユリア・アサードバ

アレクサンドル・ソクーロフ監督『太陽』の
日本人スタッフが描くロシアSF感動作

忘れたい記憶がありますか? 取り戻したい記憶はありますか? あなたの記憶は真実ですか?
記憶をテーマに日本人監督がロシアに渡り、ロシアSF感動作を作り上げた。
記憶を消すことのできる父と絵が大好きな娘、父は悩める人々の記憶を消し、その記憶で小説を書いていた。しかし、ある日、愛する娘との思い出が消えている事に気づく。
忘れたい記憶と取り戻したい記憶、果たして記憶に翻弄される人間の存在とは何なのか?

哲学的なテーマを持つ、エンターテイメント作品
監督の井上雅貴は、アレクサンドル・ソクーロフ監督の映画『太陽』のメイキング監督を務め、その時ロシアの映画制作を学んだ。本作が初監督であるが、映画を作るならスケール感のある作品を作りたいという監督の熱意と、今まで培った映画製作のノウハウにより、商業映画に匹敵するクオリティの作品が出来上がった。自主映画ながらロシアロケを敢行、監督自ら脚本、撮影、編集を兼ね、日本の自主制作映画の限界に挑んだ。ちなみにこの作品は出資が日本の為、日本映画に分類される。

撮影場所はモスクワから300km離れた古都ヤロスラブリ。黄金の輪と呼ばれる歴史的な建造物が立ち並ぶ街でありながら、旧ソ連時代は工業地帯だった街。
主人公の娘を演じるのは監督とプロデューサーの娘、井上美麗奈。それ以外の出演者は実際にこの街に住むヤロスラブリ劇場に所属する本格的な役者達で、この映画のテーマを感じ取り出演してくれた。

ロサンゼルスシネマフェスティバル・オブ・ハリウッドで主演男優賞、監督賞、長編作品賞など主要部門を受賞、ハリウッドで評価されたことが全世界の人々に伝わる作品であることを証明している。

レミニセンティア=記憶の万華鏡
映画は現実ではなく虚構の世界、現実とは記憶による曖昧なもの。美しい映像と様々な仕掛けの物語があなたの脳を刺激する。

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4月15日(土)各回上映後 ミニトーク:井上雅貴(監督)、井上美麗奈(出演)
4月16日(日)15:30の回上映後 監督挨拶+トーク:扇千恵(ロシア語講師/ロシア映画研究)

井上雅貴(監督)
1977年、兵庫県生まれ。日本工学院専門学校映画科にて16mmの短編映画を製作し始める。卒業後、MVビデオ、CM、TV番組などのディレクターをつとめ、2005年に有限会社INOUE VISUAL DESIGNを設立。映画編集として石井岳龍監督の『DEAD END RUN』『鏡心』に参加。メイキング監督として、『スカイハイ』『最終兵器彼女』『ラフ』『ディアフレンズ』『犯人につぐ』『腑抜けども、悲しみに愛を見せろ』『シャカリキ!』『しあわせのかおり』『きみの友だち』『毎日かあさん』『深夜食堂』など数々の映画作品に参加。映画制作のノウハウを多方面から学ぶ。アレクサンドル・ソクーロフ監督のロシア映画『太陽』にメイキング監督として参加。3ヶ月ロシアに滞在し、ロシアの映画製作を学ぶ。ロシアでの撮影を決意し、映画企画を進める中、内容、撮影、共に商業映画の企画として難しい為、自主制作を決意。いままで参加した映画の知識をすべて使い初長編映画『レミニセンティア』を完成させる。

→公式サイト
→予告編

《料金》 特別鑑賞券(前売り):1400円
一般:1700円 大学・専門学校生:1500円 中高生:1200円 シニア:1100円
会員:1100円
*初日サービスDAY 一律1100円


連続講座:20世紀傑作映画 再(発)見
第1回 『市民ケーン』とは何だったのか

2017年4月8日(土)
講師:井上正昭(翻訳・映画研究)
 
このシリーズ講座では、映画史の節目を刻んできた傑作を毎回一本ずつ上映し、検証してゆく。時代の中から生まれながら、時代を超えて生き残る。古典とはそういうものだ。それは、つねに〈来るべき〉作品であり、映画館のような場所でそのつど〈発見〉される。このような観点から、作品を映画史の中にきっちりと位置づけ、それがいかにして生まれ、どのように受容され、それ以後の映画にどんな影響を与えたのかを検証する一方で、あたかも新作を見るように、その映画を純粋に味わい、どこにその〈映画的〉魅力があるのかを探ってゆく。
 
13:30〜 参考上映
kane01「市民ケーン」Citizen Kane
(アメリカ/1941年/119分/16mm)
製作・監督:オーソン・ウェルズ
脚本:ハーマン・J・マンキウィッツ、オーソン・ウェルズ
撮影:グレッグ・トーランド
編集:ロバート・ワイズ
音楽:バーナード・ハーマン
出演:オーソン・ウェルズ、ジョセフ・コットン 、ドロシー・カミンゴア、エヴェレット・スローン、アグネス・ムーアヘッド
 
15:45〜(終了予定17:15) 講座
『市民ケーン』とは何だったのか
映画批評家や映画雑誌が選ぶオールタイム・ベストで長らく1位を独占してきた文字通りの不朽の名作『市民ケーン』。だがしかし、今となっては、この映画がなぜ当時あれほどのスキャンダルを巻き起こしたのか、その理由さえ知らない人も少なくない。『市民ケーン』とは一体何だったのか。いまだに信じられている数々の神話を解き明かしながら、様々な角度から作品を分析してゆき、この映画の登場がなぜ、映画史における「コペルニクス的転回」とまで言われるほど、映画の様相を一変させることになったのかを再検証する。
 

井上正昭
1964年生まれ。京都大学文学部仏文科卒業。Planet Studyo + 1 で映画の自主上映にたずさわる。『映画監督に著作権はない』(フリッツ・ラング、ピーター・ボグダノヴィッチ/筑摩書房 リュミエール叢書)、『恐怖の詩学 ジョン・カーペンター』(ジル・ブーランジェ/フィルムアート社)などの訳書がある。
ブログ「明るい部屋:映画についての覚書」

 

《参加費》 1500円(参考上映付き)


くにづか月イチ上映会
2017年4月2日(日) 13:30〜

 

《料金》 無料

主催:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会


公開研究会
[貸館]デジタルアーカイブス・地域映像サミット

2017年3月20日(月・祝) 10:30〜18:00

現在、各地でさまざまなデジタル映像のアーカイブがつくられている。これらのアーカイブはその地域の歴史や状況にあわせて、その姿・形はさまざまであるだけでなく、収蔵されている映像の内容も千差万別だ。今や、これまでの通念や研究のあり方を根本から考え直す時期にきている。地域の映像アーカイブに何が求められているのか、新たに議論する。(原田健一)

第一部 10:30〜12:00
アマチュア映画の研究とアーカイビング

司会:板倉史明(神戸大学)
 
「1920年代半ばから1930年代における「アマチュア」と「プロフェッショナル」の考察−−日本とアメリカのアマチュア映画」
森末典子(イェール大学大学院映画学・東アジア言語文学学部)
本発表は、戦前における日本とアメリカの小型映画文化の比較を通して「アマチュア」と「プロフェッショナル」の概念を考察する。その方法として、まずアメリカのアマチュア映画の特徴及び近年の先行研究を解説し、同時代の日本のアマチュアがどのように特徴づけられるかを検証したい。特に注目するのは、日米のアマチュアによる商業映画の捉え方の違いである。ハリウッド及び国内商業映画がどのようにアマチュア文化の形成に影響したのかを、当時の機関誌等を通して検討する。

「1950年代のアマチュア映画“らしさ”――「シネマ57」の批評から読み解く」
大谷晋平(神戸大学国際文化学研究科博士後期課程)
1950年代後半の8ミリ映画ブームに注目したのが、映画監督・羽仁進などが所属した映画集団「シネマ57」である。彼らはニューヨークの映画集団「シネマ16」を参考にし、アマチュア映画作品を研究する上映会を実施。さらに『芸術新潮』の8ミリ映画特集欄へ積極的に記事を投稿した。本発表では「シネマ57」が新しい映画表現の可能性を見出していたアマチュア映画“らしさ”を、当時の言説を分析することから解明する。

第二部 13:00〜14:30
モノと対話すること――アーキビストの目と手を編制する

松谷容作(同志社女子大学)、郷田真理子(IMAGICAウェスト)、北村順生(立命館大学)

第三部 14:45〜18:00
各地のデジタル映像アーカイブの現状と連携ネットワーク編制の可能性

司会:佐藤守弘(京都精華大学)
水島久光(東海大学)、原田健一(新潟大学)、久世均(岐阜女子大学)、高橋耕平(アーティスト)

《参加費》無料   《会場》神戸映画資料館

主催:神戸大学地域連携事業「映像を媒介とした大学とアーカイブの地域連携」(代表者:板倉史明)

→過去の関連企画等


くにづか月イチ上映会
2017年3月12日(日) 13:30〜

 

《料金》 無料

主催:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会


木村卓司・井手豊 新作上映会
2017年3月11日(土)・12日(日) 18:00〜
木村卓司監督は両日来館、井手豊監督は12日来館。

ミクロとマクロが交錯する木村卓司と井手豊の映像宇宙。

「宙」

「宙」

「懐中散策」

「懐中散策」

 

木村卓司 監督作品
「宙」

(2016/59分/DVD上映)
常に映画とは何かを追求していたが、最近映画は存在しないと思えてきた。無時間だけが存在していると思えてきた。映画の消滅と再生を石を使って撮りました。なんじゃそれ、と気になる方は是非見に来てください。

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木村卓司
1964年京都生まれ。スピルバーグや宮崎駿に憧れ高校時代から自主映画を撮り始める。主な作品は『さらばズゴック』 (1986)、『眼の光』『非在/風景』(2004)、『阿呆論』(2008)、『シネマトグラフオブエンパイア』(2009)、『街に映画館を造る』(2011)、『時』(2012)『庭』(2015)

 

井手 豊 監督作品
「懐中散策」

(2016/18分/サイレント/ブルーレイ上映)
虫と風景に自分の心の世界を思い浮かべます。

「静寂の光」
(2016/11分/サイレント/ブルーレイ上映)
桜で有名な地元津山の鶴山公園で心惹かれた光景。

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「懐中散策」

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「静寂の光」

井手 豊
1965年生まれ。出身の岡山県津山で、1988年頃から映像づくりをはじめる。最初は劇映画をめざすが、個人的なイメージ映像の存在を知りその時々に出会い、心惹かれた人や風景や生き物などを心象映像として作り続けている。 映像展として、2014年「アートの今・岡山2014『時のカタチ』巡回展」(岡山県天神山文化プラザ)、2015年「井手豊映像の世界~仄かに灯る宇宙~」(奈義町現代美術館)がある。
 

魅了するものに留まる眼差し、ひたすら現在であり続ける時間、主体と客体の距離化や弁証法は井手さんの作品からは消え失せているように感じられる。でもその対象物ははっきりと世界の法則の中にある。風を光を受け、具象的な場にとどまりながら生を格闘している。井手さんの映画は世界への感嘆であり、そしていつもどこか残酷だ。その対象物の生命や美が映画作家の技巧や語りで生まれるのではないことを知っているからなのだろう。そう、世界は残酷なまでに奇跡に満ちていることを、その映像は教えてくれる。
──渋谷哲也(ドイツ映画研究)

 

《料金》入替なし
一般:1400円 学生・シニア:1300円
会員一般:1300円 会員学生・シニア:1200円


これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。