プログラムPROGRAM

青丘文庫研究会

青丘文庫研究会 映像を通して視る!
「植民地朝鮮、解放後の在日の運動と済州島出身のハルモニたち」

2019年11月10日(日)14:00〜
 
今年4月におこなった「映像を通して視る! 『朝鮮人強制連行』」の続編として青丘文庫研究会の飛田雄一、水野直樹の解説を交え、そして『大都会の海女』の康浩郎監督も招き、『龍王宮の記憶』(金稔万)も上映する。
 
「青丘文庫」は神戸長田のケミカル産業に従事していた韓皙曦(ハン・ソッキ)が朝鮮史関係文献を集め1969年に開設したもので、1997年に神戸市立中央図書館内に再オープン。今回の上映会は、そこで定期的に行われている「青丘文庫研究会」の例会として位置づけられている。

 

14:00〜15:00
第1部 植民地朝鮮
『TYOSEN』
(1939/13分/DVCAM上映[16mmフィルム])国際観光局(BTI PICTURE)
朝鮮観光を海外にPRするための映画。朝鮮の観光地や文化を描いた後、高速鉄道は満州から北京に向かって出発する。英語版だが日本語字幕を付して上映。併せて、神戸映画資料館所蔵の植民地時代の朝鮮関連映像も数本上映する。

『金剛山』(1928年/15分/サイレント)日活東京撮影所
『北鮮ところどころ』(1928年/5分/サイレント)横浜シネマ商会

トーク:水野直樹(京都大学名誉教授)

 

15:10〜15:50
第2部 解放後の在日の運動
『民族の絶叫』
(1947/8分/DVCAM上映[35mmフィルム])
国民文化映画社作品
提供:在日本朝鮮人居留民団 在日本朝鮮建国促進青年同盟国
2013年に元町高架下で発見された1947年の建青ポスターに記載されていた映画。独立してからおよそ2年、北緯38度線の分割を背景に3千万朝鮮民族の絶叫を描く。李承晩博士、金九主席などの貴重な映像も見どころ。日本語字幕を付して上映。

『特報 国民文化映画 マラソン王、東京に』(1947年/4分/朝鮮語)

参考上映:『66年ぶりに元町の高架下で発見されたポスター(仮題)』(DVD上映)
撮影・編集:金稔万
 
トーク:飛田雄一(神戸学生青年センター)

 

16:00〜17:45
第3部 済州島出身のハルモニたち
『大都会の海女』
(1965/30分/DVD上映[16mmフィルム])
日本映画新社 監督:康浩郎
1965年放送のテレビ番組シリーズ「人間」のうちの一本。大阪の猪飼野に住む韓国済州島出身の海女が、日々大阪湾南端の岬公園の海に潜ってサザエや海藻類を売って生活している様を追う。在日映画監督による初のテレビ・ドキュメンタリー番組。字幕も台本も行方不明のため監督以外のスタッフは不詳。

トーク:康浩郎(映画監督)

 
『龍王宮の記憶』(「龍王宮プロジェクト」製作版)
(2016/51分/DVD上映)
撮影・編集 : 金稔万
龍王宮とは、JR環状線桜ノ宮駅に近い大川(旧淀川)左岸の河川敷にあった済州島出身の一世のハルモニたちがクッ(賽神・巫俗儀礼)を行う祈りの場所であった。惜しくも2010年8月に撤去された。撤去される直前に研究者たちを中心に龍王宮の記憶を記録する「龍王宮プロジェクト」が立ち上がり、かろうじてクッを行う様子など映像の記録が残された。

 

《参加費》1500円
* どなたでもご参加いただけます

共催:青丘文庫研究会


青丘文庫研究会 映像を通して視る! 「朝鮮人強制連行」
2019年4月14日(日)
 
昨年10月に開催した青丘文庫研究会「NDUからNDSへ」に続く第2回目の上映会。今回は在日朝鮮人史に詳しい塚崎昌之氏を招き、青丘文庫研究会の飛田雄一とドキュメンタリー映画作家の金稔万とともに「朝鮮人強制連行」を映像を通して考える。
 
「青丘文庫」は神戸長田のケミカル産業に従事していた韓皙曦(ハン・ソッキ)が朝鮮史関係文献を集め1969年に開設したもので、1997年に神戸市立中央図書館内に再オープン。今回の上映会は、そこで定期的に行われている「青丘文庫研究会」の例会として位置づけられている。

 

『戦争の傷跡 —高槻地下秘密軍事工場—』(タチソ作戦)
(1984/34分/16mm)
戦争の傷跡製作実行委員会
監督:辛基秀 シナリオ:宇津木秀甫
撮影:髙岩仁 録音:佐々木昌彦
戦時中、高槻市成合の山間部に掘削された高槻地下倉庫(軍の暗号でタチソ)の建設にあたって多くの朝鮮人労働者が危険な仕事に従事した。その実態を資料に基づき描いた作品。神戸大学出身で青丘文化ホールを大阪で開設、朝鮮通信使研究で知られる辛基秀(1931〜2002)の監督作品。

トーク:塚崎昌之(青丘文庫研究会、元府立高校教員、関西大学非常勤講師)
 

『解放ニュース』
(1946/計30分/朝鮮語/35mm)民衆映画株式会社
「民映提供、大阪布施」と書かれた缶で発見された解放後のニュース映画。戦後日本の在日社会で上映された以下の4本を一挙上映。ナレーションは朝鮮語で日本語は入っていない。
・特壱號「懸案の左右合作会談、ハージ将軍暴動防止を勧告、都市対抗野球大会」
・特報「特産品展覧会、8.15記念(独立一周年)」
・特弐號「ソウル消防署分列式、農村生活紹介、水魔来襲」
・特参號「軍政長官主催内外新聞記者招待、士官学校第一回卒業式、ハングル記念慶賀ボーイスカウト運動会、ハングル五百年記念、金九総理地方巡察」

参考上映:『在りし日の金慶海さんと「神戸港平和の碑」』撮影・編集:金稔万

トーク:飛田雄一(神戸学生青年センター館長、強制動員真相究明ネットワーク・共同代表)

『オモニと少年』
(1958/48分/16mm)
教育映画配給社・民芸映画社提携作品
製作:松丸青史 企画:岩崎昶 脚本:片岡薫、皆川滉 監督:森園忠 撮影:荒牧正
出演:北林谷栄、下元勉、内藤武敏
炭坑で両親を失った日本人の少年。隣の金おばさんが、自分の死んだ子に似ていると言って引き取って育てる。彼女は戦争中に日本に徴用された夫の後を追ってきたが、事故で夫や子を失っていた。民族や血族を越えた母と子の絆を描く。『にあんちゃん』の北林谷栄が主演。

 

《参加費》1500円
* どなたでもご参加いただけます

共催:青丘文庫研究会


これまでのプログラム|神戸映画資料館

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