プログラムPROGRAM

前田憲二監督の長編記録映画 連続上映

前田憲二監督の長編記録映画 連続上映 第3回
2020年10月24日(土)・25日(日) 10:30〜 13:30〜

NPO法人ハヌルハウス代表の前田憲二監督から、自作の映画フィルムを寄贈していただいた。それを記念し隔月を目安に全てのフィルムを上映してゆきます。
今回は韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭招待作品、神戸初公開の『東学農民革命 唐辛子とライフル銃』をご覧いただきます。

今後の上映予定作品は『土佐の泥繪師・繪金」『神々の履歴書』『土俗の乱声』『恨・芸能曼荼羅』『百萬人の身世打鈴』『原色に白を求める画家—呉炳学の宇宙』『月下の侵略者』など。

 

「東学農民革命 唐辛子とライフル銃」
(2016/111分/ブルーレイ上映)
製作:NPO法人ハヌルハウス、映像ハヌルビデオプロジェクト
プロデューサー・監督:前田憲二 作曲:甲田潤 撮影:北村徳男 編集:曺南鉉

韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭招待作品
神戸初公開

『赤いマフラー』『ブルガサリ』など日本でも名高い映画監督、申相玉(シンサンオク、 1926~2006)が劇映画づくりを目指すが実現しなかった「東学農民革命」を、申監督とともに調査した前田憲二監督が長編ドキュメンタリー映画として完成した。東学農民革命とは、1860年に崔済愚(チェジェウ)によって創始され、人々の平等を強調した宗教思想「東学」を背景に、貧困と差別にあえぐ民衆が1894年に立ち上がった蜂起で、それが日本の派兵に繋がり日清戦争へと転がって行く。韓国の美しい風景や踊りや音楽などを交えながら、東学に関する史跡や人物を取材したこの作品は2016年の韓国DMZ国際ドキュメンタリー映画祭に招待され絶賛されたものの、日本の映画館では公開されず幻の映画となっている。関西ではホール上映の機会はあったが、今回が劇場初公開となる。前田監督の最新作をぜひご覧ください。

前田憲二
1935年大阪府出身。1960年代後半より日本各地や中国・朝鮮半島に祭りや芸能を追い続け、祭事を記録したテレビ・映画作品は250本以上におよぶ。 代表作に、『おきなわ戦の図 命どぅ宝』(1984)、『神々の履歴書』(1988)、『土俗の乱声 』(1991)、『恨・芸能曼陀羅』(1995)、『百萬人の身世打鈴』(2000)、『月下の侵略者』(2009)、『東学農民革命』(2016)などがある。2001年、韓国政府より王冠文化勲章を授与された。 NPO法人ハヌルハウス代表理事を務める。

《料金》
一般:1800円 シニア(65歳以上):1500円 ユース(25歳以下)・会員:1300円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


前田憲二監督の長編記録映画 連続上映 第2回
2020年8月29日(土)・30日(日)

NPO法人ハヌルハウス代表の前田憲二監督から、自作の映画フィルムを寄贈していただいた。それを記念し隔月を目安に全てのフィルムを上映してゆきます。
今回は前田憲二監督の初長編作品『おきなわ戦の図 命どぅ宝』をご覧いただきます。
今後の上映予定作品は『土佐の泥繪師・繪金」『神々の履歴書』『土俗の乱声』『恨・芸能曼荼羅』『百萬人の身世打鈴』『原色に白を求める画家—呉炳学の宇宙』『月下の侵略者』など。

 

「おきなわ戦の図 命どぅ宝(ぬちどぅたから)
(1984/116分/16mm)
企画・制作:前田プロモーション
監督・脚本:前田憲二
撮影:若林洋光
音楽:今井重幸
ナレーター:鈴木瑞穂、鈴木光枝
出演:丸木位里、丸木俊

前田憲二監督の初長編作品。「原爆の図」で知られる画家、丸木位里、俊夫妻が沖縄戦をテーマにした大作に挑む様子を描くとともに、戦禍を体現する証言を集めたアート・ドキュメンタリー。完成した「沖縄戦の図」(4m×8m)は現在、佐喜眞美術館に常設展示されており、今月上映する『ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶』でも紹介されている。

前田憲二
1935年大阪府出身。1960年代後半より日本各地や中国・朝鮮半島に祭りや芸能を追い続け、祭事を記録したテレビ・映画作品は250本以上におよぶ。 代表作に、『おきなわ戦の図 命どぅ宝』(1984)、『神々の履歴書』(1988)、『土俗の乱声 』(1991)、『恨・芸能曼陀羅』(1995)、『百萬人の身世打鈴』(2000)、『月下の侵略者』(2009)、『東学農民革命』(2016)などがある。2001年、韓国政府より王冠文化勲章を授与された。 NPO法人ハヌルハウス代表理事を務める。

《料金》
一般:1800円 シニア(65歳以上):1500円 ユース(25歳以下)・会員:1300円
予約受付
各回入場制限(座席数の2分の1の19席)を行いますので、メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


前田憲二監督の長編記録映画 連続上映 第1回
2020年2月22日(土)・23日(日)

NPO法人ハヌルハウス代表の前田憲二監督から、自作の映画フィルムを寄贈していただいた。それを記念し隔月を目安に全てのフィルムを上映してゆきます。
その第一弾として今回は封切り当時から評価の高い超大作『神々の履歴書』を35ミリ・フィルムでご覧いただきます。
今後の上映予定作品は『おきなわ戦の図・命どう宝』『土佐の泥繪師・繪金」『神々の履歴書』『土俗の乱声』『恨・芸能曼荼羅』『百萬人の身世打鈴』『原色に白を求める画家—呉炳学の宇宙』『月下の侵略者』など。

 

「神々の履歴書」
(1988/140分/35mm)製作:神々の履歴書製作委員会
監督:前田憲二 プロデューサー:萱沼紀子、山本和信
音楽:今井重幸 撮影:南文憲、金徳哲
ナレーター:日下武史 絵画:丸木俊 題字:岡本太郎

渡来文化の歴史を描くことで、今も日本人の心にくすぶりつづける皇国史観の亡霊ともいうべき差別意識を描く。金基雄、中西進、伊福部昭、伊福部達、金達寿、高麗澄雄、大塚初重、上田正昭らの貴重な発言とともに、カメラは韓国から福岡、島根、京都、東京、長野、岐阜、香川、埼玉、山梨、和歌山、奈良ヘと全国を縦断し、神社や祭礼を追いかけ渡来文化の痕跡を探る。


 

前田憲二
1935年大阪府出身。1960年代後半より日本各地や中国・朝鮮半島に祭りや芸能を追い続け、祭事を記録したテレビ・映画作品は250本以上におよぶ。 代表作に、『おきなわ戦の図 命どぅ宝』(1984)、『神々の履歴書』(1988)、『土俗の乱声 』(1991)、『恨・芸能曼陀羅』(1995)、『百萬人の身世打鈴』(2000)、『月下の侵略者』(2009)、『東学農民革命』(2016)などがある。2001年、韓国政府より王冠文化勲章を授与された。 NPO法人ハヌルハウス代表理事を務める。

《料金》
一般:1800円 シニア(65歳以上):1500円 ユース(25歳以下)・会員:1300円


これまでのプログラム|神戸映画資料館

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