ワークショップWORKSHOP
2010 9


 

2010 前期講座 5月開講

今年はオムニバス作品を制作します
あなたのデビュー作を一緒に作りませんか?

【脚本コース】【演出・制作コース】【俳優コース】
 
神戸映画ワークショップ2009前期・夏期集中講座への申込み受付は終了しました

 
対話と衝突 俳優=人間が生きる作品

 俳優として何がしたいのか/何が出来るのか。脚本を書く行為の中で今書かなければならない物語とは何なのか? そして限られた条件の中で俳優=人間に対して何を、どう演出すれば結果が得られるのか? 
 映画製作とはただ段取りをこなしていくのではありません。それぞれのコースが極限まで考え、対話と衝突を繰り返し、それを実践する場としてのワークショップです。
 8月には、脚本コースで執筆され選出されたシナリオを使って、短編作品を制作します。その短編と、ゲスト監督が制作する中編(受講者は、撮影に参加するチャンスあり)を組み合わせたオムニバス作品として完成させ、最終的には一般に公開上映します。覚悟して挑んでください。
  

主任講師・富岡邦彦から受講者へ
 これまで2008年、2009年の2期、それぞれゲスト講師として黒沢清監督、万田邦敏監督を招いて開催してまいりました。過去2回では、俳優・監督コースとも映画制作のさわりを体験していただきました。“作品”を作るのではなく、過去の映画史をふまえて現在の映画製作とどのように向き合うかがテーマでした。わかりやすく言えば映画の不自由さを体験してたいただいたと思います。その中で、沢山の問題点も見えてきました。
 今回の神戸映画ワークショップでは、より一歩前進した方法を実践します。そのためには、俳優コース、演出コースも含めて参加する皆さんが、より積極的に「現場」に参加する必要があります。もっと言えば、その「現場」を受講者自ら生み出すためのワークショップを目指します。
 その一つの実践として、新たに脚本コースを設けました。ただしこれは、ただ書き方を教えるというものではありません。俳優コースの方々からインスピレーションを受けながら、限定された場所と、俳優、脚本、そして演出の各受講者が議論を重ねて、現在出来る最大限の効果を映像に写し込む作業を行います。
 俳優コースの方々にとっては、脚本をどう読むのか、どう話すのかということが問われることになるでしょうし、演出コースや脚本コースの方々にも演技を実践したいただくこともあるでしょう。ですから、それぞれの「コース」は越境を前提としたものと言っていいでしょう。
 まずは映画の面白さとは何なのかを発見していただくところから始めましょう。その中で自分が長けたパートを自ら発見していくことでしょう。

  
 
 日 程 
【脚本コース】全8回+メール添削・相談
【演出・制作コース】全18回+α
(脚本コースの聴講可)
【俳優コース】全14回+α

コース講義概要
5月15日(土)
13:00〜18:00
(合同)総合ガイダンス〜俳優オーディション
5月16日(日)
13:00〜18:00
(脚本)(演出・制作)企画会議
(俳優)未知のキャラクターを引き出す
5月25日(火)
18:30〜21:30
(脚本)テーマの決定
6月8日(火)
18:30〜21:30
(脚本)書くための調査と背景
6月11日(金)
18:30〜21:30
(俳優)演技の幅の見せ方
6月22日(火)
18:30〜21:30
(脚本)場所と人物設計
6月25日(金)
18:30〜21:30
(俳優)シナリオの演技分析
6月29日(火)
18:30〜21:30
(脚本)初稿執筆と加筆
7月3日(土)
13:00〜18:00
(合同)撮影シナリオ選出〜班組
7月4日(日)
13:00〜18:00
(演出・制作)制作準備の方法[1]
7月13日(火)
18:30〜21:30
(演出・制作)制作準備の方法[2]
7月18日(日)
13:00〜18:00
(演出・制作)リハーサル〜制作部始動[1]
(俳優)演技プランの実践[1]
7月19日(月・祝)
13:00〜18:00
(演出・制作)リハーサル〜制作部始動[2]
(俳優)演技プランの実践[2]
8月8日(日)
13:00〜18:00
(演出・制作)(俳優)夏期集中講座スタート
8月9日(月)
 |
 11日(水)
(演出・制作)撮影準備
(俳優)必要に応じて適宜参加
8月12日(木)
 |
 16日(月)
(演出・制作)(俳優)撮影本番
8月下旬〜9月上旬
(班ごとに調整)
(演出・制作)編集〜短編作品完成
9月12日(日)
13:00〜18:00
(合同)合評会 ゲスト講師参加
9月下旬〜2月 (全受講者/どの程度関われるかは、受講者の意欲と実力次第)
撮影現場体験

 
 講 師 
総合主任:富岡邦彦(プラネットプラスワン代表)
[脚本コース]
講師:富岡邦彦
 
[演出・制作コース]
講師:富岡邦彦、唐津正樹(映画監督)
ゲスト講師:未定
[俳優コース]
講師:全リンダ(俳優)
[合評会]
ゲスト講師:青山真治(映画監督)
  

富岡邦彦(映画プロデューサー/映画祭ディレクター/PLANET+1代表)
黒沢清監督の脚本を担当、その後関西にて山下敦弘監督の作品を数本プロデュースし、現在は上映室PLANET+1を運営。海外のインディペンデント系映画祭のプログラムも担当。アジア圏でのインディペンデント映画のネットワークを拡げつつある。

全リンダ(俳優)
舞台・映画出演にとどまらず、大阪芸術大学大学院で実技博士号(舞台)を、アジアの大学で初めて修得するなど幅広く活躍。

唐津正樹(映画監督)
海外の映画祭でも上映された『赤い束縛』で注目される関西映画界のホープ。今年1月に横浜で開催された「未来の巨匠たち」でも話題となる。

青山真治(映画監督)
1995年オリジナルビデオ『教科書にないッ!』を初監督。『EUREKA』(96)でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞とエキュメニック賞をダブル受賞。以降、『レイクサイド マーダーケース』(04)、ドキュメンタリー『AA』(06)、『サッド ヴァケイション』(07)などを手がける最も注目される映画監督の一人。小説・映画評論の分野でも活躍中である。

 募集要項 
 
受講資格: 18歳以上、経験の有無は問わず
 
登録料 : 5,000円
(2008あるいは2009夏期講座参加者は不要)
 
受講料 : ダブル受講コース(脚本+演出制作コース)…75,000円
       脚本コース…30,000円
       演出・制作コース…60,000円
       俳優コース…48,000円

俳優招待枠
オーディションに出席し、選ばれた方は撮影に参加いただきます
 
応募資格:映像・舞台などの経験者、
     もしくは神戸映画ワークショップの受講経験者
応募方法:メールに、履歴がわかる文書と、写真を添付。
     履歴書には、下記の内容をご記入願います。
     ・写真(顔・全身)添付
     ・身長・体重/頭・足サイズ
     ・特技
     ・俳優経験(無い場合、アルバイト経験など)
     
info@kobe-eiga.net
受講料:(オーディション参加費として)3,000円

 お申込み 
神戸映画ワークショップ2009前期・夏期集中講座への申込み受付は終了しました
 
 会 場  神戸映画資料館
 運 営  神戸プラネット
 総合プロデュース  PLANET+1
 協 力  KyotoDU、神戸芸術工科大学、新長田まちづくり株式会社
 お問い合わせ 
神戸映画資料館
078-754-8039
info@kobe-eiga.net


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