神戸映像アーカイブ実行委員会

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Update:2023.2.14

記事掲載 資料から辿る自主映画史①

プロジェクト[資料から辿る自主映画史]

神戸映像アーカイブ実行委員会では、2022年度より「資料から辿る自主上映史」という事業に着手している。「観たい映画を自らの手で上映する」ための自主上映の活動は、一般の商業映画館とは異なるスペースを借り、映画館では観られない多様な作品を上映する場を築いてきた、市民による草の根的な映画文化と言える。しかし、各地で勃興した自主上映の活動を伝える資料は散逸しかけている。本事業は、その発掘と整理・保存を行い、地域の豊かな映画文化の地層を明らかにしようとする試みである。

神戸発掘映画祭2022で行われた「追悼・関西ゆかりの映画人 小池照男」でのトークの模様に加筆・修正したテキストを「神戸映画資料館 ウェブスペシャル」に採録する。
実験映画作家の小池照男氏(1951-2022)は1970年代から関西で自主上映活動を続けてきた。語り手の田中晋平は、生前の小池にロングインタビューを敢行しており、また小池氏から神戸映画資料館に寄贈された上映活動の資料の整理作業を進めている。採録したトークは、上記のインタビューと資料整理に基づき、小池氏の半世紀に及ぶ関西での活動の意義を伝えるために行われた。

神戸映画資料館 ウェブスペシャル
再録
神戸発掘映画祭2022 追悼・関西ゆかりの映画人 小池照男
トーク:田中晋平(神戸映画資料館研究員)

助成:神戸市「まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業」
共催:科学研究費補助金「日本における1980年代の非商業上映と文化政策の研究」(代表:田中晋平)

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