プログラムPROGRAM

小川紳介監督全作品上映その10 1日会員非対応2本立て
2008年10月18日(土)・19日(日)
 
ドキュメンタリー映画作家として世界的に著名な小川紳介監督の全作品を順次上映するこのシリーズがついに完結。
2本立て
「京都鬼市場 千年シアター」
(1987/18分/16mm)
製作:小川プロダクション
監督:小川紳介
撮影:牧逸郎
1987年の夏、京都五条千本の空地に出現した「鬼市場」。大駱駝艦の「羅生門」興行と、土壁と草葺きの映画館での「1000年刻みの日時計」長期上映が実現した。上映が終盤に近づいた頃、小川はこの上映を記録しようと思い立ったが、あいにく同時期にドイツの映画監督レギーナ・ウルヴァーが「ハレとケ・小川プロダクションとの出会い」のために小川プロの機材やスタッフ(田村正毅、菊池信之)で撮影をしていたため、関西でスタッフと機材を調達することになった。映像グループ翔の会からミニ・エクレールを借り、牧逸郎カメラマンの参加を得て急遽撮影してまとめ上げた作品。現場録音は小川自身が、カチンコは安井(当館館長)が担当している。
「映画の都 山形国際ドキュメンタリー映画祭’89」
(1991/93分/16mm)
製作:小川プロダクション
企画:山形市
(第一次撮影)監督:飯塚俊男 
撮影:大津幸四郎、加藤孝信
(第二次撮影)監督:飯塚俊男、栗林昌史、小川紳介
撮影:加藤孝信
(仕上げ)構成:小川紳介
1989年に始めた開催された山形国際ドキュメンタリー映画祭の16ミリ記録映画。小川プロの助監督だった飯塚俊男が初監督に挑んだ。撮影はベテランの大津幸四郎で、映画祭の準備段階から開催までボランティアで参加した若者たちの行動を中心に追いかけたが、飯塚が編集したバージョンに小川は納得できず、なかなか完成をみなかった。小川のアイデアで新たなシーンを追加撮影し、天安門事件やベルリンの壁崩壊などの映像も挿入し、受注作品として恥ずかしくない作品として映画祭に納品された。

《料金》
1日会員非対応2本立て
一般1500円 学生・シニア1200円
会員1200円 学生会員・シニア会員1000円

《割引》
「映画の都 ふたたび」の半券提示で200円引き

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※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。