プログラムPROGRAM

生誕100+1年 マキノ雅弘(正博)
2009年4月17日(金)〜19日(日)
昨年の京都映画祭・マキノ特集で上映された作品の中でも、とりわけ異彩を放つ2作品を選んでの上映。
山根貞男さんが久しぶりに神戸映画資料館に登場し、最新刊「マキノ雅弘 映画という祭り」では語り尽くせなかった2作品の魅力を中心にお話しします。
「肉体の門」
(1948/91分/35mm)
監督:マキノ正博、小崎政房 原作:田村泰次郎 脚本:小沢不二夫 撮影:山崎一雄
出演:轟夕起子、月丘千秋、逢初夢子、小夜福子
ベストセラー小説が原作で、その後鈴木清順監督などにより3度もリメイクされた最初の映画化作品。敗戦後の荒廃した街・東京に生きる娼婦たちの姿を描く。『幽霊暁に死す』の2ヶ月前に公開された。
東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
 
 
 
 
「幽霊暁に死す」
(1948/97分/16mm)
監督:マキノ正博 脚本:小国英雄 撮影:三木滋人
出演:長谷川一夫、轟夕起子、斎藤達雄、沢村貞子
新婚夫婦が、成仏できずにいる父の幽霊と力を合わせて遺産を横領した親戚たちを懲らしめる。長谷川一夫が二役で演じる幽霊のみならず、不思議な風と声が異様な空気を映画に充溢させる驚愕の作品。今回は、マキノ家所蔵の16ミリフィルムを特別に上映させていただく。
 

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般:1200円 学生・シニア:1000円
会員一般:1000円 会員学生・シニア:900円

《割引》
2本目は200円引き

フィルム・写真提供:東京国立近代美術館フィルムセンター
共催:コミュニティシネマ支援センター、東京国立近代美術館フィルムセンター
[関連イベント] 映画講座(16ミリフィルム参考上映付き) 講師:山根貞男
(イベントは4/18土のみです)

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。