プログラムPROGRAM

記録された劇団維新派
2009年5月15日(金)〜17日(日)

1970年に結成され、現在まで関西を拠点に活動する維新派。彼らの軌跡を映像ドキュメントでたどる。
16日(土)『蜃気楼劇場』上映終了後、監督・杉本信昭さんと維新派に縁の深い木工作家・豊川忠宏さんによるトークもあります。

 

「足の裏から冥王まで」
(1979/70分/16mm)
製作:竹馬企画、フィルムジャック 製作:森重晃 企画:劇団日本維新派
監督:井筒和生 助監督:西村隆、浜田昌憲 撮影:牧逸郎、福島洋 音楽:福島洋
出演:劇団日本維新派
劇団日本維新派(後に劇団維新派と改称)による1978年の同名公演を記録したドキュメンタリー。スタッフには後に有名になる井筒和生(和幸)、森重晃、西村隆など当時の関西の映画好きが集まっている。今年2月の「牧逸郎キャメラマン追悼上映」での反響を受けアンコール上映。

 

 

 

「阿呆船 さかしまの巡礼」
(1984/55分/16mm)
配給:アジア映画社 監督:康浩郎 撮影:福島洋 音楽:杉本裕一 台詞監修:松本雄吉
出演:維新派
維新派が83年に行った公演『つばき式・月光のシャドウボール』の模様を、独特の映像イメージでまとめたドキュメンタリー。監督の康浩郎は『1968大阪の夏 反戦の貌』(1968)、『むちうたれる者 ドキュメント輪禍』(1969)などを手がけた映像作家で、維新派の演劇に衝撃を受けた彼が、ミッシェル・フーコーの『狂気の歴史』の一節から「狂人の船=阿呆船」というモチーフを得て舞台の模様を再構築している。

 

「蜃気楼劇場」
(1992/111分/16mm)
製作:スタンス・カンパニー プロデューサー:坂口一直 監督:杉本信昭 撮影:清水良雄 音楽:高橋鮎生、内藤和久、木村充揮(憂歌団) 編集:村本勝
出演:維新派
維新派の独特のスタイルのひとつとして、巨大な野外劇場を建設することが挙げられる。この作業はパフォーマー、スタッフ総出で自分たちの手で行うのだ。本作品は、「ヂャンヂャン☆オペラ」の第一作目にして、東京での初の本格的な野外公演『少年街』のドキュメント。都市の風景を巻き込みながら自らの手で、「劇場」を建築し解体する。監督は『自転車でいこう』(2003)の杉本信昭。

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般:1200円 学生・シニア:1000円
会員一般:1000円 会員学生・シニア:900円

《割引》
2本目は200円引き

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。