プログラムPROGRAM

アニメーション発掘
2010年11月13日(土)・14日(日)
 
東京藝術大学大学院のアニメーション専攻第一期生の作品上映に併せ、最近復元された大藤信郎と政岡憲三の2作品を含む日本の1920〜30年代のアニメーションを一挙上映。13日には10月の人形アニメーション上映の続きとして持永只仁の日米合作アニメを上映。14日には珍しい作品を参考覆面上映。
  
Aプログラム
「春の唄」
(1931/4分/35mm)大藤信郎
国立近代美術館フィルムセンターで今年開かれた大藤信郎作品の特集上映のために9ミリ半染色フィルムから35mm染色版に拡大複写されたもの。童謡「春の唄」にシンクロするレコード・トーキー作品だが、今回はサイレント上映。
「ターチャンの海底旅行」
(1935/7分/35mm)政岡憲三
ターちゃんとミーちゃんが豆潜水艦で海中散歩して遭遇する危機や冒険を描く政岡アニメの新発掘作品。映画保存協会が「映画の里親制度」により、今年の「第5回映画の復元と保存に関するワークショップ」の課題として復元したもの。9ミリ半から35ミリに拡大。本来はトーキーだが、音声現存せずサイレント上映。
[関連サイト] 映画保存協会・第六回映画の里親
「茶釜音頭」
(1934/10分/35mm)政岡憲三 
山寺の和尚と小僧、狸の茶釜一家がくりひろげるドタバタ。音声付き可燃性35ミリフィルムとサイレント版16ミリの2本のプリントから長尺版35ミリへ復元された。
『茶釜音頭』と同様に国立近代美術館フィルムセンターで2004年に開催された「日本アニメーション映画史」のために作成した以下の35ミリプリントを一挙上映。
「茶目子の一日」(1931/5分)西倉喜代治 
「ノンキなトウサン竜宮参り(夢の浦島)」(1925/10分)木村白山
「太郎さんの冒険撮影」(1929/5分)相原隆昌、山本早苗 
「西遊記・孫悟空物語」(1925/5分)大藤信郎 
「村祭」(1930/2分)大藤信郎 
「海国太郎・新日本島万歳」(1938/8分)鈴木宏昌 
「あめやたぬき」(1931/4分)宮下万蔵
「兎と亀」(1924/6分)山本早苗 
「五匹の力(森の五匹の動物たち)」(193710分)鈴木宏昌 
 
 
Bプログラム
「ウィリー・マックビーンの冒険」
(日米合作/1963/92分/16mm/日本語字幕無し)
演出:持永只仁、浅野竜麿 
人形アニメーター:持永只仁、中村武雄、岡本忠成、田畑博司、及川功一
大天才ラスプーチン・フォン・ロットン教授は歴史を変えるため自身で発明したタイム・マシンで出発する。この企てを知った教授の飼っていた猿のパブロはタイム・マシンの設計図を盗み出し、ウィリー少年と協力、タイム・マシンを組み立て教授の跡を追ってタイム・トラベルの旅に出る。西部アリゾナ、スペイン、イギリス、古代エジプト、そして未来宇宙へ。
Cプログラム
[参考覆面上映]お楽しみ外国アニメーション
(16mm/日本語字幕無し)
  
  

《料金》入れ替え制
1プログラムあたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円

《割引》
2プロ目は200円引き
当日、[GEIDAI-ANIMATION 01 in KOBE]をご覧の方は200円引き

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。