プログラムPROGRAM

生伴奏付き上映会 京阪神生まれのモダン活劇『黄金の弾丸』
2011年10月9日(日)13:30〜
関東大震災以後の一時期、阪神間の各地に映画撮影所が生まれ、ハイカラな都市イメージを背景として現代劇が盛んに作られました。
今回上映する『黄金の弾丸』は、東亜キネマが現代劇部として設置した西宮・甲陽園撮影所で生まれた作品で、1927年(昭和2年)公開。大正から昭和に替わるサイレント黄金時代の活劇を、神戸を中心に活躍する山川亜紀さんの生伴奏でご覧いただくスペシャル企画。
 
 
「黄金の弾丸」
(1927 / 89分[16fps]欠落あり/ 染色 / サイレント / 35mm)東亜キネマ
監督:印南弘 原作:ヘルマン・ランドン
脚本:竹井諒 撮影:小野平一郎
出演:宮島健一、一木突破、大岩栄二郎、千種百合子、中村園枝、島田富美郎、月岡正美
 
東亜キネマ甲陽園撮影所で製作された探偵活劇。神戸で撮影された現代劇はフィルムがほとんど残っておらず貴重である。神戸の旧居留地跡でのカーチェイスや、神戸港でのラストシーンなど大正末期の風景を見ることができる。プラネット映画資料図書館所蔵(現在は神戸映画資料館で収蔵管理)の染色フィルムを、国立近代美術館フィルムセンターが復元した。全7巻のうち5巻目は欠落。
 

伴奏:山川亜紀(コンポーザーピアニスト)
大阪音楽大学音楽学部ピアノ科卒業。各種コンサートにおいて独奏、伴奏、 アンサンブル等、多数出演。その他、教育CD-ROMの音楽制作、編曲、司会、高齢者や障害児の音楽療法にも携わる。 2000年、オリジナル曲1stアルバム「clear wind」を、2009年、2ndアルバム「with Friend」を発表。 大阪音楽大学演奏員。日本ピアノグレード認定協会審査員。長田のピフレホールで定期的に開かれている演奏会「おもしろ音楽博物館」でもおなじみ。

《料金》
一般1800円 学生・シニア1500円
会員1500円 学生会員・シニア会員1300円

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。