プログラムPROGRAM

ソヴィエト映画会② 革命と映画
2012年3月24日(土)・25日(日)
1991年12月25日、ソヴィエト連邦が解体して今年で20周年。ソヴィエト、ロシア映画の古典や代表作から異色作まで、不定期のシリーズとして上映していきます。
今回は、大監督エイゼンシュテインとプドフキンのそれぞれが、ソヴィエト連邦誕生の発端である十月革命を映画化した作品を上映。
「聖ペテルブルグの最後」 Конец Санкт-Петербурга
(ソ連 / 1927 / 110分[16fps]/ サイレント / 16mm)
監督:フセヴォロド・プドフキン、ミハイル・ドレル
脚本:ナターン・ザルヒ
撮影:アナトーリー・ゴロヴニャ
編集:アレクサンドル・ドヴジェンコ
出演:ヴェラ・バラノフスカヤ 、アレクサンドル・チスチャコフ、セルゲイ・コマロフ
革命前夜のロシア帝国。首都の工場へ働きに出てきた農民が、工場の労働争議に参加する。獄中や第一次世界大戦の戦場で革命家たちと交わる中で目を開かれ、十月革命の山場となる冬宮襲撃では突撃の先頭に立つ…。 若者の平凡な物語を通して、革命ロシアの物語をつむぎ、前作『母』、次の『アジアの嵐(ジンギスカンの後裔)』と合わせて革命三部作と呼ばれる。
 
 
「十月」Oktyabr
(ソ連 / 1928 / 100分[16fps]/ サイレント / 16mm)
監督・脚本:セルゲイ・M・エイゼンシュテイン、グリゴリー・アレクサンドロフ
原作:ジョン・リード
撮影:エドゥアルド・ティッセ
出演:ワシーリー・ニカンドロフ、ウラジミール・ポポフ、ボリス・リワーノフ
 
政府の依頼により、『全線』の製作を中断して十月革命十周年記念として作られた作品。1917年の労働者の武装蜂起から冬宮襲撃までを、再現による群衆シーンで描き出す。“私は、サドヴァヤへとって返した。突然、発砲があり騒ぎが起こった。私はマーケットのアーチの下に潜り込んだ。発砲のため通りからあっと言う間に人が消えた!……それらの日々は歴史となった。その歴史をどれほど懐かしみ触れてみたいと思ったことか。十年を経て、私は映画『十月』の中でそれらを再現した。”(エイゼンシュテイン)
     

《料金》入れ替え制
1本あたり
会員900円 学生会員・シニア会員700円
《割引》2本目は200円引き
*非会員のかたは、1日会員(登録料100円)のご登録でご覧いただけます。

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※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。