プログラムPROGRAM

井上陽一の活弁映画シリーズ 9
2014年1月12日(日)13:30〜
新春は、活動写真弁士・井上陽一さんの語りをお楽しみください。
「ストトン節」
(1924/34分[18コマ]/16mm)
松竹キネマ蒲田
監督・脚本:池田義信 撮影:長井信一
出演:新井淳、飯田蝶子、小藤田正一、東栄子、伊志井寛、若林廣雄
 
牛原虚彦監督「鈴蘭」、池田義信監督「ストトン」、島津保次郎監督「最新籠の鳥」の三篇をまとめた「小唄集」として大正13年に封切られた中から第二篇のみを独立改題したもの。二村定一が歌って大ヒットした流行歌の歌詞に沿って物語が展開。女房がありながら洋食屋の若い女に入れ込んだ男の悲哀を描く。
 
 
「鞍馬天狗 恐怖時代」
(1928/40分[18コマ]/16mm)
嵐寛寿郎プロダクション
監督:山口哲平 原作:大仏次郎
撮影:石川東橘
出演:嵐寛寿郎、尾上松緑、市川小文治、五味国枝
 
マキノから独立し嵐長三郎から改名した嵐寛寿郎が、京都双ヶ岡に嵐寛寿郎プロダクション(寛プロ)を興し、第一作「鞍馬天狗」、第二作「安政巷談 黄総の十手」に続いて製作した第三作。幕末の江戸に偽の鞍馬天狗が現れ、本物の鞍馬天狗が捜査。偽天狗の隠れ家である化物屋敷にその一味を見つけて退治する。

井上陽一(弁士)
いのうえよういち。1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。02年「OSAKA映像フェスティバル」で『雄呂血』、04年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』、08年には『実録忠臣蔵』、11年大阪歴史博物館の「浪花の映画事始め」で『僕らの弟』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。関西随一のベテラン弁士である。

《料金》2本立て
一般1800円 学生・シニア1500円
会員1500円 学生会員・シニア会員1300円

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。