プログラムPROGRAM

差別と迫害を告発する問題作
熊井啓監督「地の群れ」
2014年5月16日(金)〜18日(日)
「地の群れ」
(1970/127分/35mm)
製作:えるふプロダクション、ATG
製作:大塚和、高島幸夫
監督:熊井啓 原作:井上光晴
脚本:井上光晴、熊井啓 撮影:墨谷尚之
音楽:松村禎三 美術:深民浩
 
出演:鈴木瑞穂、松本典子、瀬川菊之丞、寺田誠、原泉、奈良岡朋子、佐野浅夫、紀比呂子、北林谷栄、宇野重吉
  
熊井啓──
若干22歳の映画青年は『ひろしま』で映画人生をスタートした。
被爆八年後の広島で不条理を見、
『ひろしま』で映画を学び、
『地の群れ』で日本人の・・・人間を抉った。

          小林一平(映画プロデューサー)
  
『帝銀事件 死刑囚』(1964)、『黒部の太陽』(1968)、『海と毒薬』(1986)などの作品で知られる熊井啓監督が、井上光晴の同名小説を映画化。未開放部落・在日朝鮮人・被爆者・基地を通し「戦後の暗黒」を告発。感傷を拒否した鋭い映像で人間を描く。
佐世保の診療所に、原爆病の疑いがある少女がやってくる。この地の被爆者部落のものと思われることを恐れ、被爆者であることを頑固に否定する少女の母親。そして、未解放部落の出身の医師は、かつて炭坑で冒した罪を背負っていた……。

 
企画・配給:綜映社
協力:小林一平
 

《料金》
一般1200円 学生・シニア1000円
会員一般1000円 学生会員・シニア会員900円

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