プログラムPROGRAM

「坂本君は見た目だけが真面目」+中短篇
2014年6月6日(金)〜10日(火)
Aプログラム「坂本君は見た目だけが真面目」
(2014/57分/HD[ブルーレイ上映])
監督・プロデュース:大工原正樹
脚本:鳥井雅子 撮影・照明:四宮秀俊
録音・整音:光地拓郎 音楽:長嶌寛幸
編集:和泉陽光 美術:浅雄望 鈴木知史
製作:映画美学校
出演:藤本泉、伊藤凌、ジェントル、宮田亜紀、よこえとも子、大久保了、美輪玲華

大人げない女教師×超マイペース天才中学生。
勝つのはどっち!?

聡子のクラスには問題児がいた。自分の出たい授業にしか出ずに、必要ない授業だと思ったら家に帰ってしまう坂本君。ところが彼は成績優秀、教室で暴れるわけでもなく、出ている授業態度はいたって真面目。そんな坂本君を他の先生もどこか容認していた。しかし、生真面目な聡子は彼がどうしても許せなかった。実力行使、彼が抜け出そうとする廊下や昇降口で待ち伏せては教室へ引き戻そうとする。最近は、面白がる他の生徒が坂本君の脱走に加担するようになって事態はエスカレート。生徒指導に燃える聡子は、あきれる坂本君の誹りにもくじけず、授業に出るよう説得を続ける。ある日、あまりのしつこさに坂本君がついに反撃開始!引くに引けない聡子の教師生命は?!ついにクラスを巻き込んで二人のバトルが始まる!!
映画美学校から、新たなエンターテインメントを発信!
富田克也、古澤健、横浜聡子ら個性的で精力的に活動し続ける映画監督を輩出してきた映画美学校が、2011年にシナリオライター開発に着手。日本映画に新たなエンターテインメントを発信すべく選ばれた第1回作品は、村越繁の脚本、『ただいま、ジャクリーン』を大久明子監督(『モンスター』)が映像化し好評を博した。
第2回にあたる今回は、「もしスティーブ・ジョブスが中学生だったら」という出発点から、お互い何かかけている生徒と教師がぶつかり合いながら分かり合う『坂本君は見た目だけが真面目』が選ばれた。脚本は講師、小中千昭の指導を受けた鳥井雅子のオリジナル作品。講評会では映画監督である高橋洋、篠崎誠、大工原正樹の3人に映像化したいと惚れこまれ、実際に大工原により映像化され、生き生きと、さらにポップにしあがった。

[公式サイト]
併映『純情No.1』(2011/20分/HDV)
監督・脚本:大工原正樹
出演:長宗我部陽子、北山雅康、猪原美代子、市沢真吾
映画美学校に通う良江(長宗我部陽子)はトイレで講師・緒方(北山雅康)の恥かしい姿を偶然見てしまったことから身の危険を感じるようなる。そしてある日、教室で死んでいる女生徒(猪原美代子)を発見した良江は、彼女が自分の身代わりに殺されたのだと確信する。

Bプログラム大工原正樹監督 中短篇集
「赤猫」
(2004/42分/DV)
監督:大工原正樹 脚本:井川耕一郎 撮影:福沢正典
出演:森田亜紀、李鐘浩、藤崎ルキノ、永井正子
私(李鐘浩)の出張中、妻の千里(森田亜紀)が流産した。風呂の電球を替えようとして、椅子から転落して流産したのだ。退院後の千里は何もしゃべらず、マンションのベランダからただ遠くを見つめているだけだった。だが、ある夜、ふとしたことをきっかけに、千里は流産に至る経緯を私に話しだした。

「姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う」(2010/49分/HDV)
監督:大工原正樹  脚本:井川耕一郎  撮影・照明:志賀葉一
録音・整音アドバイザー:臼井勝 音楽:中川晋介
出演:長宗我部陽子、岡部尚、森田亜紀、高橋洋、光田力哉
蠱(こ)とは古代中国の呪術である。母の葬式を終え、かつて暮らした町をぶらりと訪れた妙子(長宗我部陽子)と治(岡部尚)は、次第に心に巣食うバケモノ「あいつ」の幻に襲われ始める……。
「恋の季節」(2013/9分/HD)
監督・脚本:大工原正樹
出演:仲村怜緒、二宮未來、松下仁、市沢真吾、大迫茂生
映画美学校で脚本を教える真理恵(二宮未來)はロビーで自分を触った痴漢(大迫茂生)を捕まえ責めたてる。同じころ、MAルームで自慰をしているところを先輩(松下仁)に見られてしまった瑶子(仲村怜緒)は、真理恵と痴漢の諍いを見てある決心をする。

《料金》1プログラムあたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員一般1000円 学生会員・シニア会員900円

《割引》当日、2プログラム目は200円引き

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。