プログラムPROGRAM

ロシア・ソヴィエト映画 連続上映
第17回 女たちの群像

2016年9月10日(土)・11日(日)
モスクワに生きる女性たちの青春期から円熟期の人生模様を映し出す『モスクワは涙を信じない』と、少女たちを通してスターリン体制下の社会を描く『翌日戦争が始まった』の2作品。

「モスクワは涙を信じない」МОСКВА СЛЕЗАМ НЕ ВЕРИТ
(1980/149分/35mm)モスフィルム
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監督:ウラジーミル・メニショフ
脚本:ワレンチン・チェルヌィフ
撮影:イーゴリ・スラヴネヴィチ
美術:サイド・メニャリシチコフ
音楽:セルゲイ・ニキーチン
出演:ヴェーラ・アレントワ、イリーナ・ムラヴィヨワ、ライサ・リャザノワ、アレクセイ・バターロフ
田舎からモスクワに勉強のため出てきた三人の女性。一人は良妻賢母を夢み、もう一人は軽薄に流行を追う。最後のカーチャは上昇志向が強く、有名なスポーツ選手と結婚するが、結局は離婚して子供を育てる。20年後、工場長になったカーチャの前に新たな恋の相手が現れる。現代女性の生きざまを描き、ソ連で絶大な人気を博したメロドラマ。

 

「翌日戦争が始まった」ЗАВТРА БЫЛА ВОЙНА
(1987/86分/35mm)ゴーリキー・スタジオ
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監督:ユーリー・カラ
原作・脚本:ポリス・ワシーリエフ
撮影:ワジーム・セミョーノヴィフ
美術:アナトーリー・コチュロフ
出演:イリーナ・チェルニチェンコ、ナターリア・ネコダ、ユーリャ・タルホワ、セルゲイ・ニコネンコ、ヴェーラ・アレントワ、ウラジーミル・ザマンスキー
独ソ戦前夜の田舎町。禁止されていたエセーニンの詩を朗読した少女は、すぐに父親が「人民の敵」として逮捕される。少女自身も、友人や教師に裏切られ、つらい状況に置かれる。カラ監督の卒業制作だが、40年代の時代状況とともに、大人の一歩手前にいる子供たちの隠微な世界を描き出す手腕は、世界中で高く評価された。

 

主催:神戸映画資料館、アテネ・フランセ文化センター
協力:ロシア映画社

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般1200円 学生・シニア1000円
神戸プラネットシネマ倶楽部会員1000円 学生・シニア会員900円
アテネ・フランセ文化センター会員1000円
《割引》
当日2本目からは200円引き

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。