ロシア・ソヴィエト映画 連続上映
第22回 ペレストロイカの時代3
2017年11月18日(土)・19日(日)
ソ連最後の最高指導者となったゴルバチョフ書記長により進められた改革運動「ペレストロイカ」をテーマにした第3回目は、1988年、1989年に製作された2作品を上映。
「ミスター・デザイナー」
Господи́н оформи́тель
(1988/107分/35mm)レンフィルム
監督:オレーグ・テプツォフ
脚本:ユーリー・アラボフ
撮影:アナトーリー・ラプショフ
音楽:セルゲイ・クリョーヒン
出演:ヴィクトル・アヴィーロフ、アンナ・デミヤネンコ、ミハイル・カザコフ
20世紀初頭のロシアのペテルスブルク、デザイナーのプラトンは、等身大の蠟人形制作の依頼を受け、ある少女をモデルにして人形を作り上げた。14年後、プラトンは、新居の装飾を依頼してきた実業家の夫人で、自分がかつて作った蠟人形と瓜二つの女性と出会う。脚本はソクーロフ作品を多く手がけるユーリー・アラボフ、音楽をロシア前衛ジャズの重要人物セルゲイ・クリョーヒン、主演は実験演劇で有名なヴィクトル・アヴィーロフ。
「ささやかな墓地」Смиренное кладбище
(1989/103分/35mm)
ドヴジェンコ・フィルム・スタジオ
監督:アレクサンドル・イティギーロフ
原作・脚本:セルゲイ・カレーディン
撮影:I.ラシーニナ
美術:アレクセイ・レフチェンコ
音楽:ウラジーミル・マルティノフ
出演:ヴラジーミル・ゴスチューヒン、レフ・ドゥーロフ、ヴィクトル・アヴィーロフ、レフ・ボリソフ、オリガ・マテイコ、ニナ・ルスラノヴァ、アレクセイ・セレブリャコフ
とある墓地を舞台に、墓掘り人たちの姿を淡々と描く。アルコール中毒の妻を持ち、弟から頭を斧で傷つけられ、検察局への出頭を命じられているというこの映画の中心人物である墓堀り人。その人生とはどのようなものであろうか。セルゲイ・カレーディンが自作の小説を自ら脚本化。
主催:神戸映画資料館、アテネ・フランセ文化センター
協力:ロシア映画社
《料金》
1本あたり
一般1200円 学生・シニア1000円
神戸プラネットシネマ倶楽部会員1000円 学生・シニア会員900円
アテネ・フランセ文化センター会員1000円
《割引》
当日2本目は200円引き