〈映画とトークのコラボレーション〉
東日本大震災から7年──いま、コミュニティのかたちを考える
ドキュメンタリー映画『まだ見ぬまちへ〜石巻・小さなコミュニティの物語〜』
2018年2月23日(金)〜27日(火)
わたしたちが大きな災害に襲われたとき、人と家族が再生の拠り所としたのはコミュニティでした。
復興まちづくりに求められたのもコミュニティの在り方でした。東日本大震災7周年、阪神大震災から23年。
両震災で被災者として支援者として研究者として活動された5氏の参加をいただき、映画とトークのコラボレーションで、くりかえし、コミュニティのかたちを考えます。
「まだ見ぬまちへ〜石巻・小さなコミュニティの物語〜」
(2018/145分/ブルーレイ上映)
製作:映画「まだ見ぬまちへ」の会
監督・製作:青池憲司 撮影:一之瀬正史 編集・構成:村本勝 整音・録音:黄永昌
録音・撮影:山田武典 音楽:原公一郎 語り:黒田福美
この映画は、地震と津波で壊滅的な被害を受けた、宮城県石巻市門脇・南浜・雲雀野地区の「人とコミュニティの再生」を6年半にわたって記録した作品です。同地区は、震災前は1772世帯(4423人)が住んでいましたが、津波の被害が軽微ですんだのは10数世帯のみでした。その人びとは、被災直後から寄り合って自律と共助の暮しを始めました。しかし、土地区画整理事業や高盛土道路、防潮堤の建設など大工事は進行しますが、日常生活に必要なインフラはなかなか整備されません。居住環境が整わない地域の暮しをどう支えるか。高齢者のケアは? 新しい住民とのコミュニケーションは?
本作品は、一被災地の非常時のコミュニティ活動の記録であるとともに、そのテーマは、平時の地域社会づくりにも通ずる普遍性をもっています。
トーク 青池憲司(監督)とゲストが語り合います。
無料(当日の映画鑑賞者対象) 各45分(予定)
[ゲスト]
2月23日(金) 小林郁雄(阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 上級研究員)
24日(土) 近藤民代(神戸大学大学院工学研究科准教授)
25日(日) 室崎益輝(神戸大学名誉教授)
26日(月) 河合節二(野田北部まちづくり協議会代表理事)
27日(火) 和田幹司(1.17 KOBEに灯りをinながた実行委員長)
《料金》
一般:1700円 学生:1500円 高校生以下:1000円 シニア:1100円 会員:1000円
*初日サービスDAY 一律1100円
協力:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会