公開研究会
[貸館]映画から見る神戸とひょうご
13:00〜14:30
地域映像(ホームムービー)と絵葉書から見る神戸の映画史
石戸信也(絵葉書研究者、元県立博物館員、兵庫県立西宮高等学校)
地域映画史研究において、ホームムービーや絵葉書などの映像・画像アーカイブは私たちに新たな視点を提供してくれる。神戸の歴史に精通した絵葉書研究者の立場から、表象された戦前の神戸の景観や劇場街のイメージのなかに、都市の記憶を読み込んでゆく。
14:45〜15:30
昭和前期の神戸・兵庫における映画興行の独自性
上田学(神戸学院大准教授)
本発表は、西脇寿座資料(早稲田大学演劇博物館所蔵)等にもとづき、1930年代から1940年代前半にかけての昭和前期における神戸・兵庫の映画興行を取り上げ、その地域的な独自性を考察するものである。
15:45〜17:00
ミニシアターの時代から現代へ:1980年代以降の神戸の映画上映
田中晋平(神戸映画保存ネットワーク客員研究員)
映画産業の斜陽化が進み、映画館が街から姿を消していった時代を経て、神戸では映画の上映空間と作品の多様性がどのように確保されてきたかを考える。また、小山康之氏から現在に至る神戸の映画館文化について伺う。
トーク・小山康之(パルシネマしんこうえんオーナー) 聞き手・田中晋平
《参加費》無料 《会場》神戸映画資料館
共催:神戸大学地域連携事業「映像を媒介とした大学とアーカイブの地域連携」、神戸学院大学人文学部研究推進費「神戸映画資料館所蔵ノンフィルム資料を用いたプラクティス研究」、早稲田大学演劇映像学連携研究拠点平成29年度公募研究「演劇博物館所蔵の映画館資料に関する複合的カタロギング」