ロシア・ソヴィエト映画 連続上映
第23回 早世の女性監督ラリーサ・シェピチコ
2018年4月21日(土)・22日(日)
![](https://kobe-eiga.net/program/wp-content/uploads/2018/04/wakare_03.jpg)
「別れ」
全ソ国立映画大学で学び、アレクサンドル・ドヴジェンコに師事したラリーサ・シェピチコ(1938〜1979)。その死により夫であるエレム・クリモフが完成させた『別れ』と、遺作となった『処刑の丘』を上映する。
「処刑の丘」Восхождение
(1976/110分/35mm)モスフィルム
監督:ラリーサ・シェピチコ
原作:ヴァシーリィ・ブィーコフ
脚本:ラリーサ・シェピチコ、ユーリィ・クレピコフ
撮影:ウラヂーミル・チュフノーフ
出演:ボリース・プロートニコフ、ウラヂーミル・ゴスチューヒン、アナトリィ・ソロニーツィン
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツ軍に占領されたベラルーシ。パルチザン部隊は食料調達のため、占領下の集落に二人の若い男を派遣する。良心をめぐる葛藤の心理を巧みに描くシェピチコの代表作でベルリン国際映画祭金熊賞受賞。
「別れ」Прощание
(1981/121分/35mm)モスフィルム
監督:エレム・クリモフ
原作:ヴァレンチン・ラスプーチン
脚本:ラリーサ・シェピチコ
撮影:アレクセイ・ロディオノフ
出演:ステファーニャ・スタニュータ、レフ・ドゥーロフ、アレクセイ・ペトレンコ、レオニート・クリューク、ヴァヂム・ヤコヴェンコ
シェピチコは本作のロケハン中に自動車事故により死去、その後、夫であるエレム・クリモフ監督(代表作『炎628』)が完成させた。ダム建設計画による水没のため、立ち退きを余儀なくされる小さな島の村人たち、それぞれの別れを描く。投影方式の日本語字幕を付して今回が初上映。
主催:神戸映画資料館、アテネ・フランセ文化センター
協力:ロシア映画社、東海晃久
《料金》
1本あたり
一般1200円 学生・シニア1000円
神戸プラネットシネマ倶楽部会員1000円 学生・シニア会員900円
アテネ・フランセ文化センター会員1000円
《割引》
当日2本目は200円引き