プログラムPROGRAM

前田憲二監督の長編記録映画 連続上映 第1回
2020年2月22日(土)・23日(日)

NPO法人ハヌルハウス代表の前田憲二監督から、自作の映画フィルムを寄贈していただいた。それを記念し隔月を目安に全てのフィルムを上映してゆきます。
その第一弾として今回は封切り当時から評価の高い超大作『神々の履歴書』を35ミリ・フィルムでご覧いただきます。
今後の上映予定作品は『おきなわ戦の図・命どう宝』『土佐の泥繪師・繪金」『神々の履歴書』『土俗の乱声』『恨・芸能曼荼羅』『百萬人の身世打鈴』『原色に白を求める画家—呉炳学の宇宙』『月下の侵略者』など。

 

「神々の履歴書」
(1988/140分/35mm)製作:神々の履歴書製作委員会
監督:前田憲二 プロデューサー:萱沼紀子、山本和信
音楽:今井重幸 撮影:南文憲、金徳哲
ナレーター:日下武史 絵画:丸木俊 題字:岡本太郎

渡来文化の歴史を描くことで、今も日本人の心にくすぶりつづける皇国史観の亡霊ともいうべき差別意識を描く。金基雄、中西進、伊福部昭、伊福部達、金達寿、高麗澄雄、大塚初重、上田正昭らの貴重な発言とともに、カメラは韓国から福岡、島根、京都、東京、長野、岐阜、香川、埼玉、山梨、和歌山、奈良ヘと全国を縦断し、神社や祭礼を追いかけ渡来文化の痕跡を探る。


 

前田憲二
1935年大阪府出身。1960年代後半より日本各地や中国・朝鮮半島に祭りや芸能を追い続け、祭事を記録したテレビ・映画作品は250本以上におよぶ。 代表作に、『おきなわ戦の図 命どぅ宝』(1984)、『神々の履歴書』(1988)、『土俗の乱声 』(1991)、『恨・芸能曼陀羅』(1995)、『百萬人の身世打鈴』(2000)、『月下の侵略者』(2009)、『東学農民革命』(2016)などがある。2001年、韓国政府より王冠文化勲章を授与された。 NPO法人ハヌルハウス代表理事を務める。

《料金》
一般:1800円 シニア(65歳以上):1500円 ユース(25歳以下)・会員:1300円

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。