プログラムPROGRAM

神戸クラシックコメディ映画祭2022
2022年1月8日(土)〜10日(月・祝)

8日・9日 会場:神戸映画資料館(新長田)
10日 会場:旧グッゲンハイム邸(塩屋)

 

笑って つながる 

心が歩き出す

はるか北欧の凸凹二人組
古き良きアメリカの 伝説のコメディアン
花の都の東京も 喜劇スターが勢ぞろい
原始時代も ローマ時代も そして今でも
変わらないもの それは愛と笑い

──いいをじゅんこ
(クラシック喜劇研究家/古典喜劇映画上映委員会委員長)

 

 

©デンマーク映画協会

Aプログラム北欧の極楽コンビ ファイ&ビー
『ファイ&ビー 海辺の旅』Vester-Vov-Vov
(1927/108分/サイレント/Blu-ray)
パラディウム・フィルム
監督:ラウ・ラウリッツェン
出演:カール・シェンストロム、ハラルド・マドセン
デンマーク映画協会提供

ファイ&ビー(Fy&Bi)はデンマーク語で「灯台とサイドカー」を意味する。1920年代初めに結成しローレル&ハーディより早く世界の人気者になった。北欧の貧しくも美しい漁村を舞台にペーソスとシュールなドタバタが展開する。デンマーク映画協会の全面協力で知られざる北欧の喜劇コンビを紹介する。

伴奏:
8日・鳥飼りょう(piano)
10日・塩屋楽団:稲田誠(contrabass)、鈴木勝(electric guitar)、山本信記(synthesizer, trumpet)、森本アリ(sampler, jews harp)


Bプログラムニッポンの喜劇 三木のり平を愛す

©︎国際放映

『誰よりも金を愛す』
(1961/86分/トーキー/Blu-ray)新東宝
監督:斎藤寅次郎
出演:三木のり平、トニー谷、浜野桂子
国際放映提供

まもなく生誕100年を迎える三木のり平。演ずるは小原庄助の18代目子孫。故郷に錦を飾るべく現代の東京でケチケチ生活に励むも貯金はままならない。先祖代々の幽霊が助っ人として現れるが…。ハイテンポなオールスター喜劇の傑作!『何はなくとも三木のり平』(青土社)の編者で作家の戸田学氏によるトークあり。

トーク:戸田学(作家/映画コラムニスト)


Cプログラムマルクス兄弟 ナウ!
『我輩はカモである』Duck Soup
(1933/68分/トーキー/16mm)
パラマウント・ピクチャーズ
監督:レオ・マッケリー
出演:マルクス兄弟、マーガレット・デュモン、エドガー・ケネディ
プラネット・プラス・ワン提供

併映:『素晴らしき宝石泥棒』
The Incredible Jewel Robbery
(1959/8分(短縮版)/トーキー/16mm)
レヴュー・プロダクションズ
監督:ミッチェル・ライゼン
出演:ハーポ・マルクス、チコ・マルクス、ベニー・ルービン
神戸映画資料館提供

パラマウント時代の代表作であり、世の中のあらゆる権威を徹底的に笑い飛ばしたマルクス兄弟の真骨頂がついにクラコメに降臨する。今回は50年代にテレビ放映された(ほぼ)無声の短編喜劇を併映。上映後トークにマルクス兄弟ファンでもある富岡邦彦氏を迎え、彼らの喜劇を語り尽くす。

トーク:富岡邦彦(プラネット・プラス・ワン代表/映画プロデューサー)


Dプログラムグリフィスとキートン/慈愛と喜劇 第二章
『恋愛三代記』Three Ages
(1923/63分/サイレント/16mm)
バスター・キートン・プロダクションズ
監督:エディ・クライン、バスター・キートン
出演:バスター・キートン、ウォーレス・ビアリー、ジョー・ロバーツ
神戸映画資料館提供

2021年末の『イントレランス』上映との連携企画。異なる時代を並行して描くグリフィスの大作をパロディ化したのがキートンの初長編『恋愛三代記』である。本家とパロディ、どちらも傑作。ぜひ続けて観て欲しい。人気活動写真弁士の坂本頼光氏、神戸に来たる!!

弁士:坂本頼光 伴奏:天宮遥(piano)


Eプログラムルビッチ・オペレッタの至福
『ラヴ・パレード』The Love Parade
(1929/108分/トーキー/Blu-ray)
パラマウント・ピクチャーズ
監督:エルンスト・ルビッチ
出演:モーリス・シュバリエ、ジャネット・マクドナルド、ルピノ・レーン
ダッサイ・フィルムズ提供

フランス出身の歌手でブロードウェイのスターだったシュバリエを主演に迎え、“逆玉の輿”ロマンスを描く幸福感に満ちたオペレッタ。エルンスト・ルビッチ監督初のトーキーだが演出には迷いがない。無声コメディアンのルピノ・レーンが見事な体技と歌声を披露している。

 


Fプログラムショートコメディのマエストロ 兄弟篇
『ずるい若様』His Royal Slyness
(1920/25分/サイレント/16mm)
ハル・ローチ・スタジオ
監督:ハル・ローチ
出演:ハロルド・ロイド、ゲイロード・ロイド

『ドラマ・デラックス(短縮版)』Drama Deluxe
(1927/9分/サイレント/16mm)
ルピノ・レーン・コメディ・コーポレーション
監督:ノーマン・タウログ
出演:ルピノ・レーン、ウォレス・ルピノ

以上、個人蔵

『誰が夫か』The Caretaker’s Daughter
(1925/27分 24分/サイレント/16mm)ハル・ローチ・スタジオ
監督:レオ・マッケリー
出演:チャーリー・チェイス、ジェームス・パロット
神戸映画資料館(玉岡忠大コレクション)提供

『活動小屋』The House of Flickers
(1925/19分/サイレント/Blu-ray)フォックス・フィルム・コーポレーション
監督:ベンジャミン・ストロフ
出演:ジェームス・パロット、バスター・ブロディ
デンマーク映画協会提供

今回のマエストロは無声時代に実の兄弟が共演した短編を特集。『ドラマ・デラックス』のルピノ・レーンは『ラヴ・パレード』にも出演している。チャーリー・チェイスの実弟ジェームスが単独主演したフォックス喜劇は欧州で発掘された激レア。クラコメならではの短編喜劇の詰め合わせをご賞味あれ。

伴奏:鳥飼りょう(piano)


Gプログラムメエ・ウェスト&W・C・フィールズ
『南瓜おやじ西部へ行く』My Little Chickadee
(1940/87分/トーキー/16mm)
ユニバーサル・ピクチャーズ
監督:エディ・クライン
出演:メエ・ウェスト、W・C・フィールズ、ジョセフ・カレイア

伝説のコメディアンW・C・フィールズとハリウッドの姐御ことメエ・ウェストがダブル主演した唯一の作品。際どいセリフを自ら書き常に時代の反逆児だった“女王”メエ・ウェスト。独特のセリフ回しと存在感は一度見たら忘れられない。日本未公開作。


Hプログラムメーベルとファッティ(とキートン)
『デブ君の田舎暮らし』
Fatty and Mabel’s Simple Life
(1915/33分/サイレント/16mm)
キーストン・フィルム・カンパニー
監督:ロスコー・アーバックル
出演:メーベル・ノーマンド、ロスコー・アーバックル、アル・セント・ジョン

『でも好き』That Little Band of Gold
(1915/33分/サイレント/16mm)
キーストン・フィルム・カンパニー
監督:ロスコー・アーバックル
出演:ロスコー・アーバックル、メーベル・ノーマンド、フォード・スターリング

『デブ君の入院』Good Night, Nurse!
(1918/26分/サイレント/16mm)コミーク・フィルム・カンパニー
監督:ロスコー・アーバックル
出演:ロスコー・アーバックル、アル・セント・ジョン、バスター・キートン

以上、神戸映画資料館(玉岡忠大コレクション)提供

キーストン社でチャップリンと人気を二分したロスコー・アーバックルは、1915年からメーベル・ノーマンドとのコンビ作を多く発表。結婚のさまざまな形を描く家庭ドタバタ喜劇には映画監督としてのアーバックルの成長も見て取れる。独立後のキートンとの共演作もあわせて上映。玉岡コレクションの貴重なフィルムから生まれたプログラム。

伴奏:天宮遥(piano)

 

《料金》入れ替え制
活弁・演奏付き上映(10日) 一般1800円 中学生以下1300円
演奏付き上映
一般1500円 ユース(25歳以下)・シネマ倶楽部会員1300円 中学生以下1000円
上映のみ
一般1200円 ユース(25歳以下)・シネマ倶楽部会員1000円 中学生以下800円
*未就学児は無料
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
神戸映画資料館 info@kobe-eiga.net 078-754-8039
旧グッゲンハイム邸 guggenheim2007@gmail.com 078-220-3924

企画・作品解説:いいをじゅんこ
デザイン:萩原小麻紀

主催:古典喜劇映画上映委員会
後援:神戸市、神戸市教育委員会
助成:神戸市芸術文化活動助成、芸術文化振興基金
協力:国際放映、ダッサイ・フィルムズ、デンマーク映画協会、プラネット・プラス・ワン、橋本英治、溝渕一夫、神戸映画資料館、旧グッゲンハイム邸

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。