2021年8月28日(土)13:30〜18:00
上映+講座 ジガ・ヴェルトフ『熱狂:ドンバス交響曲』
上映+講座 ジガ・ヴェルトフ『熱狂:ドンバス交響曲』
2021年8月28日(土)13:30〜18:00
『カメラを持った男』(1929年)で広く知られ、ゴダールにも多大な影響を与えたソ連の映画作家ジガ・ヴェルトフ。彼の初のトーキー作品『熱狂:ドンバス交響曲』を取り上げ、上映と講座を実施します。
今回は新たな試みとして、レクチャーを間に挟んで、映画を2回ご覧いただきます。
まず上映し、その後、東海晃久氏によるレクチャー、そして2回目の上映、最後に丹生谷貴志氏と東海氏のトーク、という構成です。
「熱狂:ドンバス交響曲」 Энтузиазм (Симфония Донбаса)
(ソ連/1930/65分/16mm)製作:ウクライナフィルム
監督:ジガ・ヴェルトフ 助監督:エリザヴェータ・スヴィーロヴァ 撮影:ボリス・ツェイトリン
音響:ピョートル・シュトロ 音楽:ニコライ・チモフェーエフ、ドミートリー・ショスタコーヴィチ
レクチャー(50分)
講師:東海晃久(ロシア文学)
ドキュメンタリー映画の金字塔『カメラを持った男』(1929)撮影の翌年、ヴェルトフは世界初の同時録音による3部構成からなる新作に挑む。折しも、ソ連は戦後の国家再建を目指す新経済政策(ネップ)から第一次計画経済へと大転換を図り、これを機に各方面では集団化が開始される。本作においても俳優というプリズムを介しては見えてこない現実、カメラの眼(キノグラース)にしかとらえられない真実を映し出すことこそが革命的映画のあるべき姿なのだと、ヴェルトフは90年後の私たちに訴えかけてくる。
トーク(50分)
丹生谷貴志(美学)+東海晃久
協力:神戸芸術工科大学、橋本英治
《料金》 入替なし(1日通し)
一般:2000円 ユース(25歳以下)・会員:1800円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。希望される日時とプログラム名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039
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