神戸映画資料館

PROGRAM プログラム

2023年2月12日(日)13:00 会場:在日韓国基督教会館

青丘文庫研究会 第7回 映像を通して視る

 

 

まだ視ぬアーカイブを可視化する!
会場:在日韓国基督教会館(KCC会館5階ホール)

 

 

 

〈第1部〉

上映:「大阪大空襲と朝鮮人」鄭末鮮さんの証言(2023/20分/撮影:金稔万、市川和孝、秋田琢/編集:金稔万)
第1次大阪大空襲から77年となる2022年3月13日、敗戦まで約50回に及んだ空襲で命を奪われた朝鮮半島出身の犠牲者を追悼する集会が開かれた。追悼集会は「大阪空襲75年朝鮮人犠牲者追悼集会実行委員会」が主催した。新たに判明した7人の氏名を加えた計166人の犠牲者名簿の前で献花し、平和のメッセージを捧げた。体験を語るのは、大阪市東淀川区で暮らしていた鄭末鮮さん。第3次大阪大空襲(1945年6月7日)で、母、兄、妹、弟の4人を亡くした。
トーク:塚崎昌之(在日朝鮮人史研究者) 亘佐和子(毎日放送記者)

 

〈第2部〉

上映:「宝塚と朝鮮人」朝鮮人追悼碑(2022/17分/撮影・編集:鄭世和)
1929年、旧国鉄福知山線改修工事でダイナマイトの爆発事故があり、2人の朝鮮人が亡くなった。在日の歴史研究家、鄭鴻永さんや地域史研究を続けていた元教員の近藤富男さん(いずれも故人)らが93年から命日の3月26日に供養を続け、2020年3月には追悼碑が建てられた。表には故郷を懐かしむ意味のことば「越鳥南枝」と彫られた。裏面には「地域の生活に重要な役割を果たしている水道や鉄道の建設現場で犠牲になった五人の方々を悼み、事故を忘れず後世に伝えてゆくために」とある。
トーク:鄭世和(写真.映像作家) 趙正熙(研究者.韓国江原道から来阪の予定)他

 

〈第3部〉

上映:「授業料」(1940/高麗映画社/80分/監督:崔寅奎、方漢駿) 韓国映像資料院製作DVD
朝鮮映画『授業料』は、日本語新聞『京城日報』「小学生綴り方」募集で朝鮮総督府学務局長賞を受賞した朝鮮人小学生の作文をもとにつくられた映画である。1938年に朝鮮教育令を改正して学校教育を奨励していた朝鮮総督府の政策と、貧しい生活をする朝鮮人家庭の状況がこの映画に反映されている。当時評判となったこの映画は、長く所在不明だったが、2014年に中国でフィルムが発見された。
解説:水野直樹(京都大学名誉教授)*上映前の解説となります

 

詳細チラシ(PDF)

《資料代》1500円  * どなたでもご参加いただけます
会場:在日韓国基督教会館(KCC会館5階ホール)
〒544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2丁目6-10
■地下鉄千日前線・今里筋線「今里駅」②番出口から南へ徒歩15分 ■市バス:中川西公園前

お問合せ
078-754-8039 info@kobe-eiga.net(神戸映画資料館)
hida@ksyc.jp(青丘文庫研究会)

主催:青丘文庫研究会、神戸映画資料館

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