神戸映画資料館

PROGRAM プログラム

2023年2月3日(金)〜14日(火)[水・木 休映]

NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ 発明中毒篇

誰も知らないクレイジーボーイ=チャーリー・バワーズ
100年の時を超えて蘇る!

今から100年近く前のサイレント時代末期に生み落とされた、モダンでパンク、シュルレアリスティックでクレイジーなチャーリー・バワーズの作品たち。緻密なストップモーション・アニメーションと実写の融合(“バワーズ・システム”)による奇想天外な映像世界に加え、バワーズがのぞかせる喜劇王バスター・キートンのような憂愁と、キートンをもしのぐ狂気は観る者を驚かせ、笑わせ、時にはホラー映画のような恐怖さえも感じさせる。
そんなバワーズだが、アンドレ・ブルトンやクエイ兄弟など芸術家たちに賞賛されていながら、その実態はいまだに謎のまま。これほどの異能が、一体どうして歴史に埋もれてしまったのか……!?

全国のミニシアターを巡回した異才チャーリー・バワーズが神戸に帰ってきます!

 

上映作品(6作品|計106分)
*上映作品はすべて無声映画です。日本上映用に新たに録音した伴奏音楽を付けて上映します。

 

『たまご割れすぎ問題』EGGED ON(1926/23分)
ある日「たまごの殻が割れやすいのはおかしい!」と気づいてしまった、しがない発明家バワーズ。まさかの着眼点から(まったく仕組みのわからない)“割れないたまご製造機” を発明してひと山あてようと大奮闘する。記念すべき実写映画第一作。

『全自動レストラン』HE DONE HIS BEST(1926/23分)
これが本当のロボットレストラン!? 愛する女性の父が経営する店を訪ね、結婚の承諾を得るはずが求人と誤解されたバワーズは……。まさにマシン・エイジならではの作品で、巨大機械を駆使してレストランの全作業を賄うワンオペの最終形態。

『ほらふき倶楽部』NOW YOU TELL ONE(1926/21分)
バワーズ再発見のきっかけとなった重要作。さる紳士に“ほらふきチャンピオン大会”へ招かれたのは、人生に絶望した若き発明家。万物が実る木を発明した彼の身に起きた “真実” とは、はたして……?ガンマンねずみ vs 無限猫の仁義にゃきバトルも必見!

『怪人現る』THERE IT IS(1928/22分)
幽霊屋敷もののパロディで、アニメーションと実写がスピーディーに融合する怪作。「ひげの怪人」捜査のためスコットランド・ヤード(?)の探偵バワーズが相棒の謎生物マックと海を渡る。バワーズ屈指のハイパー・ナンセンス・ドタバタ劇に、ついて来れるか!?

伴奏音楽:塩屋楽団 + Solla
[稲田誠(contrabass, electric bass)  鈴木勝(electric guitar) 森本アリ(sampler, gameboy, jews harp) 山本信記 (synthesizer, trumpet) Solla(piano, organ, andes25f)]

 

短編アニメーション
『とても短い昼食』THE EXTRA-QUICK LUNCH(1918/6分)
『オトボケ脱走兵』A.W.O.L. or ALL WRONG OLD LADDIEBUCK(1918/6分)
バワーズ工房による制作が確認されている人気カートゥーン「マット&ジェフ」シリーズの1本と、新聞漫画家出身のバワーズらしい風刺の利いたアニメーション。
伴奏音楽: OTOWA-UNIT[Kotaro Maruyama(keyboard) Toru Kunugida(percussion)]

 

→公式サイト
配給:プラネット映画保存ネットワーク 提供:Lobster Films
 

《料金》
一般:1700円 シニア(65歳以上):1100円 ユース(25歳以下):1000円 会員:1000円
*初日サービスDAY 1100円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

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