あまり知られていない隠れた名作を紹介する新シリーズ。1回目は、こどもが主人公のドイツとソ連の映画を上映します。

『少年探偵団』 Emil und die Detektive

（ドイツ/1931/73分/35mm）国立映画アーカイブ所蔵
監督：ゲルハルト・ランプレヒト　原作：エーリッヒ・ケストナー
脚本：ビリー・ヴィルダー（ワイルダー）　撮影：ヴェルナー・ブランデス　美術：ヴェルナー・シュリヒティング
出演：ロルフ・ヴェンクハウス、ケーテ・ハーク、フリッツ・ラスプ

児童文学者ケストナーの原作「エーミールと探偵たち」（1928年）の映画化で、汽車の中で大金を盗まれた少年が、ベルリンの子どもたちの助けを得て犯人を追いつめる愉快な活劇。戦後はフィルム・アーカイヴ創設や映画史研究に功績を残したランプレヒト監督の代表作。
（作品解説：国立映画アーカイブ）

『がんばれかめさん』 Внимание, черепаха!

（ソ連/1970/86分/35mm）
監督：ロラン・ブイコフ　脚本：セミョン・ルンギン、イリヤ・ヌシポフ
撮影：アナトリー・ムカセイ　音楽：アンドレイ・ペトロフ
出演：ガリーナ・ブダノワ、アレクセイ・エルショフ、アンドレイ・サモトルキン

中学校1年B組の生きもの係を臨時で引き受けることになった二人のヴォーワ。正反対の性格の二人は、カメの耐久力を調べる実験に夢中になる。実験はどんどんエスカレートし、ついに戦車が登場する。ブイコフ監督は、『コミッサール』をはじめ数多くの作品で名脇役として活躍したほか、『転校生レナ』など児童映画を多く作った。
（作品解説：アテネ・フランセ文化センター）

《料金》
一般：1500円　ユース（25歳以下）：1200円　会員：1200円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net　078-754-8039

協力：国立映画アーカイブ、ロシア映画社、アテネ・フランセ文化センター