神戸映画資料館

PROGRAM プログラム

2026年5月23日(土)

[貸館]「日本における脚本と女性映画人」プロジェクト 辰已知広『森英恵と映画衣裳――日本映画における革新と軌跡』刊行関連上映企画

写真提供:松竹株式会社

ファッションデザイナーとして長く活躍した森英恵氏(1926-2022)は、キャリア初期に映画衣裳のデザインを数多く手がけ、日本映画の第二黄金期を支える重要な役割を果たした。その事実は森氏の著書『グッドバイ バタフライ』にも記されており、展覧会などで現存する衣裳の一部が紹介されてきた。しかし、その膨大な仕事量にもかかわらず、その実践の意義が映画史の文脈において十分に注目されることはほとんどなかった。
このたび刊行された『森英恵と映画衣裳』(森話社)は、こうした空白に着目し、映画史を彩る数々の名監督と協働した森氏の足跡をたどり、その仕事の意義を明らかにする、これまでにない書籍である。本イベントは、その刊行を記念して開催される。

【スケジュール】
13:30 上映『河口』 (〜14:58)
15:10 講演「服から映画を読む――森英恵を例に」辰已知広(映画研究)(~16:20)

 

写真提供:松竹株式会社

【上映作品】
『河口』(1961年、松竹、88分)作品提供:国立映画アーカイブ
監督:中村登 原作:井上靖 脚色:権藤利英
撮影:厚田雄春 音楽:黛敏郎
井上靖の原作を権藤利英が脚色し、女性を主人公に据えた名作を多く手がけた中村登が監督を務めた作品である。画商、すなわち現在でいうアートディーラーという、時代を先取りした職に就くモダンな女性・李枝を、岡田茉莉子が演じる。年上の男性宮原(滝沢修)に囲われていた李枝は、その関係に飽き始めると、宮原はその変化を察し、画商の舘林(山村聰)を紹介して彼女を手放す。李枝は舘林のもとで画商としての経験を積む一方、複数の男性たちと関係を結ぶが、舘林からの紹介で知った司(田村高廣)との出会いによって、自らの生き方を省みるようになる。なお、岡田茉莉子が劇中で着用する数多くの洋服衣裳はすべて森英恵によるデザインであり、その華やかさも本作品の大きな見どころである。

 

本企画はJSPS科研費共同研究「日本における脚本と女性映画人」(25K00410)の助成を受けています。

企画内容についてのお問い合わせ

《参加費》 無料(要予約)
予約受付
2026年5月21日まで:下記のフォームでご登録ください。
 予約フォーム
5月22日以降:神戸映画資料館にて受け付けます(先着順)。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

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