神戸映画資料館

PROGRAM プログラム

2026年6月6日(土)・7日(日)

1933年のアメリカ映画 世界大恐慌・プレコード時代

1933年に公開された2作品を上映。1933年は世界大恐慌の真っ只中、そしてアメリカ映画の自主規制「映画製作倫理規定」、通称ヘイズ・コードの本格的な運用が始まる1934年直前の「プレコード(=コード実施以前)」期にあたる。

 


『獨裁大統領』 Gabriel Over the White House
(アメリカ/1933/86分)MGM
監督:グレゴリー・ラ・カーヴァ
脚本:ケイリー・ウィルソン
撮影:バート・グレノン 音楽:ウィリアム・アクスト
出演:ウォルター・ヒューストン、カレン・モーリイ、 フランチョット・トーン、アーサー・バイロン 、ヘンリー・ゴードン、ジーン・パーカー

瀕死の大統領に憑依した大天使が“正しい政治”を実行させる。恐慌下の失業者救済とギャング一掃のため、“良い独裁”“エリート批判”“米国第一主義”“他国への戦争介入拒否”を謳うウォルター・ヒューストン。彼の「私は庶民の味方です!」という姿を、さる大統領候補と同一視するだろう米国人が膨大にいるという恐怖! 現在に呼応するという意味でも重要な一作。

 


『飢ゆるアメリカ』 Heroes for Sale
(アメリカ/1933/72分)ファースト・ナショナル・ピクチャーズ
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
脚本:ロバート・ロード、ウィルソン・ミズナー
撮影:ジェイムズ・ヴァン・トゥリーズ
出演:リチャード・バーセルメス、アライン・マクマホン、ロレッタ・ヤング、ゴードン・ウェストコット、ロバート・バラット、バートン・チャーチル、グラント・ミッチェル、チャールズ・グレイプウィン

第一次大戦での戦功を盗まれ、モルヒネ中毒になり、母を失い妻を失い、無実の罪で投獄され、浮浪者に落ちぶれる男の不条理劇を72分で描き切ったウェルマンによる傑作。それでも彼は国と民主主義の力を信じ社会的弱者への慈善に生きる。下宿屋の女主人(アライン・マクマホンが素晴らしい)と、成功してアカから宗旨替えするドイツ人発明家が運命の鍵を握っている。

 

*デジタル上映
 

《料金》 1本あたり(当日2本目は100円割引)
一般:1300円 会員:1000円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

協力:ダッサイ・フィルムズ

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