神戸映画資料館

PROGRAM プログラム

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2022年4月9日(土)・10日(日)、16日(土)・17日(日)

フレデリック・ワイズマンのすべて vol.15

神戸映画資料館は、2019年秋の「フレデリック・ワイズマンのすべて in 関西」で3作品を上映しました。この続きとして、月1回程度のペースでシリーズで上映していきます。

1967年の『チチカット・フォーリーズ』以来、“現代社会の観察者”として独自の映像表現を展開し続けているドキュメンタリー作家フレデリック・ワイズマン。
50年以上にわたり、学校、病院、警察、軍隊、裁判所、図書館、議会など、アメリカの様々な施設・組織を撮り続けてきました。ワイズマン自身が “〈われわれの生活様式の博物誌〉を紹介するドキュメンタリー・シリーズ” という作品群には、悲劇的であると同時に喜劇的、深刻でありながら滑稽でもあり、複雑であると同時に素朴(ナイーブ)、絶望の中にもユーモアが光る、矛盾に満ちた魅力的なアメリカの姿が映し出されています。

 

「DV ドメスティック・バイオレンス」 Domestic Violence

(2001/195分/ブルーレイ 16mm)撮影:ジョン・デイヴィー
フロリダ州タンパにあるDV被害者保護施設「スプリング」は年間1650 人もの成人と子どもを受け入れている。経済的抑圧、精神的・肉体的虐待、性的虐待…。加害者は被害者を傷つけ、支配しようとする。なぜ家族がお互いを傷つけあうのか、なぜ犠牲者は傷つけられることを許してしまうのか。映画に映し出される現実はたびたび我々を驚かせ、この問題について我々が抱いているステレオタイプを覆していく。

 

「DV2 ドメスティック・バイオレンス2」 Domestic Violence 2

(2002/160分/16mm)撮影:ジョン・デイヴィー
前作が被害者救援施設を舞台としたのに対し、本作ではDVが裁かれる法廷に舞台を移す。当事者同士の接触をさせないため、加害者はモニターに映し出されるだけの法廷。何組もの被害者と加害者が登場し、様々なDVの審理が進められる。延々と映し出されるいくつもの裁判。法廷審理から彼らの人生とドラマが浮かび上がる。

 

《料金》
一般:1500円 ユース(25歳以下):1000円 会員:1200円
予約受付

メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

→公式サイト(コミュニティシネマセンター)

フィルム提供:コミュニティシネマセンター
協力:アテネ・フランセ文化センター、山形国際ドキュメンタリー映画祭
文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業

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