プログラムPROGRAM

1920年代のドイツ映画 Part1
2009年10月9日(金)〜12日(月・祝)
Part2 11月20日(金)〜23日(月・祝)
第一次大戦後、視覚芸術としての映画が大きく花開いた1920年代のドイツ。世界中の映画に影響を与え、その後ジャンルとして発展していくSF、ホラー、アヴァンギャルド、ファンタジー、モンスターなど、すべての映画の出発点がここにあります。
「最後の人」Der Letzte Mann
(ドイツ/1924/111分[16fps]/サイレント/16mm)
監督:F. W.ムルナウ 脚本:カール・マイヤー  撮影: カール・フロイント
出演:エミール・ヤニングス、マリー・デルシャフト、マックス・ヒラー
後にアメリカに招かれ『サンライズ』(1927)などの傑作を手がけるムルナウのドイツ時代の代表作。ホテルのドアマンが高齢のためにトイレ番にされてしまう悲哀を、ほとんど字幕を排して映像のみで描く。
「メトロポリス」Metropolis
(ドイツ/1927/97分[16fps]/サイレント/16㎜)
監督:フリッツ・ラング 原作・脚本:テア・フォン・ハルボウ 撮影:カール・フロイント、ギュンター・リッタウ 特殊撮影:オイゲン・シュフタン 美術:オットー・フンテ、エリック・ケテルフート、カール・フォルブレヒト 
出演:ブリギッテ・ヘルム、アルフレッド・アベル、グスタフ・フレーリッヒ、ルドルフ・クライン=ロッゲ
未来都市を扱ったSF映画の傑作。圧政が支配する未来社会、ロボットのマリアが虐げられた労働者を革命へと扇動する。その様式化された都市造形は圧巻。
 

「伯林(ベルリン)—大都会交響楽」Berlin-Die Sinfonie einer Grosstadt
(ドイツ/1927/24分[16fps]/短縮版/サイレント/16mm)
監督:ワルター・ルットマン 原案:カール・マイヤー 脚本:カール・フロイント 撮影:ライマール・クンツェ、ロベルト・ババースケ、ラスロ・シェーフ
大都会ベルリンの早朝から深夜までの一日を様々な断片の積み重ねによって描く。「音楽派映画」「純粋映画」とも分類される記録映画。今回上映するのは短縮版である。
 
「マッターホーン」Der Kampf ums Matterhorn
(ドイツ/1928/36分[16fps]/短縮版/サイレント/16mm)
監督:マリオ・ボンナルド、ヌンツィオ・マラソンマ 原作:アーノルト・ファンク 脚本:ヌンツィオ・マラソンマ 撮影:ヴィリー・ヴィンターシュタイン、ゼップ・アルガイアー
出演:ルイス・トレンカー、マルチェラ・アルバニ、クリフォード・マクラグレン
二人の登山家の冒険と、女性との三角関係をからめた山岳映画。
 

《料金》入れ替え制
1プログラムあたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円

《割引》
2プログラム目は200円引き

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。