プログラムPROGRAM

時代劇小特集 新規収蔵プリントより
2021年7月24日(土)・25日(日)

今回は個人コレクターから最近譲り受けた時代劇2作品をご覧いただきます。
また、6月に刊行される「日本映画作品大事典」(三省堂)の編者である映画評論家の山根貞男さんをお招きし、トークを開催します。

 

「地獄太鼓」
(1953/85分/16mm)大映京都
監督:荒井良平 脚本:民門敏雄 原作:井上金太郎 撮影:竹村康和 音楽:高橋半
出演:大河内伝次郎、黒川弥太郎、坂東好太郎、久保幸江,南條新太郎、市川小太夫

題名から想像できないが題材は「水戸黄門」。水戸に隠居の黄門(大河内)が助さん(黒川)、格さん(南條)を引き連れ江戸の街へ。市中でスリ(坂東)が黄門から煙草入れを盗ったことから話は展開。韓国宮廷ドラマのようにお世継ぎ問題で将軍綱吉の側近、柳原甲斐守(市川)が策謀する。久保幸江などの唄も楽し。

 

「牢獄の花嫁(総集篇)」
(1939/97分/16mm)日活京都
監督:荒井良平 脚色:稲垣浩 原作:吉川英治 撮影:宮川一夫 音楽:白木義信
出演:阪東妻三郎、尾上菊太郎、市川春代、河部五郎、原健作、香川良介、志村喬

1931年に阪東妻三郎主演で成功した同名映画の再映画化で、戦後上映された前後篇の総集版。阪妻と市川春代がともに二役を演じている。町奉行の東儀三郎兵衛(志村)は、名与力・塙江漢(阪妻)の息子・郁次郎(菊太郎)を殺しの下手人として捕らえる。江漢は倅の潔白を晴らすため奔走するが…。阪妻同士が一画面に収まるなど宮川一夫キャメラマンの手腕がお見事。なお古いプリントにつき映像と音声が悪いことをご了承ください。

 

7月24日(土) トーク  参加無料(要当日鑑賞チケット半券)
『日本映画作品大事典』(三省堂)刊行記念「映画を集める人々」 山根貞男(映画評論家)
映画ほど事典に適さぬものはない
三省堂の『日本映画作品大事典』がやっと出た。編集を始めたとき、4年か5年の仕事と目論んでいたところ、22年も掛かってしまった。何でそうなったのか。映画ほど事典に適さぬものはないからである。そのあたりを、今回のトーク「映画を集める人々」で語ろうと思う。映画を集める人とは当館の安井喜雄館長のようなコレクターのことで、ど外れた、素敵な人々が多い。わたしはそういうフィルムコレクター諸氏を歴訪し、1冊の本にしつつある。30年以上前からの作業で、まもなく纏まる。そのあたりを報告するつもりだが、それと映画事典とは、どう繋がるのか。あとは、当日、お聞きください。(山根貞男)

 

《料金》 入れ替え制1本あたり
一般1200円 ユース(25歳以下)800円 会員1000円
《割引》当日2本目は200円引き
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


「短篇集 さりゆくもの」
2021年7月30日(金)〜8月3日(火) 13:30〜

5篇からなる短篇集

「短篇集 さりゆくもの」(2020/89分/35mm+DCP[35mm+ブルーレイ上映])
企画・プロデュース:ほたる 製作:「短篇集 さりゆくもの」製作委員会 配給:ぴんくりんくフイルム
 

「いつか忘れさられる」(サイレント/35mm)
監督・脚本・出演:ほたる 撮影:芦澤明子
照明:御木茂則 企画・製作:太田耕一
製作:PGぴんくりんく
出演:銀座吟八、祷キララ、山下洋子、サトウリュースケ、戸奈あゆみ、石原果林、沢田夏子

田舎の一軒家。表札には渡辺家5人の名前。
朝の食卓に一家の母と父、高校生の娘、そして祖母。
一人足りないのは、音楽活動の為に地元を出ているこの家の長男。
その日、通学途中の娘は、母親が車で走り去るのを見る。
母親が向かった先は、地元から少し離れたターミナル駅のホーム。そこで…。
 

「八十八ヶ所巡礼」
監督・撮影・編集:小野さやか EED・MIX:織山臨太郎 音楽:八十八ヶ所巡礼 製作:Blue Berry Bird
出演:山田芳美

2011年夏。東日本大震災の後、東京から避難し、愛媛の実家に帰った小野は、小さい頃から見てきた故郷の風景でもある四国八十八ヶ所巡礼を撮影した。
その時出会ったのは、北海道からやってきた山田芳美さん(64歳)。
山田さんは、亡くなった奥さんや自身の人生を反芻しながら歩き遍路をしていた。
 

「ノブ江の痣」
脚本・監督・編集:山内大輔 撮影監督:藍河兼一
録音:小関裕次郎 特殊メイク&造形:土肥良成
音楽:project T &K 効果:AKASAKA 音効
出演:ほたる、可児正光、森羅万象、杉浦檸檬、小林麻祐子

顔の半分に生まれつき醜い痣があるノブ江(ほたる)は、そのせいで内向的な性格となり不遇な人生を送っていた。夫の三沢(森羅万象)は日常的に彼女に暴力を振るい、耐えかねたノブ江はある日衝動的に家出する。行き場なく街を彷徨っていた彼女を救ったのは、片足に障害を持つ寡黙な青年(可児正光)だった。彼はノブ江を古びた自分のアパートに連れ帰ると食事を与えた。二十歳以上も年下の彼が何故自分のような中年女に優しく接してくれるのか、その理由をノブ江は尋ねた。しかし青年は何も言わず、ただ優しく微笑むだけだった。一方三沢は探し人のビラを街中に貼り、失踪したノブ江の行方を捜していた……。
 

「泥酔して死ぬる」
脚本・監督・編集: 小口容子 撮影:宮川真一
録音:中川究矢 音楽:suzukiski
アニメーション制作:三ツ星レストランの残飯
出演:小口容子、佐藤健人、伊牟田耕児、鈴木隆弘、加藤麻矢、佐々木健

“自主映画界のワインスタイン”を自称する小川は、ある日脳出血で倒れ、2ヶ月間の入院を余儀なくされる。退院後も、セクハラ相手に「若い女と結婚する」と言われるわ、無言電話がかかってくるわで絶好調とは言い難い。ふと気になり7年前に急死した7歳年下の友人の病名を調べたら“脳出血”とあった。このまま酒を飲み続けると死ぬのでは、という強迫観念に襲われ、断酒を試みるが、死んだ友人の共通の友人すら酒を勧めてくる日々。断酒がうまくいかないことで、神の罰が下るのではないかと妄想する小川に、ある日、本当にバチが当たる…。
 

「もっとも小さい光」
監督:サトウトシキ 脚本:竹浪春花
撮影監督:小川真司 音楽:入江陽 録音:山城研二
制作:高野悟志 プロデューサー:ほたる
出演:櫻井拓也、ほたる、影山祐子、古川一博、並木愛枝

母子家庭で育った光太郎(30)は、彼女の杏子(30)と同棲はしているものの結婚は考えておらず、警備員の仕事で日銭を稼ぐ毎日を送っている。そんな光太郎のもとへ母・沙希(53)が突然やってきた。
光太郎は昔から沙希が苦手だ。
やってきた理由を話さないまま居座り、いらないと言っているのにオニギリを作って持たせようとする沙希に嫌悪感ばかりを募らせていく光太郎は、遂には沙希と衝突してしまう。
そして、光太郎は沙希が再婚して実家を売り払おうとしていることを知る。その許しをもらいに沙希はやって来たのだ。しかし光太郎は、そんな沙希を許すことが出来ないまま沙希との別れの日を迎えてしまうーー。
 

→公式サイト

 

《料金》
一般:1700円 シニア(65歳以上):1100円 ユース(25歳以下)・会員:1000円
*初日サービスDAY 1100円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


特集上映
映像作家・小森はるか作品集
2011―2020

2021年8月6日(金)〜17日(火)
[水・木休館]

 

 

すでに劇場公開され、高い評価をえている『息の跡』に加えて、小森はるかと瀬尾夏美が陸前高田市で瓦礫撤去のボランティアに参加した際に出会った、りんご農家を営むご夫婦との記録『米崎町りんご農家の記録』、仙台在住の美術家・青野文昭さんの制作分風景を追ったドキュメンタリー『かげを拾う』など、劇場初上映作品を含む全8作品〈6プログラム〉を一挙上映。

 

 

 

Aプログラム

©︎ KOMORI HARUKA

『the place named』
(2012/36分)
監督・脚本・撮影:小森はるか 録音:鈴尾啓太、菅野慧 舞台演出・脚本:原麻理子 舞台戯曲:「わが町」ソーントン・ワイルダー 作、額田やえ子 訳
出演:原麻理子、遠藤麻衣、栗原たづ、西山朱子、花戸祐介、深堀 見帆、宮永聡
 
ソーントン・ワイルダーの戯曲「わが町」をもとに、田舎町で暮らす少女の一日と「わが町」第3幕を稽古する劇団員たちが交互に描かれる。死者が生者の世界について語る台詞を練習する声が、田舎町の日常に重なり、演じる役者自身にも投影される。脚本段階から出演者とともに制作。

 

©︎ KOMORI Haruka + SEO Natsumi

『砂粒をひろう──Kさんの話していたこととさみしさについて』
[劇場初上映]
(2013/23分)
制作:小森はるか+瀬尾夏美 テキスト:瀬尾夏美 撮影・編集:小森はるか
 
2011年4月、大津波から間もない陸前高田のまちで出会ったKさん。小森と瀬尾は、その後約一年間、彼女の言葉とその傍らにあった風景を記録していた。小森の映像が当時の状況や語りをありのままに伝え、瀬尾のテキストとドローイングはその場の会話や時間を咀嚼するなかで生まれてくる。二つの視点をダブルスクリーンで投影したインスタレーション作品を、シングル版に編集し上映する。

 

Bプログラム

©︎ KOMORI HARUKA

『米崎町りんご農家の記録』
[劇場初上映]
(2013/42分)
撮影・編集:小森はるか
※「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の参加者として制作・発表
 
陸前高田市で瓦礫撤去のボランティア活動に参加した際に小森と瀬尾が出会った、りんご農家のご夫婦との記録。おふたりは津波の被害を受けた家の修復を待ちながら、家の脇に残った納屋を仮住まいし、裏山のりんご畑を守りながら暮らしを続けていた。つぎ木や摘花作業の様子を小森のキャメラが丁寧に写す。

 

©︎ KOMORI HARUKA

『根をほぐす』[劇場初上映]
(2018/18分)
撮影・編集:小森はるか
※「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の参加者として制作・発表

『息の跡』の主人公である陸前高田で種苗店を営む佐藤貞一さんが、2016年に高台へ店を新設するため、 震災後に続けてきた店舗を自らの手で解体していく様を記録した短編。『息の跡』のエンドクレジットに挿入された場面の素材より再編集をした。

 

Cプログラム

©︎ KOMORI Haruka + SEO Natsumi

『波のした、土のうえ』
(2014/68分)
制作:小森はるか+瀬尾夏美 出演:阿部裕美、鈴木正春、紺野勝代、瀬尾夏美 テキスト:瀬尾夏美 撮影・編集:小森はるか

2014年、陸前高田ではいよいよ復興工事が本格化。風景が塗り替えられる前に、まちの人たちと一緒にかつての町跡を歩き、この場所でこそ思い出される記憶や、いま抱えている感情などについて、話を聞かせてもらう。そこから瀬尾が物語を書き、ご本人とともに訂正や書き換えを行なったうえで朗読をしてもらい、小森がその声を頼りにしながら、この町の風景や時間を重ねるようにして映像を編んでいく。

 

Dプログラム

©︎ 2016 KASAMA FILM + KOMORI HARUKA

『息の跡』
(2016/93分)
製作:カサマフィルム+小森はるか 監督・撮影・編集:小森はるか 編集:秦岳志 整音:川上拓也 特別協力:瀬尾夏美 プロデューサー:長倉徳生、秦岳志

陸前高田の荒涼とした大地に、ぽつんとたたずむ一軒の種苗店「佐藤たね屋」。津波で自宅兼店舗を流された佐藤貞一さんは、その跡地に自力でプレハブを建て、営業を再開した。また佐藤さんは、みずからの体験を独習した英語で綴り自費出版していた。記憶と記録のあわい。かすかな痕跡とぬくもりを映画は写す。

 

Eプログラム

©︎ KOMORI HARUKA

『砂連尾理 ダンス公演「猿とモルターレ」映像記録』[劇場初上映]
(2017/110分)
制作:「猿とモルターレ」アーカイブ・プロジェクト 振付・演出:砂連尾理
出演:垣尾優、伴戸千雅子、磯島未来、砂連尾理、藤原康弘(照明)、西川文章(音)、追手門学院高校演劇部ほか市民ワークショップ参加者
テキスト:瀬尾夏美「二重のまち」 ドラマ・ティーチャー:いしいみちこ マネージメント:内山幸子 撮影:小森はるか、酒井耕 編集:小森はるか、中村大地

振付家・ダンサーの砂連尾理が震災後に避難所生活する人びととの交流を通じて、非常に困難な状況を経験した人びとの「命懸けの跳躍(=サルト・モルターレ)」を考察し、未来に向けて生きる私たちのサルト・モルターレを模索したパフォーマンス作品「猿とモルターレ」。2017年3月に大阪・茨木市市民総合センターで上演された公演の記録。

 

Gプログラム

©︎ KOMORI HARUKA

『かげを拾う』[劇場初上映]
(2021/68分)
製作:せんだいメディアテーク 撮影・編集:小森はるか 録音:福原悠介

仙台在住の美術作家・青野文昭さんの制作風景を追ったドキュメンタリー。せんだいメディアテークでの個展にむけて青野さんが取り組んでいた、仙台市八木山と岩手県宮古市を舞台とした新作制作の中で、「拾う」「なおす」行為にキャメラを向けた。「青野文昭 ものの, ねむり, 越路山, こえ」の関連企画として本作を上映。

 

→公式サイト

すべてBlu-rayでの上映

《料金》
一般:1500円 シニア(65歳以上):1100円 ユース(25歳以下)・会員:1000円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

企画:東風+ポレポレ東中野 配給:東風
協力:瀬尾夏美、砂連尾理、カサマフィルム、愛知県美術館、せんだいメディアテーク 3がつ11にちをわすれないためにセンター


第58回 くにづか月イチ上映会 映像で見る昭和の生活文化
2021年8月22日(日) 13:30〜  

神戸映画資料館が所蔵するフィルムの中から、昭和の暮らしを写し出す映像を、毎回3〜4本(計約60分)上映していきます。

《料金》 無料
アスタくにづか3番館1階の「コミュニティハウス」で整理券を進呈

主催:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会


ニュー・インディペンデント・シネマ vol.3
中川奈月監督小特集

2021年8月20日(金)〜24日(火)

若手の注目作を紹介するシリーズ「ニュー・インディペンデント・シネマ」。
デジタル化により、続々と制作、公開されるようになった自主製作映画。しかし、本数が激増し、熱心な観客でもすべてを追いかけることは不可能な状態です。そして公開期間が長くないため、評価する声が聴こえてきたとしてもその時には上映が終わっていて、見逃してしまうことも多いのではないでしょうか。
そこでこのシリーズでは、神戸初上映の作品に加え、近年の話題作を取り上げて上映していきます。

今回は、前回上映し驚きをもって迎えられた『彼女はひとり』の中川奈月監督の小特集をお届けします。

 

Aプログラム
『彼女はひとり』
(2018/60分/ブルーレイ上映)
監督・脚本・編集:中川奈月
プロデューサー:ムン・ヘソン
撮影:芦澤明子 照明:御木茂則
録音:芦原邦雄 音楽:大嶋柊
美術:野澤優
出演:福永朱梨、金井浩人、美知枝、山中アラタ、中村優里、三坂知絵子、櫻井保幸、榮林桃伽、堀春菜、田中一平

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018国際コンペティション部門、SKIPシティアワード受賞
TAMA NEW WAVE2019ある視点部門
ドイツニッポンコネクション2019
田辺・弁慶映画祭2019 俳優賞受賞(福永朱梨)

高校生の澄子(福永朱梨)はある日橋から身を投げた。しかし、死ねずに生還してしまった。数ヶ月ぶりに学校に戻ってきた澄子は、幼馴染の秀明(金井浩人)を執拗に脅迫し始める。身を投げる原因を作ったのは秀明であり、秀明が教師である波多野(美知枝)と密かに交際していると言う秘密を握っていたのだった。その行為は日々エスカレートしていくが、そこには秀明との過去、そして澄子の家族に関わる、ある少女の幻影があった…。

本作品は立教大学大学院の修了制作として撮影された。学生映画であるにも関わらず、脚本の完成度の高さから、撮影には黒沢清監督、深田晃司監督、沖田修一監督の作品などを多く手掛ける芦澤明子キャメラウーマンが参加。主演には、カンヌ国際映画祭へ出品、絶賛された深田晃司監督『本気のしるし』出演の福永朱梨。誰にも愛されない孤独と悲しみから、他人を傷つけ、暴走していく澄子を繊細、かつ圧倒的な力で演じ、田辺・弁慶映画祭2019では俳優賞を受賞。

『昼の迷子』
(2018/30分/ブルーレイ上映)
監督:中川奈月 脚本:渡部雅人 撮影:呉楽
プロデューサー:徳永理仁、トリグル
製作:東京藝術大学大学院映像研究科
出演:青木柚、木下仁、山上直志、土村亮晟

引きこもりの昴太は日々、近所のホームレスを監視していた。ある計画を決行しようとした日、友達の慧の邪魔が入る。東京藝術大学大学院映像研究科での実習作品。短編ながら見応えのあるサスペンスホラー。

 

Bプログラム
『夜のそと』
(2019/93分/ブルーレイ上映)
監督・脚本:中川奈月
撮影監督:周談笑
プロデューサー:大塚安希、山崎智広
サウンドデザイン:AYITIKEN YAERMAIMAITI
音楽:大嶋柊 美術:北地那奈
編集:康凱洋
製作:東京藝術大学大学院映像研究科
出演:田中佐季、山岸健太、礒部泰宏、福永朱梨、河野宏明、小西悠加、小綿照雄、木村知貴

地方の小さな町に住むそと子は、ある夜、ある事を強要し束縛する夫、敦也から逃れようと森を彷徨っていると、都会からやってきたよそ者、幹郎に出会う。幹郎はそと子を気にかけはじめ、「自分ならなんとか出来る」と言うが…。東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作作品。閉ざされた異常な人間関係を受け入れて生きる女性を主人公に据え、独特のダークな世界が展開する。

 

8月21日(土) トーク  Aプログラム上映後
ゲスト:中川奈月監督
立教大学大学院映像身体学科で篠崎誠監督のもとで学び、修了制作作品『彼女はひとり』を監督、2018年に完成版を映画祭に出品し高い評価を得る。その後、東京藝術大学大学院映像研究科に進み修了制作として『夜のそと』(2019)を監督した。

 

《料金》入れ替え制1プログラムあたり
一般1300円 ユース(25歳以下)・会員1000円
《割引》当日2プログラム目は200円引き
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。鑑賞を希望される日時と作品名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039

協力:東京藝術大学大学院映像研究科


上映+講座 ジガ・ヴェルトフ『熱狂:ドンバス交響曲』 
2021年8月28日(土)13:30〜18:00

『カメラを持った男』(1929年)で広く知られ、ゴダールにも多大な影響を与えたソ連の映画作家ジガ・ヴェルトフ。彼の初のトーキー作品『熱狂:ドンバス交響曲』を取り上げ、上映と講座を実施します。

今回は新たな試みとして、レクチャーを間に挟んで、映画を2回ご覧いただきます。
まず上映し、その後、東海晃久氏によるレクチャー、そして2回目の上映、最後に丹生谷貴志氏と東海氏のトーク、という構成です。

 

「熱狂:ドンバス交響曲」 Энтузиазм (Симфония Донбаса)
(ソ連/1930/65分/16mm)製作:ウクライナフィルム
監督:ジガ・ヴェルトフ 助監督:エリザヴェータ・スヴィーロヴァ 撮影:ボリス・ツェイトリン
音響:ピョートル・シュトロ 音楽:ニコライ・チモフェーエフ、ドミートリー・ショスタコーヴィチ
 

レクチャー(50分)
講師:東海晃久(ロシア文学)
ドキュメンタリー映画の金字塔『カメラを持った男』(1929)撮影の翌年、ヴェルトフは世界初の同時録音による3部構成からなる新作に挑む。折しも、ソ連は戦後の国家再建を目指す新経済政策(ネップ)から第一次計画経済へと大転換を図り、これを機に各方面では集団化が開始される。本作においても俳優というプリズムを介しては見えてこない現実、カメラの眼(キノグラース)にしかとらえられない真実を映し出すことこそが革命的映画のあるべき姿なのだと、ヴェルトフは90年後の私たちに訴えかけてくる。
 

トーク(50分)
丹生谷貴志(美学)+東海晃久

 

協力:神戸芸術工科大学、橋本英治

《料金》 入替なし(1日通し)
一般:2000円 ユース(25歳以下)・会員:1800円
予約受付
メールと電話によるご予約を承ります。希望される日時とプログラム名、お名前、電話番号をお知らせください。予約で満席でなければ、当日に予約無しでもご入場いただけます。
info@kobe-eiga.net 078-754-8039


これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。