プログラムPROGRAM

フリッツ・ラング連続上映 アメリカ時代 1
2010年2月19日(金)〜21日(日)
サイレント末期からトーキー初期に、『ニーベルンゲン』(1924)、『メトロポリス』(1927)などの作品でドイツ映画黄金時代を代表する監督として活躍したフリッツ・ラング。1934年にナチス・ドイツから亡命した後は、ハリウッドで第二の黄金時代を築いた。
“アメリカ時代 1” では、反ナチ映画の傑作『マンハント』と『死刑執行人もまた死す』を上映する。
 
「マンハント」Man Hunt
(アメリカ/1941/106分/35mm)
監督:フリッツ・ラング 
脚本:ダドリー・ニコルズ 
撮影:アーサー・C・ミラー
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演:ウォルター・ピジョン、ジョーン・ベネット、ジョージ・サンダース、ジョン・キャラダイン
ヒトラー暗殺未遂犯としてゲシュタポに追われる身となった英国人ハンターが、ロンドンに逃れ、街娼ジェニーに匿われる。ラング最初の反ナチ映画で、その後、『飾り窓の女』などでヒロインとなるジョーン・ベネットとの出会いの作品。脚本は1月に当館で上映した『周遊する蒸気船』のダドリー・ニコルズで、本作品の企画も、先にジョン・フォードに持ち込まれたという。
 
「死刑執行人もまた死す」Hangmen Also Die!
(アメリカ/1943/134分/35mm)
監督:フリッツ・ラング 
脚本:ベルトルト・ブレヒト、フリッツ・ラング、ジョン・ウェクスリー 
撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ
出演:ブライアン・ドンレヴィ、ウォルター・ブレナン、アンナ・リー
ドイツ占領下のプラハで「死刑執行人」の異名を持つ非情なナチスの高官が暗殺される。犯人をあぶりだそうとするゲシュタポに対し、市民とレジスタンスは驚くべき解決策を見いだす。ラングがブレヒトの協力を得て実話をもとに映画化した傑作。
 
 

《料金》入れ替え制
1本あたり
一般1200円 学生・シニア1000円
会員1000円 学生会員・シニア会員900円

《割引》
2本目は200円引き

これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。