プログラムPROGRAM
2018 2

新東宝ピンク映画
ラスト・フィルム・ショー in 神戸 vol.2

2018年2月3日(土)・4日(日)

3回シリーズの「ラスト・フィルム・ショー in 神戸」の第2回。
フィルムによる映画製作・配給がほぼ終焉を迎えつつある今、長年低予算による製作をおこなって数々の才能を輩出した成人映画(ピンク映画)の世界も例にもれず、フィルムでの配給も倉庫における保管もカウントダウンがはじまっています。ピンク映画の老舗・新東宝映画の、なかでも21世紀にはいってピンク映画デビューした「新人監督」の作品にスポットを当てた特集上映。

 

「妻たちの絶頂 いきまくり」
(2006/62分/35mm)新東宝映画
監督・脚本:後藤大輔 プロデューサー:池島ゆたか 撮影:飯岡聖英 助監督:伊藤一平
出演:千川彩菜、吉岡睦雄、結衣、柳東史、なかみつせいじ、佐々木基子

ピンク映画監督の伸輔は別れた妻時雨との物語を映画にしようと計画するが、結核だった妻の療養に生涯を投じた叔父の物語と自身の物語が脳裏で交錯し…。後藤大輔監督が現実とも幻想ともつかない複数の物語=時間を多元的に構成。アヴァンギャルドかつ自伝的要素が濃厚な異色作である。

 

「裸の女王 天使のハメ心地」
プリントタイトル「裸の牝たち 見られていっちゃう」
(2007/62分/35mm)新東宝映画
監督:田中康文 脚本:福原彰 撮影:小山田勝治 音楽:大場一魅 助監督:中川大資
出演:青山えりな、結城リナ、サーモン鮭山、田中繭子、岡田智宏

マリとリンは幼なじみのストリッパーである。客の隆夫に求愛されたマリは彼の実家が大金持ちと聞いて結婚を承諾するが…。「紳士は金髪がお好き」をストリッパーの世界に置きかえたような気軽に楽しめるコメディ作品。本作が2作目となる田中康文監督が堂々たる娯楽作に仕上げた。

 

「うずく人妻たち 連続不倫」
プリントタイトル「今ここで抱いて、主人が寝てる間に…」
(2006/62分/35mm)新東宝映画
監督・脚本:福原彰 プロデューサー:深町章 撮影:清水正二 音楽:大場一魅
出演:佐々木麻由子、岡田智宏、里見瑤子、中村方隆、美月ゆう子、なかみつせいじ

年下の俊夫との不倫旅行の最中に小学生の娘が交通事故で死んでしまった光江。十二年後、彼女はひょんなきっかけで俊夫と再会するが…。新東宝映画社員でもある福原彰監督デビュー作。「よろめきドラマ」の極北ともいうべきスタイルと内容で密度の濃い映画的時間を現出させている。

 

協力:ぴんくりんく

2月3日(土)
『うずく人妻たち 連続不倫』上映後ミニトーク
ゲスト:福原彰
(監督) 聞き手:太田耕耘機(ぴんくりんく)

《料金》入れ替え制1本あたり
一般1200円 学生1000円 会員900円
《割引》
当日2本目は100円引き


第19回 くにづか月イチ上映会
2018年2月10日(土) 13:30〜

 

《料金》 無料

主催:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会


〈映画とトークのコラボレーション〉
東日本大震災から7年──いま、コミュニティのかたちを考える
ドキュメンタリー映画『まだ見ぬまちへ〜石巻・小さなコミュニティの物語〜』

2018年2月23日(金)〜27日(火)
 
わたしたちが大きな災害に襲われたとき、人と家族が再生の拠り所としたのはコミュニティでした。
復興まちづくりに求められたのもコミュニティの在り方でした。東日本大震災7周年、阪神大震災から23年。
両震災で被災者として支援者として研究者として活動された5氏の参加をいただき、映画とトークのコラボレーションで、くりかえし、コミュニティのかたちを考えます。
 

「まだ見ぬまちへ〜石巻・小さなコミュニティの物語〜」
(2018/145分/ブルーレイ上映)
製作:映画「まだ見ぬまちへ」の会
監督・製作:青池憲司 撮影:一之瀬正史 編集・構成:村本勝 整音・録音:黄永昌 
録音・撮影:山田武典 音楽:原公一郎 語り:黒田福美

この映画は、地震と津波で壊滅的な被害を受けた、宮城県石巻市門脇・南浜・雲雀野地区の「人とコミュニティの再生」を6年半にわたって記録した作品です。同地区は、震災前は1772世帯(4423人)が住んでいましたが、津波の被害が軽微ですんだのは10数世帯のみでした。その人びとは、被災直後から寄り合って自律と共助の暮しを始めました。しかし、土地区画整理事業や高盛土道路、防潮堤の建設など大工事は進行しますが、日常生活に必要なインフラはなかなか整備されません。居住環境が整わない地域の暮しをどう支えるか。高齢者のケアは? 新しい住民とのコミュニケーションは?
本作品は、一被災地の非常時のコミュニティ活動の記録であるとともに、そのテーマは、平時の地域社会づくりにも通ずる普遍性をもっています。

 

トーク 青池憲司(監督)とゲストが語り合います。
無料(当日の映画鑑賞者対象) 各45分(予定) 
[ゲスト]
2月23日(金) 小林郁雄(阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 上級研究員)
24日(土) 近藤民代(神戸大学大学院工学研究科准教授)
25日(日) 室崎益輝(神戸大学名誉教授)
26日(月) 河合節二(野田北部まちづくり協議会代表理事)
27日(火) 和田幹司(1.17 KOBEに灯りをinながた実行委員長)

→公式サイト
→Facebook

《料金》
一般:1700円 学生:1500円 高校生以下:1000円 シニア:1100円 会員:1000円
*初日サービスDAY 一律1100円

協力:くにづかリボーンプロジェクト、アスタくにづか神戸市保留床テナント会


これまでのプログラム|神戸映画資料館

※内容は予告無く変更する場合があります。

※作品によっては、経年退化で色褪せしている場合がございます。予めご理解ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。