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分類 井上陽一の活弁映画シリーズ

井上陽一の活弁映画シリーズ5
6月28日(日)
毎回盛況裡に御好評を戴いている弁士・井上陽一氏による活弁映画も回を重ねて今回は、お馴染み「水戸黄門」を大河内伝次郎が演じる時代劇の秀作が登場。
脚本は今年生誕100年にあたる山中貞雄、そのユーモア溢れる筋運びと若き日の荒井良平演出をご高覧のほど願います。
 

井上陽一(弁士)
いのうえよういち。1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。02年「OSAKA映像フェスティバル」で『雄呂血』、04年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』、08年には『実録忠臣蔵』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。関西唯一の現役弁士である。

「水戸黄門 来国次の巻」
(1934/61分[16fps]/ 16mm)
監督:荒井良平 脚本:山中貞雄 原作:大仏次郎 撮影:竹村康和 
出演:大河内伝次郎、沢村国太郎、市川百々之助、鳥羽陽之助、伊村利江子
この「水戸黄門」は第一編「来国次の巻」、第二編「密書の巻」、完結編「血刃の巻」の三作品として封切られたが、上映するプリントは「光圀と来国次」と改題されたもので、第一編「来国次の巻」を中心にまとめられている。物語はご存じ光圀公が助さん格さんを従え道中の途中、愛刀の来国次を盗まれたことから話は展開し、陰謀事件の密書をめぐる話に移行する。光圀役の大河内伝次郎の他、助さんを沢村国太郎が、格さんを市川百々之助が演じ、チャンバラ場面も豊富で和洋合奏と活弁が場面を盛り上げることは間違いない。 
 
 

《料金》
一般1800円 学生・シニア1500円
会員1500円 学生会員・シニア会員1300円


井上陽一の活弁映画シリーズ4
4月11日(土)
井上陽一の活弁実演も回を重ねて4回目。今回は阪妻の「坂本龍馬」と、上映の機会が少ない浪曲映画「召集令」の二本立て。幕末と明治の激動の時代を描いた作品を弁士の名調子でお楽しみください。
 

井上陽一(弁士)
いのうえよういち。1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。02年「OSAKA映像フェスティバル」で『雄呂血』、04年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』、08年には『実録忠臣蔵』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。関西唯一の現役弁士である。

「召集令」
(1935/約60分/16mm)
監督・脚色:渡辺邦男 原作・口演:東家楽燕 撮影:横田達之、渡辺五郎
出演:中田弘二、中野かほる、高木永二、広瀬恒美
 
明治の日露戦争時、病床の妻と幼い二人の子供をかかえる夫の元に召集令が届いた。突然の事態に家族の運命は一変、残された家族には貧苦の悲劇が待っていた。戦時における家族の愛情を描いた感動的な作品。本来は原作者である東家楽燕が口演する浪曲映画でパートトーキーだが、音声欠落につき全編活弁を付して上映。
 
 
「坂本龍馬」
(1928/26分[18fps](部分)/16mm)
監督:枝正義郎 脚本:冬島泰三 撮影:友成達雄
出演:阪東妻三郎、森静子、泉春子、中村琴之助、志賀靖郎
 
大政奉還に大きな役割を果たした幕末の英雄、坂本龍馬を時代劇の大スター阪東妻三郎が熱演。慶応3年、京都の近江屋で龍馬が暗殺されるクライマックスを中心にした残存部を上映。現在は太秦の東映京都撮影所となっている場所にあった「阪妻プロダクション」の珍しい映画。
 

《料金》
一般1800円 学生・シニア1500円
会員1500円 学生会員・シニア会員1300円


井上陽一の活弁映画シリーズ3
2009年1月4日(日)
新春の映画はじめは、活弁映画シリーズの第3回。かつて無声映画は活弁を付して上映するのが常でしたが、現在ではその機会が極めて少なくなっています。活動弁士・井上陽一さんの熱弁をお楽しみに。
 

井上陽一(弁士)
いのうえよういち。1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。02年「OSAKA映像フェスティバル」で『雄呂血』、04年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』、08年には『実録忠臣蔵』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。関西唯一の現役弁士である。

御誂治郎吉格子おあつらえじろきちこうし
(1931/80分[18fps])
監督・脚本:伊藤大輔
撮影:唐澤弘光
出演:大河内傳次郎、伏見直江、伏見信子、山口佐喜雄、山本禮三郎、高勢實乗
伊藤大輔監督による大阪を舞台にした鼠小僧と女たちを描く恋愛時代劇の名作。大河内傳次郎、伏見直江、伏見信子といった大スターが競演し、撮影の名匠・唐澤弘光による見事なカメラワークなど、サイレント映画黄金時代の醍醐味が味わえる。あの有名な「忠次旅日記・三部曲」をはじめサイレント時代の伊藤大輔監督作品は全て失われていると思われていたので、このフィルムが発見された当時、伊藤大輔を師と仰ぐ加藤泰が大喜びしていたことが思い出される。
 

《料金》
一般1800円 学生・シニア1500円
会員1500円 学生会員・シニア会員1300円


2008年5月18日(日)
井上陽一の活弁映画シリーズ2 「右門捕物帖 六番手柄(仁念寺奇談)」
今年1月に『祇園小唄絵日傘・第一話 舞の袖』と『血煙荒神山』でスタートした活弁映画シリーズの第2回。かつて無声映画は活弁を付して上映するのが常でしたが、現在ではその機会が極めて少なくなっています。活動弁士・井上陽一さんの熱弁をお楽しみに。
「右門捕物帖 六番手柄(仁念寺奇談)」
(東亜キネマ/1930/18コマ映写/80分)
監督:仁科熊彦
原作:佐々木味津三
脚色:山中貞雄
補筆:重政順
撮影:藤井春美
出演:嵐寛寿郎、頭山桂之助、尾上紋弥、原駒子、今成平九郎、鳴戸史郎、左衛門、橘右衛門、清川清、嵐寿之助、嵐寛枝、岡本正男
山中貞雄が脚本を書いたアラカン(嵐寛寿郎)の右門シリーズの名作。妖艶な原駒子の若き姿が懐かしい。字幕部分が削除されたプリントしか残っていないが、弁士の話術と和洋合奏の音楽が活動写真の魅力を存分に発揮するはずだ。

井上陽一(弁士)
1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。02年「OSAKA映像フェスティバル」で『雄呂血』、04年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』、最近では07年東京国際映画祭で『忠次旅日記』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。関西唯一の現役弁士である。


井上陽一の活弁映画シリーズ1
2008年1月5日(土)
かつて無声映画は活弁を付して上映するのが常でしたが、現在ではその機会が極めて少なくなっています。当館では新年のプレゼントとして弁付き上映会を初めて開催します。活動弁士・井上陽一さんの熱弁をお楽しみに。
「祇園小唄絵日傘・第一話 舞の袖」
(1930/18コマ映写/50分)
製作:マキノプロダクション(御室撮影所)
監督:金森万象
撮影:松浦茂
マキノを代表する金森万象が祇園を舞台を撮った「小唄映画」はサイレント時代のミュージカルメロドラマ。ロケーション撮影も活かし、祇園を舞台に悲劇が展開する。

 
「血煙荒神山」
(1929/18コマ映写/25分)
監督:辻吉郎
主演:大河内傳次郎

 

井上陽一(弁士)
1938年、姫路市生まれ。浜星波に師事。60年から活動写真弁士として活躍。02年「OSAKA映像フェスティバル」で『雄呂血』、04年の京都映画祭では『特急三百哩』『からくり蝶』、最近では07年東京国際映画祭で『忠次旅日記』を名調子で活弁するなど、各地の映画祭等で活躍。関西唯一の現役活弁士である。


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